3月定例市長記者会見 みんなの広場のネーミングライツ契約の締結

令和5年3月15日

3月定例市長記者会見 3施設のネーミングライツ更新契約を締結
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 本日、新たなネーミングライツ契約の締結をお知らせできることを大変うれしく思っております。
 市制施行90周年記念事業としてインクルーシブ遊具を整備した総合公園の「みんなの広場」について、ネーミングライツパートナーの募集をしたところ、地元の法人様から御応募をいただきました。平塚市ネーミングライツパートナー選考委員会での選考を経て、ネーミングライツ契約を締結することができました。
 では、ネーミングライツ契約の概要を説明させていただきます。
 愛称は『「こどもクリニックどうかい」みんなの広場』でございます。
 契約金額は年額155万円、期間は令和5年3月19日から8年間です。
 ネーミングライツパートナーは医療法人(せい)(れい)(じゅく)様です。
 本日は、医療法人()()( 理事長 齋藤(さいとう) 聖磨(せいま)様にお越しいただきましたので御挨拶を頂きたいと思います。
 それでは齋藤様よろしくお願いします。

齋藤聖磨理事長:
 医療法人聖玲塾理事長の齋藤聖磨と申します。今回はネーミングライツの契約を締結させていただきまして本当にありがとうございます。今日は当法人の(国道)1号にある看板から出てきたていでこういう格好ですが、よろしくお願いいたします。簡単に当法人の自己紹介をさせていただきますと、平塚の旭地区、徳延というところにある私がやっている「クリニック斎藤」というクリニックと、2021年から開院しました「こどもクリニックどうかい」というクリニック、二つを経営している医療法人になります。1977年、昭和52年から先代の院長が有床のクリニックを開院しました。しかしながら1998年に他界をしまして、10年のブランクはありましたが2007年から私がクリニック斎藤という内科と小児科のクリニックを開院し、約15年たった2021年から患者さんの増加に伴って、小児科の部門は旭地区に小児科が1軒もなかったこともありますので、こどもクリニックどうかいを開院しました。
 今回応募に至った動機としまして、ちょうど1年半過ぎましたが、新しいこどもクリニックどうかいというクリニックと、みんなの広場、新しいことをやるということがちょうどうまくお互いの相乗効果になればよいのかなと思いまして、どうせなら長いスパンでお互いの相乗効果を高めていきたいと思いまして8年間という契約をさせていただきました。まだ新しいクリニックでありますが、お互いが良い関係でお互いの知名度を上げられたらいいかと思っております。

落合克宏市長:
 ありがとうございました。
 この度、みんなの広場の愛称が決まりましたので、皆様にこの愛称が親しまれるよう、お知らせしてまいります。また、新たにネーミングライツパートナーとなってくださいました医療法人()()()様とのパートナーシップを大切にしていきたいと考えております。
 なお、広場のオープンは3月19日になりますが、次の案件でご説明させて頂きます。
 私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨

Q記者:どうかいは地名なのか。
A齋藤理事長:どうかいひでのりという氏名です。名字は道の海と書きます。
 
Q記者:新しい医者が道海さんということか。
A齋藤理事長:そうです。道海という名字です。なので、こどもクリニックどうかいという名前になっております。
 
Q記者:先生の医療法人で活躍している医者ということか。
A齋藤理事長:そうです。私のクリニックが2階部分になりまして、こどもクリニックどうかいが3階になります。
 
Q記者:相乗効果というのは具体的にどういう期待をしているか。
A齋藤理事長:新しいクリニックですから、こどもクリニックどうかいはまだ知名度が低いですから、まずは知名度を上げたいということと、みんなの広場もまだこれから新しい事業だと思いますから、お互い知名度の相乗効果ですね。そして小児科として子どもに対して健康増進ということを考えてやっているクリニックですから、みんなの広場で元気に遊んでいただきたいということを含めてそういったものが相乗効果になるかと思っております。
 
Q記者:クリニックとインクルーシブ遊具の距離はどれくらいか。
A齋藤理事長:(直線距離で)2キロくらいです。ただ、「クリニック斎藤」は旭地区だけでなく平塚全般もしくは、旧中郡、秦野、厚木、茅ケ崎そのくらいまで医療圏がありますから、旭地区だけでビジネスをしようとは思っておりませんので、まずは平塚全体を小児科として、1年半ですが、コロナ感染症に対して2500人以上の子どもたちを診てまいりましたし、そういう意味では平塚全体を診ていく、そういったことをコンセプトとしてやっております。
 
Q記者:インクルーシブ遊具なので、身体障がい者の方への思いはあるか。
A齋藤理事長:そもそもが、私がやっていたときも、本当に生まれてすぐから100歳以上まで、男女もしくはLGBT、そして障がいのある方、全部いわゆるそういう方々に対応できるような状態になっていますから、当然インクルーシブというのは、当たり前のような感覚で我々は診ています。小児科もそういうスタイルでやっていますので、インクルーシブということを言っているが、僕ら医療法人としてはそれが当たり前と思ってやっているので、どういう方々にでも対応できる医療法人というふうに考えています。
 
Q記者:そういう当たり前なことが、社会でも当たり前になってほしいということか。
A齋藤理事長:そうですね。それが常識というふうになる世の中であっていただきたいと思っています。
 
Q記者:期間のことについて、8年というのはだいぶ長いと思うが、何か決まりがあったのか。何年から何年の間の期間でということを言われていたのか。
A資産経営課長:3年以上でご提案をしていただくということで募集をしまして、ご提案いただいたのが8年ということです。
 
Q記者:ということは8年というのはだいぶ長いと申し出だったと思うが、しっかりやっていこうという考えがあってのことだと思うが、それを受けて市長としてはどう思うか。
A市長:今までいろいろな施設に命名権という形で使っていただいていたのですけども、今回市制施行90周年を記念して職員提案ではあったのですけども、平塚はもともと障がいのある人たちにやさしいまちという、そういうまちづくりを進めてきましたので、その象徴としてこのみんなの広場のインクルーシブ遊具ができました。その中で齋藤先生からご提案があって8年という長い期間の提案いただいたということは、安定的にみんなの広場の魅力をアップしながら続けていけるということは市にとっては大変ありがたいことですし、これからますます平塚市が障がい福祉に取り組んでいくようなPRもできるのではないかと大変感謝をしています。
 
Q記者:ネーミングライツ施設は何カ所あるのか。
A市長:今まで13カ所やっておりまして、今回で施設導入としては14件です。これはちなみに数としては県内で1番です。
 
Q記者:155万円の根拠は何か。
A企画政策部長:募集の時に年額150万円以上で募集をさせていただきまして、ご提案が155万円だったということです。
 
Q記者:この150万円はそのままこの広場だけに使われるものなのか。
A企画政策部長:基本的には広場の維持管理に使わせていただきます。
 
Q記者:8年である理由は何か。
A齋藤理事長:末広がりだからです。
 
Q記者:いつからネーミングライツはやっていたのか。
A企画政策部長:平成24年3月です。
A市長:一番初めは競技場です。
 
Q記者:契約が切れたのも含めて14件目ということか。
A市長:現在行われているのが14件です。
 
Q記者:14カ所もあるということですか。
A市長:そうです。
 
Q記者:契約が更新されているということか。
A市長:そういうことです。
 
Q記者:契約金額150万円以上というのは他のところもそういう金額なのか。
A市長:いろいろ計算して設定をしています。
A企画政策部長:それぞれの施設によって違ってきます。2021万円から10万円の範囲です。
 
Q記者:年額か。
A企画政策部長:はい。
 
Q記者:スタジアムのほかにはどういうところがあるか。
A企画政策部長:例えば平塚の野球場や体育館、競輪場、ビーチパーク、そういうところです。
A市長:あとは道路もあります。例えばららぽーとのところにある道路ですね。漁港もあります。
A企画政策部長:あとは文化芸術ホールもあります。
 
Q記者:こどもクリニックに関して、小児医療のほかに障がい児医療という紹介の仕方で良いか。
A齋藤理事長:小児医療ですから、当然小児全般ですから、障がいのある方、子どもさんは、診ないとかそういうことは基本的に僕らの業界にはないので、小児医療といえば基本的には生まれて一応15歳までというのが、基本の小児医療になります。それに関しては障がいがあるとかないとか特別関係ありません。僕らにとってはインクルーシブというのは当たり前の話なので、僕の大人のクリニックも障がいがあるから診ないとか診るとか、もともとそういった観念が無いです。
 
Q記者:メディアとしてはどういう紹介をしたら良いのか、今回ネーミングライツに手を挙げていただいてやっていただけるということで、例えば障がい児を全般に診ているというか、そういう言い方というのは障がい児に対する医療にも、障がい児医療を中心にというわけではないか。
A齋藤理事長:先ほど言ったように僕らにとってはくくりというものを考えてないので、障がいがあるからどうだとか、障がいがあって例えば足がご不自由でということであれば車いす対応になるでしょうけど、そういうところに待っていられるスペースがあるとか、そういうことはうちのクリニック、法人としては当たり前に、キャパシティーがちゃんとあるということもあるとは思いますが、ですからそもそも、そういう感覚があまりないので、やっていることが全てインクルーシブと思っております。
 
Q記者:インクルーシブを積極的に取り入れている小児医療機関という言い方が一番良いか。
A齋藤理事長:そう言っていただければ確かにそうです。僕の感覚では障がいのある方は受け入れませんよとかそういう感覚はたぶん、私ども以外も含めてどこの小児医療をされているクリニックさん、病院はあまりないとは思いますけどね。

記者発表資料

平塚市
担当 資産経営課資産経営担当 小嶋
電話 0463-21-8763

みんなの広場のネーミングライツ契約の締結

 
 市制施行90周年記念事業としてインクルーシブ遊具を整備した総合公園の「みんなの広場」のネーミングライツパートナーを募集したところ、1法人から応募がありました。平塚市ネーミングライツパートナー選考委員会を経て、優先交渉権者を決定し、契約交渉の結果、ネーミングライツ契約を締結いたしました。
 

ネーミングライツ契約の概要

愛称

 「こどもクリニックどうかい」みんなの広場

年額

 155万円(税込み)

期間

 令和5年3月19日から令和13年3月18日(8年間)

ネーミングライツパートナー

 医療法人聖玲塾
 理事長 齋藤 聖磨
 平塚市徳延572番地の1-2階
 沿革
  1977年 「クリニック斎藤」開設
  2021年 「こどもクリニックどうかい」開設
 事業内容
  診療所経営
 
募集条件の概要
愛称使用期間 ネーミングライツ料の価格要件 ネーミングの条件
(必要な文字)
3年以上 年額150万円以上
(消費税額および地方消費税額を含む)
「みんなの広場」
 

契約締結に至るまでの経緯

 募集期間

  令和4年5月2日から6月30日まで

 選考

  令和4年8月8日(平塚市ネーミングライツパートナー選考委員会)

 優先交渉権者の決定

  令和4年8月23日

 契約交渉 

  令和4年8月下旬から令和5年2月中旬まで

 契約締結 

  令和5年2月24日