5月定例市長記者会見 湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の対応

令和4年5月27日

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の対応
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 それでは、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について、報告します。お手元の資料をご覧ください。
 まず、実施協定締結期限の再延期についてです。平塚SeasidePark共同事業体と基本協定を締結した湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業は、塩・風の調査や既存樹木をさらに保全する検討等を行うことから、工事着手するための実施協定の締結期限を当初予定していた令和3年12月28日から令和4年6月30日に延期しています。また、当該事業にかかる関係機関との調整等を行っている中、交通処理に係る関係機関協議を進める過程で、より安全性・円滑性に配慮した計画とすることが望ましいとされています。そこで、さらに慎重に検討を重ね、より一層安心安全な公園とするために、事業者と協議を行い、施設配置を一部見直す必要があると市として判断しました。
 施設配置の見直しにあたっては、これまでの関係機関協議、市民意見、私が指示している3つの事項等を踏まえることを考えています。その上で、関係機関協議等を改めて行う必要があることから、新たな工事着手するための実施協定の締結期限を令和6年3月29日とすることで事業者と協議を行っており、6月末までに決定します。
 次に施設配置の見直しの方向性についてです。当初プランのコンセプトや計画の考え方を継承しつつ、施設配置の見直しの方向性は、次の内容を中心に事業者と協議を行っており、見直しプランの図案と令和6年3月29日までの工程については令和4年夏にはお示しする予定です。
(1)2カ所計画していた駐車場は、東駐車場1カ所に集約することを考えています。
(2)既存樹林のさらなる保全等を図ることを考えています。
(3)飛砂防備機能の確保、塩・風調査の結果を踏まえた対応を考えています。
(4)新規植栽を増やすことや一部施設の規模・位置の見直し等を考えています。
 以上の見直しを行いながら、引き続き、海・景観・自然・食を誰もが楽しめる海辺の総合公園として整備していきます。
私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨

Q記者:締結後、今年6月末からほぼ2年弱先延ばしにしたということだが、そういう考え方に至った理由は、交通処理にかかわるものか。
A市長:今まで形を作って、Park PFIの事業者を募集して進めてまいりましたけれども、この間、交通の処理に関わるものについて、いろいろ協議も進めてまいりまして、その中で、安全性だとか円滑性に対して、より一層そういうものを求めるべきだと市で判断させていただいて、その理由で今回、実施協定の延期をせざるを得なくなったということであります。

Q記者:これまでの計画概要からして、問題点が生じて、2年弱の長い期間伸ばさないといけないと判断するようなものは何か。
A市長:繰り返しになってしまいますけれども、決して今までの計画が、安全性が保たれなかったものではありませんし、しっかりと協議をしてきたんですけど、より一層もっと安全性を円滑性を求めなければならないということが大きな理由であります。その間、いろいろ事業者からは1年9カ月の期間が必要という話があったんですけれども、市といろいろなガイドラインを基に精査をした結果、通常は1年6カ月くらい考え直し(の期間)を、求めていこうと考えていきますけど、それと並行して、関係機関協議に必要な期間もございますので、1年9カ月が必要な期間になってしまったという形です。

Q記者:海岸側の車の出入りの構造の何がネックになっているのか。
A都市整備部長:交通管理者からは、交通の安全性、円滑性に配慮した計画とすることというご意見がございました。もう一つ、道路管理者からは、国道134号は走行速度が速く、交通量が多いことから、西駐車場の切り下げ形状の出入り口について、出口と本線の出合い頭の事故に対するさらなる配慮など、より安全性、円滑性に配慮した計画とすることが望ましいというご意見もいただきました。そういったことから、今回ペーパーでもお渡ししてあるように、西側の駐車場を東側駐車場に移設するというところが大きくある。駐車場が二つあったものを一つにするわけですから、計画の見直しとしても、一定程度の内容も変わってきますことから1年9カ月という期間を頂いたということです。

Q記者:誰から指摘されたのか。
A都市整備部長:交通の関係では、交通管理者と道路管理者から。

Q記者:交通管理者と道路管理者とは具体的に誰か。
A都市整備部長:交通管理者は警察になります。道路管理者は神奈川県になります。県と県警では言っていることが違うので、ここは分けていただきたい。

Q記者:2者からいろんな指摘があった中で、こういった指摘があったということですか。
A都市整備部長:具体的には、特に道路管理者、県は、先ほど言った国道134号うんぬんといった話です。

Q記者:西駐車場の切り下げというのは、国道の面から下るような構造の道と解釈をすればよいか。
A都市整備部長:元々、当初の案が東と西があって、東は交差点から信号があるところを出入り口にしていたんですけれども、西側は交差点下ではなくて、公園事業を考えているところの前面に歩道があるんですけれども、普通に歩道のところから新しく駐車場を付けるときは、例えば一般の家庭でも歩道の切り下げをして車を出入りできるようにする。それと同じように今回の当初案も、西側については歩道の切り下げの形をとって、出入り口を作ろうと考えました。しかし、その道路管理者から、それだと信号処理ではないものですから、普通に134号のところに出てしまうので、冒頭申した134号は走行速度が速かったり交通量が多いからそういった出入り口だけだと危ないだろうと、ご意見もありまして、市としてもいろいろ検討はしたんですけれども最終的には安全性を考えたら、やはりそこでの形状、出入りは難しいと判断して、東側に一カ所に集約して、という考え方に至りました。

Q記者:それで大幅な計画全体の見直しが必要になった、時間をかけて見直さなければならないことが、生じましたということか。
A市長:内容的には今まで考えていた計画、例えば建物の配置ですとか中身とかですね、そういうものは今までの計画を踏襲して進めます。部長からお話をさせていただきましたけれど、安全性、交通の安全性、これを考えたときにやっぱり大きくは駐車場2カ所を東側にまとめるということもありますので、そのために協議も並行して行いますので、それだけかからざるを得ないということになってしまいました。

Q記者:2カ所の駐車場を1カ所に集約するということだが、これまで2カ所分で駐車台数は何台で、見直しをすることによって駐車台数は変化はあるか。
A都市整備部長:当初では、東西合わせて120台を考えていました。見直し後はどうなるのかは、これから見直しプランを考えていきますので、その中で検討はしていくことになります。

Q記者:見直しをすることによって、駐車台数が例えば減るとか増えるとか、基本的な考え方としては、同等の台数を確保する考え方なのか。
A市長:いろいろ担当から聞いていると、前の計画も踏襲しながらということですので、前のものを基準に考えて、進めていくものだろうなと思っています。しかしながら、それ以上大きくなる、するというのは、これはちょっと難しいのではないかなと思っています。
都市整備部長:駐車場だけで見直すものではなくて、駐車場がある程度原因としては大きいが、それに伴って、当初の計画を踏襲しながら、施設配置の規模や位置をある程度は見直していかないといけないと思っておりますので、その中で駐車場の形状ですとか、台数も検討していくという形になります。

Q記者:一度延期した原因となったように、市民から木を切ることによって住環境が変化してしまうのではないかという懸念があり、市も風害・塩害について調査をしたこともあった。今回の計画変更で、(資料の)2番目のところで既存林のさらなる保全を考えていますとしているが、変更によって例えば樹木を切る部分を少なくするような形になっていくものか。それとも今回の見直しの中には、関係ないものか。
A市長:樹林の保全につきましては、市民の皆さまからも懸念の声も頂いておりますので、そういうことも参考にしながら、この当初考えていたプランよりは、同等以上の確保をしていきたいなと思っています。しかしながら、反対の中には、樹林を全部切ってしまうような主張をされる方もいらっしゃいますが、そもそもそういうことはなくて、われわれはBエリア、東側の樹林につきましては、ある程度使って保全をしていこうという計画でありました。当初の計画では樹林の保全率が38.3パーセントくらい元のものも使いながらやろうということでしたので、その当初の計画より同等以上には確保していきたいなと私は思っております。実は私の三つの指示の中で、樹林をどれだけ残せるのか検討するようにという指示もありますので、そういうこともトータルして考えてもらいながら、対応を進めていきたいなと思います。

Q記者:現在の計画における東西の駐車場それぞれの面積はどのくらいか。集約することによってどのくらいの規模になるのか。
Aみどり公園・水辺課長:当初プランでは図案としてお示しして、120台、東西60台ずつということでお示ししております。申し訳ありませんが、面積は数字として持っておりません。見直し後のことについてもこれから見直しをかけていくので、どの範囲までというものも今、持っているものはございませんので見直し後の面積も現在のところは承知はしてございません。今後検討はさせていただきます。

Q記者:見直しによって工事着工に影響があるのか。
A市長:1年9カ月延ばすということなので、そのまま着工は伸びてしまうということです。実施協定を結べなければ具体的な着工はできないので、着工自体が伸びてしまうということです。

Q記者:本来だと来月あたりから。
A市長:そうです。

Q記者:塩害・風害の調査を今年になってやってきてその結果はいつ分かるのか。
A都市整備部長:塩害・風害の調査は5月31日まで行います。それから最終的な分析・まとめをしまして、できましたら図案などは今年の夏には発表したいと思っておりますので、その時に塩・風の調査結果もお示ししたいと思っています。

Q記者:事業者を変えるわけではないのか。
A市長:はい、違います。

Q記者:地域・市民の方はご存じか。
A都市整備部長:まず、今日(記者の)皆さま方にご報告させていただき、(午前中には)議会にも報告させていただきました。これから、地元の方にもご報告はしますし、ある程度大きな周知としては、夏には図案なども発表していきますので、その後具体的なコミュニティーミーティングとかもしながらご説明していきたいと考えています。

Q記者:地元の方はまだ、これからか。
A都市整備部長:はい、これからという形になります。

Q記者:それも踏まえて、「結局また話が終わらないじゃないか」というようなリアクションがあると想像する。これまで以上に丁寧に説明が必要になると思うが、その辺はどのように理解を求めるのか。
A市長:今、皆さまにご説明を申し上げましたとおり、当初の考え方とか、海辺の総合公園を魅力化をして市民に愛してもらう、外来者に愛してもらう、そういう施設をつくっていきたいという考えは変わっていませんので、基本的な考えを保ちつつ、安全の確保のためにこういう形になりましたということで丁寧なお話を申し上げたいなと思っています。どうしても協議をしていく中で、安全性に疑問符を持たれてしまうと、これから先、進んでいく中では魅力が欠けてしまうので、それを十分に考慮して今回こういう対応をさせていただくことになったということを御理解をいただければと思っております。

Q記者:1年9カ月はそれに必要であるということか。
A市長:そうです。

Q記者:道路管理者から指摘を受けたということだが、指摘を受けたのはいつか。
Aみどり公園・水辺課長:道路管理者から安全性・円滑性をより配慮した計画が望ましいと意見としていただきましたのは、令和3年6月です。

Q記者:当初は着工が昨年の12月という予定で、それに向けての話を関係機関と協議している中で昨年の6月に県からの考え方が示されたということか。
A都市整備部長:昨年の6月に道路管理者からご意見をいただいて、市としてはそれに対し、当初プランで何とか安全性を高める形を検討したりしてきました。なかなか最善の安全策が難しいという判断に至ったので、西側の駐車場はやめざるを得ないという考えに至りました。

Q記者:ざっくばらんにいうが、事業者は怒っていないのか。
A市長:安全性の確保のためにこういうものが必要であったということは、担当からも丁寧にお話をする中では、やはり事業者としても案を出して進めようとしてきたわけですので、そのすり合わせについては、なかなかやっぱりすぐにはご理解が難しかったのかなと報告を受けていますが、担当も含めてそういう安全性についての取り組みについてお話をした中では、今では平塚が海の魅力をこれから発信していこうと、Park PFIの中で引き受けていただいた事業者としてそれを前向きにとらえて次のステップへ向けようということで、ご理解をいただいていると私は報告を受けています。

Q記者:時系列的なものでお話を伺いたい。概要が発表されたのが2020年、市民に見れるような形になって、駐車場がどう配置されるかとか出たと思うが、それから1年以上たってから交通に関する指摘をされたのは一般的なことか。
Aみどり公園・水辺課長:まず当初のプランの概要を発表させていただきましたのは令和2年の1月、2020年です。発表した後、すぐに説明会等を市民の皆さまに行いたかったんですが、コロナの感染が広がってきている時期でありまして、全体での説明会はなかなかできませんでした。そこで、令和2年度は、コミュニティーミーティングという十数人くらいの少数での意見交換であったりWEBを使った意見交換であったり、市民の方にご意見を募集したり、基本的に令和2年度は公開、発表させていただきました計画(にもとづいて)、市民対話を続けてまいりました。そこで、反映できるご意見を計画に取り入れまして、令和2年度の途中段階で、調整といいますか、事前の協議の準備とかはしてきたんですが、令和3年度になりまして、交通処理に関する調整を本格的に始めたという流れでございます。

Q記者:市民対話があった分、交通に関する話が始まるのが遅れたのか。
A:事前の調整とかは、させていただいていたんですが、本格的に交通の安全性、円滑性ということがご意見として示されましたのは、令和3年。

Q記者:ParkPFIだからそうなのか、通常市の公共施設を建てる場合でも、そういった段階から交通に関する調整はあるものか。
Aみどり公園・水辺課長:市で計画を立てる場合でも当然、交通の協議は必要になってまいりますが、ケースによっても変わってくると思いますが、例えば、公園の整備ですと、事前にワークショップを行ったりという形をとって計画をある程度目に見えるものにまとめて協議に入ってまいりますので、少なくとも計画図といいますか、それがないと交通の協議に入っていけませんね。
A都市整備部長:最初の公表したのは、パース図的な絵なんですね、あれをもとにもう少し関係機関協議を行っていくには設計図レベルにブラッシュアップしていかないと協議はできませんので、令和2年度は市民の意見を聞きながら設計図面をブラッシュアップしていって、令和3年度から本格的に協議に入ったという流れになります。

Q記者:結構長い時間がかかってから、今回の再延期が決まったように感じているが、それは特段遅れる理由があったというわけではなくて、しかるべき手順でこうなったということか。
A都市整備部長:令和3年度に交通の協議が本格的に始まって、そこから、いろいろご意見をいただき、市と事業者が一緒になって検討してきたんで、その検討期間が長いか短いかという差異は事業の内容によってですね。

Q記者:本来であれば昨年の12月の段階で工事着工を目指していたと思うが、その半年前の段階で道路管理者、交通管理者からのそういう声があったことは、どちらにしろ延期せざるを得なかったのではないかと思うが。
A都市整備部長:その段階では、われわれは当初案の考え方で、安全性を高めて進んでいきたいということでいろいろ検討してまいりました。

Q記者:配置見直しの方向性について、この夏に新しいものが出るのはどのようなものか。
A都市整備部長:ある程度、前回のお示ししたときのパース図的な、平面図的なものを夏にはお示ししたいと思っております。

Q記者:その中に、既存樹林の保全とか、新規植栽を増やす理由はどこにあるのか。
A都市整備部長:既存樹林を増やすというのは先ほど市長も言っていたとおり、継続的に行っている案件なので、当初案のときでも途中からそういった検討をしているし、今回は見直しになりますけど当然検討事案としては継続されているという考えになります。

Q記者:西側の駐車場は国道134号に面して、東側の駐車場は何に面してるか。
A都市整備部長:今回の公園は134号に面した長方形的な公園なんですけども、西側の駐車場は直接的に134号に、先ほど言った歩道の切り下げの形で(入る)出るという形になるんですけども、東側の方は既存に信号機があるところに、一部市の道路を作って、そこに駐車場の出入り口が入るという形になります。

Q記者:着工は本来昨年12月だったのが、来月あたりに延びて、さらに1年9カ月延びるということか。
A都市整備部長:工事着手にかかる実施協定締結期限が、今まで今年の6月30日までだったんですけど、それを令和6年の3月に伸ばすということです。

Q記者:供用開始は。
A都市整備部長:それから、事業者側と契約をして、そこから工事着手にはいります。

Q記者:供用開始は当初は今年12月。
Aみどり公園・水辺課:当初の予定は令和3年12月に工事を着工しまして、供用開始を令和4年12月、今年の12月に予定をしておりました。まず、令和3年12月を昨年の段階でいったん令和4年の6月末までと、1回延期をさせていただいております。今日ここで発表させていただきましたのは、令和4年6月末までの期限を令和6年3月29日まで、再延期をさせていただくということでございます。

Q記者:令和6年3月着工とは言えないのか
Aみどり公園・水辺課長:実施協定は工事を行うのにあたりまして事業者と市で交わす協定ですので、正確に言いますと、実施協定の締結期限を令和6年3月29日までに延ばさせていただきます。その協定に基づいて、工事の開始をする。実施協定を交わすということは、工事に手を付けますという協定でございます。

Q記者:供用開始は令和4年12月から、いつに延びるということか。
Aみどり公園・水辺課長:今回事業者と実施協定締結を令和6年3月29日までに、締結しましょうということで、協議を行っておりまして、その着工後の工事スケジュール、どれくらいの期間工事がかかるのかは、事業者と調整ができておりませんので、供用開始の予定というのはまだ全然ございません。

Q記者:未定だが1年9カ月は延びる。
A都市整備部長:そうですね。

Q記者:樹林は何本とか面積とかあるか。
Aみどり公園・水辺課長:まず樹林の本数については承知をしておりません。既存樹林の面積につきましては、11,049m2です。

Q記者:そのうち30何パーセントかはもともとの計画としてあって、それをさらに、どのくらい増やすかっていうのは分からない。
A都市整備部長:これからの検討です。

Q記者:できるだけ増やすみたいな姿勢でいいか。
A都市整備部長:既存樹林のさらなる保全ですね。この当初案に対しですね。

Q記者:さらなる保全をしていきたいと。それは市民の声にこたえることになるでいいか。
A都市整備部長:われわれとしては市民からも既存樹を残してほしいという要望も受けてますし、市長からもそのような指示を受けてますので、今回はこういったさらなる保全を考えているという。

Q記者:これからも市民の声をよく聞いて、前向きに対応する、でいいか。
A都市整備部長:今まで市民の声は聞かせていただいて、当初プランというものが出来上がっておりますので、そういった意味では、当初プランの考えを継承していくということで、今回見直しを図っていきますので、市民の声に対しては、今後見直しプランができあがった後、コミュニティーミーティングの中で示していきたいと思っています。

Q記者:樹林側がマツとか樹齢何年とか。
A公園整備担当長:樹齢何年はわかりませんで、クロマツ、トベラ、シャリンバイとかがございますが、樹種を今手元にありません。樹齢までは把握しておりません。
A市長室長:約40年前に芝生の公園ができて、その後、木が植えられました。

Q記者:40年前から植栽を始めたでいいですか。
A市長室長:はい。

Q記者:駐車場の配置を変更することについて、関係機関から意見があってということだが、その二つの機関許可を得ないと工事が進められないのか。

Q記者:公園計画を進めるにあたって、駐車場の出入り口の問題が解決しないと工事を進められないのか。
Aみどり公園・水辺課長:西側駐車場の入り口は、国道134号の、今高くなっている歩道を、車が通れるように下げる工事が必要になってまいります。その工事を行うにあたり、まず交通管理者である県警の許可等は必要ありません。ただ、歩道は道路施設なので、道路管理者、神奈川県から歩道を車が通れるように下げる工事をさせてくださいと、神奈川県の許可は必要になってきます。
A都市整備部長:今の段階で許可をおろす、おろさないという話ではなくて、今まだ計画をしている段階だったわけです、令和3年度は。その中で、トータルで交通管理者や道路管理者から出入り口の話もありますし、公園全体の計画というのは煮詰めていかないと次のステップには進んでいけませんので、その段階でそういったご意見をいただいて、市としては来園者のより安全性を考えて今回、プランを変更したという形なので、将来的には工事という話にもなりますが、工事の前の計画の段階で安全性を考えてというところになります。

Q記者:昨年の6月にご意見をいただいて、12月に計画を延期するという話になったときはまだ当初プランでいけるのではというところであったのか。
A都市整備部長:そうです。当初案でいきたいと考えていました。

Q記者:そこがどうしてもうまくいかないだろうということで、見直さなくてはいけなくなったのか。
A都市整備部長:12月という月だけではなくて、令和3年度、そういった部分でいろいろ検討してきました。事業者ともどういった形が安全性が取れてといった部分を検討してきましたけれど、なかなか100パーセントの安全性というか、市としては懸念材料があればより一層の安全性の高い公園にしたいので、そこで当初の考え方を断念せざるを得ないということです。

Q記者:ご指摘があったのは安全性の部分だけか。
A都市整備部長:交通の安全性と円滑性です。
A副市長:134号の車の流れということです。円滑な流れということです。

Q記者:そこを妨げないということか。
A副市長:妨げないようにしてほしいという、妨げるといっても程度の問題があります。先ほどから部長が説明しているように本来の計画、出されたプランが法的に問題があるとか、許認可がおりないとか、私どもとしてはそういうものではないと理解をして当初の案を採択したわけでございます。ですから、昨年の12月の時点でまだこの案でもう少し工夫をしていけばご理解が得られるのではないかと思っていました。ただ、より安全、より円滑にというご意見の中で、それに応えていかざるを得ないというのが市の判断になったということです。

Q記者:歩道の切り下げというのはどういうことか。
A都市整備部長:場所によって歩道の形状は変わりますが、車道があって1段高くなっているのが歩道の一般的なものですが、それを車道と同じ高さに下げなくてはいけない。その部分を切り下げといいます。公園の駐車場は造成して車道とほぼ同じ高さになっています。歩道だけは上がっているのでそれを下げてフラットになるということです。

Q記者:意見があってご検討されたということだが、途中で車の出口を変えようとかほかのプランはなかったのか。
A都市整備部長:そういうのも含めていくつか検討していて時間がかかったということです。
Aみどり公園・水辺課長:私どもも安全対策が必要だということでは認識しています。例えば誘導員を配置して、出合い頭の事故が無くなるように誘導員が国道から公園への進入、もしくは公園から国道への退出、これを誘導するであるとか、駐車場の出入り口より手前に駐車場での出入り口に明示を、看板などを付けてなどさまざまな対策を考えたのですが、抜本的に事故を避けられるかというところが残ってしまいましたので、今回の駐車場の集約というのは考えていきたいと思っています。

Q記者:塩害と風害の調査を6月末までやって、それで結果がその後出るのだろうが、市民団体がいうような、津波対策とか災害対策を、市民団体も認めているのか。
A市長:そもそも、津波に対する考え方は平塚市は一貫しておりまして、1番大きな高さだと9・6メートルと想定がされております。万が一そのクラスの津波が来た場合は、ちょっと乱暴な言い方ですけど、樹林があるなしに関わらず、これは大きな被害がありますので、もしその津波が来たらやっぱり逃げていただくことが基本的な考えですので、あの樹林帯がすべて残れば命が助かるという考え方はちょっと違うんじゃないかとわれわれ、私は主張しておるんですけれども。そういう中で、風の影響ですとか砂の影響ですとか、いろんなことがありますので、(津波避難)タワーを作ったり安全対策津波対策をしたうえで、自然への配慮も含めて私から今の樹林帯をどれだけ残すことができるのか、検討をもう一回しなさいよということで指示を出しておりますので、あれが全部残れば何でも安全よというのは、それはちょっと違うのではないかなと考えております。

Q記者:伐採して新たに植林もするのか。
A市長:します。

Q記者:具体的には。
A都市整備部長:具体的にどの場所に新たな植栽をするとか、既存樹をどこを切るとか、それはこれから今見直しをプランで図っていくので、今この場で具体的にどの部分がというのは、まだお話しすることはできないです。

Q記者:先ほどの38.3パーセントとは
A都市整備部長:当初(案)のものです。

Q記者:新たな植栽は入っていないわけですよね。
A都市整備部長:あくまで既存樹の残るパーセント、特にBエリアといっています東側の部分、そこが既存樹の保全率が当初案ですと38・3パーセントあるというところです。

Q記者:新たに植栽したのを入れたら何パーセントになるとかそういう数字はないか。
A都市整備部長:当然植栽はそれ以外にもしますので。当初プランのトータルの植栽率というのは手元にないので。

Q記者:それも踏襲なのですか。
A都市整備部長:どの部分を踏襲していくのかはこれから見直しの中で、考えていきます。ただ基本的な考え方ですとかは変えていかないというところになります。
 

その他の質問

Q記者:県内の自治体で海水浴場をはなからやろうという方がほとんどでして、平塚市は先日ご担当に伺ったら、まだ決まっていないということでしたけども、今のところのお考え方としてはどうでしょうか。
A市長:お話も聞いていただいたと思うんですけど、実は5月の11日に、県の方から令和4年度の海水浴場のルールに関するガイドライン、これは毎年県の方から来るんですけれども、これが示されました。それを基にですね、開設をするかどうかを含めて、今検討をしております。結論的に言うと、6月上旬ごろまで、来月の頭くらいまでに決定して発表したいというふうに思いますけれども、今の状況、コロナの感染状況とかそういうことを考えると、開設をしていく、開いていくというその方向で、ぜひとも私はですね、考えてくれるようにということで、指示を出しております。

Q記者:県が出されたガイドラインの9ページにあった、コロナの対策というのが今回去年と一番変わったところだと思っているんです。こういう時には休場してくださいという文言が書いてあると思うのですが、そういうのは平塚市が開設を検討するにあたって助かることか。評価というのはどのようにとらえておりますでしょうか。
Aみどり公園・水辺課長:県の今おっしゃられましたコロナの関係で、どのような状態になったら、どのようなことを守ってください、具体的には、県内にまん延防止等重点措置や緊急事態宣言が実施された場合には、海水浴場設置者、関係者は、県の要請に対して順守に努めることなどが追加をされてございます。県のガイドラインにこのような、昨年度から今年度改正があって明確に書かれたということは、評価といいますか、これをもとに市の方でも、平塚海岸のルールを策定していきますので、こちらが当然順守していくべきものと考えております。

Q記者:そのルールを作るにあたって、参考にするのに十分分かりやすくなったといいますかそういったことはありますか。
Aみどり公園・水辺課長:分かりやすくと申しますか、明確にこのようなものが書かれましたので、当然市のルールの方にも、ルールとしてしっかり守っていくべきことが新たに追加されたと考えております。

Q記者:昨日、平塚市観光協会の福澤会長のあいさつの中で、花火大会を今年はやるとあいさつがあったが、それは間違いないのか。
A市長:一昨日、七夕まつりの実行委員会があって、七夕まつりの進め方について検討し、了承されました。日程的には7月の8・9・10日の3日間で開催します。飾りを中心とした七夕まつりになりまして、その後、交通規制の時間とかも決めました。その後、花火大会の実行委員会をやりまして、開催をするということで決定をさせていただきました。8月26日(金曜日)、雨の場合は28日に開催するということ決めさせていただきました。

Q記者:七夕ともに3年ぶりの開催となるが。
A市長:七夕は大掛かりなお祭りですので、コロナ等の安全対策、露店でいろいろ食べ物を持ち歩いて動く中で対策ができるのか、本当に苦渋の決断でしたけれども、平塚の七夕まつりに人が集まることによってコロナのまん延を招いてしまうということは避けなければいけないということで、2年続けて大きな七夕まつりは延期しましたけれど、その中でも花火は外で打ち上げるので、なんで花火はやらないのかという声も私にいただいてまいりましたけれど、やっぱり平塚の観光の目玉としては、七夕まつりと花火、よさこいとかもありますので、今年は市制90周年で七夕まつりも冠に市制施行90周年とつけさせていただきましたので、それと同じに七夕まつりと同様に安全対策を施した上で、花火も開催をするということで、今年は市民の皆さまに対して、コロナからの復興とは言いませんが、コロナをやっつけてこの夏にまた次のステップへまちが進んでいくためにもこの花火大会ができるということはとてもうれしいことだなと思っております。実行委員会が決めていただいた花火を開催するということを尊重して敬意を払いたいと思います。

 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 みどり公園・水辺課 公園整備担当 木原
電話 0463-21-9852
 

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の対応

実施協定締結期限の再延期

 平塚SeasidePark共同事業体と基本協定を締結した湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業は、塩・風の調査や既存樹木をさらに保全する検討等を行うことから、工事着手するための実施協定の締結期限を当初予定していた令和3年12月28日から令和4年6月30日に延期しています。
 また、当該事業にかかる関係機関との調整等を行っている中、交通処理に係る関係機関協議を進める過程で、より安全性・円滑性に配慮した計画とすることが望ましいとされています。
 そこで、さらに慎重に検討を重ね、より一層安心安全な公園とするために、事業者と協議を行い、施設配置を一部見直す必要があると市として判断しました。
 施設配置の見直しにあたっては、これまでの関係機関協議、市民意見、市長の3つの指示等を踏まえることを考えています。その上で、関係機関協議等を改めて行う必要があることから、新たな工事着手するための実施協定の締結期限を令和6年3月29日とすることで事業者と協議を行っており、6月末までに決定します。
 

施設配置の見直しの方向性

 当初プランのコンセプトや計画の考え方を継承しつつ、施設配置の見直しの方向性は、次の内容を中心に事業者と協議を行っており、見直しプランの図案と令和6年3月29日までの工程については令和4年夏にはお示しする予定です。
(1)2カ所計画していた駐車場は、東駐車場1カ所に集約することを考えています。
(2)既存樹林のさらなる保全等を図ることを考えています。
(3)飛砂防備機能の確保、塩・風調査の結果を踏まえた対応を考えています。
(4)新規植栽を増やすことや一部施設の規模・位置の見直し等を考えています。
 
 以上の見直しを行いながら、引き続き、海・景観・自然・食を誰もが楽しめる海辺の総合公園として整備していきます。