3月定例市長記者会見 みんなの広場完成に伴うオープニングセレモニー

令和5年3月15日

3月定例市長記者会見 みんなの広場完成に伴うオープニングセレモニー
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 この度、市制施行90周年記念事業として総合公園に整備を進めてきたインクルーシブ遊具を備えた「みんなの広場」が完成しました。完成までに、さまざまな形で支援いただいた関係者をお招きしてオープニングセレモニーを開催します
 オープニングセレモニーは、3月19日の日曜日、午前10時から11時の予定で総合公園内みんなの広場にて開催します。
 当日は、来賓として市議会から正副議長や障がい者団体連合会会長、ネーミングライツパートナーをお招きします。また、招待者として、クラウドファンディングで一定額以上の寄付をいただいた方や、本事業への指定寄付金として御協力いただいた方、完成するまでにご意見や対話を重ねさせていただいた障がい者団体や特別支援学校の関係者、市内私立幼保関係団体などもお招きしています。
 オープニングセレモニーの内容は、寄付者への感謝状贈呈やテープカットなどを行うほか、市内でUDダンスの普及に尽力されている北村仁(きたむらじん)氏による特別公演を予定しています。
 みんなの広場は、ユニバーサルデザインを取り入れた8種類の遊具をはじめ、ベンチやパーゴラなどを備えています。供用開始はオープニングセレモニー終了後からです。その他の概要については資料のとおりです。
 なお、広場の内容や経緯などをまとめた冊子「こどもクリニックどうかい」みんなの広場 インクルーシブ遊具広場のあゆみを配布いたしておりますので、参考にご覧ください。
 説明は以上となります。

質疑内容の要旨

Q記者:広場の年間維持費は。
A総合公園課長:想定している金額が年間110万円です。
 
Q記者:先ほどネーミングライツの年額が約150万円と言ったが、差額の40万円は何か。
A企画政策部長:総合公園には共用部分もありますので、そういうところに使ったりとかを含めて150万円です。みんなの広場だけだと110万円ですが、園路など総合公園全体の共用で使っている部分にも充てているということです。
 
Q記者:この広場の特徴を教えてほしい。
A都市整備部長:まず、設置するまでにいろいろな障がい者団体ですとか関係する学校と数多く意見を聞いたりですとか、対話を重ねてきました。その中で、どういった遊具がいいかとか配置などを話し合って対応してきたことだと思います。そういった意見を基に8基の遊具を設置しました。東京都の砧公園にはこういったインクルーシブ遊具がありますが、そこはフェンスで囲っていますが、囲ったほうが良いという意見、囲うと差別感があるという意見もあって、平塚市では低木の植栽で囲っています。そういったところが特徴になると思います。
 
Q記者:最初は職員の提案で始まったと思うが、話し合いにかけた時間はどのくらいか。
A都市整備部長:120の関係する団体からご意見をいただきました。意見照会が3回とヒアリングが4回、面談を6回実施しています。
Aみどり公園・水辺課長:お手元にお配りした冊子の18ページをご覧ください。整備に係る会議と市民対話ということで、今までの経過が示されています。対話を最初に始めたのが令和3年3月に子ども教育センターと面談いたしまして、それ以降に障がい者団体の皆さまと意見交換をしています。
 
Q記者:(準備は)令和3年の3月から昨年の1月ということで良いか。
A都市整備部長:そうです。
 
Q記者:全国でどのくらいあるのか。神奈川県内ではどのくらいあるのか。
A都市整備部長:私どもが把握しているのは令和2年の3月に東京都立の砧公園にできたということが分かっています。その後、静岡とか岩手でも事例があるということは把握しています。県内につきましては、藤沢市があります。公園では藤沢市の次に平塚市です。
 
Q記者:藤沢市と比べると規模的にはどうか。
A都市整備部長:藤沢市は遊具が4個あります。
 
Q記者:広さ的にはどうか。
A都市整備部長:広場の面積は約3200平方メートルです。東京都の砧公園もだいたい3200平方メートルです。藤沢市は約2400平方メートルです。
A市長:県内では最大級だと思います。
 
Q記者:平塚市の今回の広場は駐車場や動物園とスタジアムの間にあって、低木で囲われていて良いなと思う。そういった立地である一方で、こういった遊具というのは、障がいがある方が優先ですといった親などもいるのではと思う。市民が集まる場所、子どもが集まる場所としてはどのように活用してもらえればいいと思うか。
A市長:まさに先ほどの齋藤先生の話ではないですが、障がいがあってもなくても子どもはみんなで遊ぶんだよという、障壁などを乗り越えた世の中の象徴としてこの広場を使っていただくとありがたいです。平塚はもともと支援学校がたくさんあるところです。ろう学校、盲学校、養護学校が二つ、そういうことから歴史的に見ても昔から障がいのある方たちに対してやさしいまちづくりをずっと考えてきたので、それが一つの形になって表すことができたのは大変うれしいことですし、せっかく使っていただけるなら、まさに障がいといったことを乗り越えてオープンに使ってもらえればありがたいと思います。そういったことを含めて、常時ではないですが指導者的な人を付けることにもなっているので、子どもたちに障がいのあるなしは関係ないんだよということを教えていける場になったらと思います。
 
Q記者:指導する方というのはどういう立場で何をするのか。
A都市整備部長:資料の14ページ4広場の運営についての部分に掲載しています。指導する方を私たちは「プレイワーカー」と呼んでいますが、まず今年度は市および(まちづくり)財団の職員にインクルーシブ遊具の(ことを知っている)NPOに研修をしていただき、指導してもらっています。そういった形でオープンから職員が、常時ではないですが、健常者・障がい者がともに遊べるような手助けというか見守りをしていきたいと思っています。
 
Q記者:市の職員がやるのか。
A都市整備部長:市の職員とまちづくり財団の職員です。
 
Q記者:会計年度任用職員を採用するのか。
A都市整備部長:新たに会計年度任用職員(を採用するとか)は今のところ考えていません。
 
Q記者:例えば、こういう障がいのある方は、こういうふうに遊ぶと一緒に楽しめるよとかそういったことを助言するのか。
A総合公園課長:イメージとしては、そういうサポートもできればと思っています。基本的には見守りをさせていただきながら皆さんが仲良く遊んでいただける、遊具を上手に使っていただけるための助言をするといったイメージで考えています。
 
Q記者:今回、オープニングセレモニー以外で前回の発表と比べて何か新しいことはあるのか。
A総合公園課長:ありません。
 
Q記者:八つの遊具のうち、藤沢にはなくて、平塚にはあるものは何か。
Aみどり公園・水辺課課長代理:正確には分かりませんが、藤沢には複合遊具が一つあるのと、回転遊具では内向きのタイプのものがあったと記憶しています。それからブランコもありました。平塚市もそれらがありますが、音が鳴ったりとか、ミニハウスとかが平塚市独自のものです。
 
Q記者:音が出る遊具は視覚障がい者のためのものか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:そうです。
 
Q記者:車いすで遊べる遊具は複合遊具以外に何か。
Aみどり公園・水辺課課長代理:資料8ページの4のスイング遊具です。車いすごと乗って遊ぶものです。
 
Q記者:回転遊具も車いすで遊べるのか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:回転遊具は車いすのまま乗ることはできません。
 
Q記者:聴覚障がい者用の遊具はあるのか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:聴覚障がいの方は、体が動かせれば基本的に遊具で遊ぶことはできます。
 
Q記者:発達障がいや知的障がい者に対応しているのはミニハウスか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:例えば、保護者からお話があったのが、自閉症児が抑えがきかなくなる時に狭い空間に入るといいというところでミニハウスだったり、複合遊具の下にもとどまれるスペースがあります。
 
Q記者:それは例えば砧公園とかほかの公園にはないひらつか独自のものなのか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:そういったものは理論としては定着しており、複合遊具にもそういったスペースはあります。
 
Q記者:プレイワーカーという役割の方は通常いるものなのか、平塚市独自のものなのか。
A総合公園課長:平塚市独自ではないです。砧公園でもプレイワーカーが関わっていると聞いています。プレイワーカーからは、障がいのある方が遊ぶ際のアドバイスであるとかそういうところをわれわれが聞いてそれに合わせた形で実際の運営をしていきたいと考えています。
 
Q記者:実際に平塚の公園の現場にいる方がプレイワーカーというわけではないのか。
A総合公園課長:名称としてプレイワーカーという名前を付けるかどうかはまだ考えていませんが、プレイワーカーの団体から講習を受けまして実際に職員が対応する形をとる予定です。
Q記者:常設ではないと言ったが、土曜日日曜日はいるという感じなのか。
A総合公園課長:イメージで考えると、週末込み合う時にある程度職員は配置できるかなと考えています。
 
Q記者:平塚市はろう学校、盲学校、養護学校があるが、そこの生徒は校外学習で総合公園で遊ぶといったことはあるのか。
A総合公園課長:総合公園にお越しいただくということはあります。あとは養護学校の方とかが遊びに来るだけではなく、清掃活動をしていただいたりとか、そういうところは学校と一緒に行っています。
 
Q記者:ヒアリングでもそういった学校の関係者と話したと思うが、インクルーシブ遊具の広場ができるということで、ありがたいといった声などあったか。
Aみどり公園・水辺課課長代理:ろう学校、盲学校、養護学校の方々から大変ありがたいという話はありました。また、健常児との交流の場が生まれることも非常にうれしいということでお言葉をいただいています。

その他の質問

Q記者:新スタジアムの建設に関して議会の中で発言があって記事で拝見した。改めてその後何かクラブ側と話があったとか、進展があったら教えてほしい。
A市長:議会の中で、(湘南ベルマーレ真壁会長から)提案を受けて、課題があったのでお返しをしていますというお話をしました。それ以降は進展というか、(新たな)提案をいただいておりませんので、あの動きのままで、動きがないということです。
 
Q記者:(新スタジアムの提案の場所は)総合公園の中の広場だったと思うが、インクルーシブ広場が思い浮かび、どうなるのかと思ったが。
A市長:あれ以降動きはありません。
 
Q記者:懲戒処分の件だが、懲戒免職に次ぐ2番目に重い処分だということだが、その処分の内容と発表された内容にちょっと差があるというか、はっきりおっしゃらなかったので、もうちょっと踏み込んだ説明をしてほしい。
A総務部長:内容的にはあれがすべてになります。それから、重いのではないかというお話があったと思うのですが、こちらは、個人情報の取り扱いということで、懲戒に関する指針というものがございます。これが懲戒に関する基準になっておりますけども、以前情報漏えいがありましたので、見直しまして、今回そこの指針に照らし合わせて、停職6カ月という処分としたものです。
 
Q記者:あの発表文の内容と処分の内容の差が大きすぎるんではないかという話もある。
A総務部長:先ほどの説明のとおりです。以前情報漏えいがありましたので、情報漏えいについては厳罰としている。そこが大きい理由になります。
 
Q記者:当該職員ですが、その後停職のままか、退職したいという旨の発言は。
A職員課長:その後、本人からそういった連絡は入っておりません。


 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 総合公園課 施設管理担当 小澤
電話 0463-35-2233
 

みんなの広場完成に伴うオープニングセレモニー

 
 市制施行90周年記念事業として総合公園に整備を進めてきたインクルーシブ遊具を備えた「みんなの広場」がこの度完成しました。
 完成にあたり、整備においてさまざまな形で支援いただいた関係者等を招き、オープニングセレモニーを開催します。
 

開催日時 

 3月19日(日曜日)午前10時~11時
 荒天時は中止します。判断は前日に行います。
 

開催場所 

 平塚市総合公園内みんなの広場(わんぱく広場の東、ふれあい動物園の北)
 平塚市大原1-1
       

出席予定者(30人程度)

来賓

 数田俊樹 平塚市議会議長
 鈴木晴男 平塚市議会副議長 
 相原貞雄 障がい者団体連合会会長 
 齋藤麻由 ネーミングライツパートナー医療法人聖玲塾理事

招待者

 クラウドファンディングおよび指定寄付金寄付者
 障がい者関係団体、特別支援学校関係者、市内私立幼保関係団体等

市側出席者

 落合 克宏 平塚市長 ほか
 

オープニングセレモニー内容

 開式
 市長あいさつ
 来賓紹介および来賓代表者祝辞
 寄付者への感謝状贈呈
 施設概要説明
 テープカット
 特別公演UDダンス
  出演者 
   北村 仁 氏と北村 氏が主宰するダンス教室の生徒
  北村 仁 氏 
   平塚市在住で「手話とダンスで世界をつなぐ」をテーマに活動
  UDダンス
   ストリートダンスに手話を取り入れたユニバーサルデザインダンス
 閉式
 

みんなの広場の概要 

経緯

 市制施行90周年記念事業への職員提案で、公園・福祉部門の職員が中心となり提案し、採用されました。また、設計にあたっては、障がい者関係団体等と対話を行いながら進めました。

クラウドファンディングによる寄付金

 47人から合計約130万円

指定寄付金

 3法人と8名から合計約370万円

経費

 広場(約1.5億円)、駐車場(約2千万円)、園路(約3千万円) 計約2億円

整備面積

 約3,200平方メートル(植栽含む。)

施設概要

インクルーシブ遊具(計8種) 
 複合遊具 車イスのままデッキに入り、滑り台で滑ることが出来ます。
 回転遊具 車イスからの移動、乗降がしやすく周囲と交流できる外向きに座るタイプです。
 三連ブランコ バケットタイプやハーネス付き、円盤型のブランコがあります。
 スイング遊具 車イスのまま乗り込み、利用できるスウィング遊具です。
 地形遊び ゴムチップ舗装で斜度の異なるコブを連ねてあります。
 砂場 車イス利用者が遊びやすく交流できるよう、テーブル砂場を備えます。
 ミニハウス 高ぶった気持ちを静めるための周囲を囲まれた遊具です。
 楽器遊具 手や足で押すと音が出る遊具です。
 付帯施設 休憩施設関係(パーゴラ、ベンチ等)、囲い、舗装、手洗い場、ゲート、各種サイン等
供用開始日
 3月19日(日曜日)
 オープニングセレモニー終了後

Get Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

Adobe Reader ダウンロードページ 別ウィンドウで開く