5月定例市長記者会見 令和5年度 6月補正予算(肉付け予算)を編成 ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。~その先に向かって、新しい種をまく~

令和5年5月30日

5月定例市長記者会見 令和5年度 6月補正予算(肉付け予算)を編成 ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。~その先に向かって、新しい種をまく~
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 
令和5年度6月補正予算を編成いたしましたので、ご説明申し上げます。
 それでは、まずお手元の資料「令和5年度 6月補正予算(肉付け予算)を編成 ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。~その先に向かって、新しい種をまく~」をご覧ください。
 令和5年度当初予算は、4月に統一地方選挙を控えていたことから、新規施策や政策的な経費を極力抑えた「骨格予算」として編成しましたが、このたび、その骨格予算の肉付けを行い、「ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。」の実現に向けた、新しい種をまいていきます。
 それでは補正の概要を3点ご説明申し上げます。
 1点目、一般会計は、子育て支援を中心とした約11億3千万円の補正予算として、総合計画の重点施策に位置付けている子育て支援をはじめとして、超高齢社会への対応、安心・安全なまちづくり、地域経済の活性化など様々な分野における新規・拡充事業を展開します。
 2点目、一般会計の予算規模(肉付け後)は過去2番目の大きさです。
 肉付け後の一般会計総額は約887億4千万円(前年度当初比0.7%増)で、当初予算として比較すると、令和3年度に次ぐ過去2番目の規模になります。
 3点目、社会の変化を的確に捉えた物価高騰対策等の強化として、新たな物価高騰対策と併せ、脱炭素化を進めるため、福祉・子育て施設への省エネ設備等の導入支援、ゼロエネルギーハウス導入補助金の補助額を拡充、昨年に引き続き保育所等における給食材料費の高騰対策、スターライトマネ―の還元率を引き上げ、市民や市内事業者の物価高騰へ対応を行います。
  次に2ページをご覧ください。補正予算の主要施策です。
 各事業について、別紙 令和5年度6月補正予算主要施策に詳細を記載しておりますのでご覧ください。
 その中から最も重要と考える子育て支援を3点説明します。
 1点目、小児医療費助成を18歳(高校生相当)まで拡大です。
 別紙では(1)をご覧ください。
 小児医療費助成事業について、子どもの健全な育成と健康の増進を図るとともに、子育て世帯の経済的負担の軽減にも資するため、中学卒業までの入院及び通院の医療費助成を18歳到達後最初の3月末日(高校生相当)まで所得制限なしで拡大します。取組により得られる効果として、0歳から18歳までの期間切れ目なく通院及び入院の医療費助成が受けられるようになり、小児に係る経済的負担の軽減を図り、小児の健全な育成を支援し、もって小児の健康の増進に寄与することが可能となります。
 2点目、手ぶら保育の促進支援です。
 別紙では(2)をご覧ください。
 紙おむつ定額サービスを導入し、園児の使用済み紙おむつを園で処分する認可保育所等に補助金を交付します。
 取組により得られる効果として、紙おむつ定額サービスを導入し、保護者による使用済みおむつの持ち帰り及び自宅での処分を見直すことで、保護者の負担軽減及び感染対策を図ります。
 また、園児ごとの紙おむつの残数確認、名前の確認等の作業が減少することから、保育士の負担軽減が図られるとともに、導入により保育士確保にも寄与することが期待できます。 
 3点目、サン・サンスタッフ(学習支援補助員)の増員です。
 別紙では(4)をご覧ください。
 教科指導等における基礎・基本の定着と、学習面・生活面で課題のある児童・生徒にきめ細かな支援を行い、落ち着いて学習できる環境や授業体制づくりのより一層の充実を図ります。
 取組により得られる効果として、小学校1年生、中学校1年生に対する支援を行う時間が増加することにより、児童生徒が、これまで以上に安心して充実した学校生活をおくることができます。
 そのほかの事業につきましては、お手持ちの別紙資料をご覧ください。
 なお、発表文2ページ、福祉・暮らしの一番下、カウナス市との姉妹都市提携に向けた取組はこの後別の案件として説明をします。
 私からの説明は、以上です。

質疑内容の要旨

Q記者:今回肉付けされた事業は、結局やらなければいけなかったんだろうなというようなものだったと拝見するが、誰が市長さんになろうとしても。改めてこれがどうして平塚に必要なのかというのを教えていただきたい。
A市長:やはり子ども子育ては、全国的にもそうなんですけれど、今平塚市を見まして、おかげさまで8年連続転入超過になっておりますけれども、やはりこの平塚の中でしっかりと子ども子育てを充実させて、平塚をしっかりと魅力付けをしていく、持続可能なまちづくりをしていく。そのためにはやはり今申し上げましたけれども、子育て支援というのは大きな施策の中心になるというふうに思っております。これをしっかりと形として表すのに今回、小児医療費の助成とか、おむつのサブスクとかを行う。また学校におきましてはサン・サンスタッフの雇用充実をして教育の内容を充実する、授業の内容を充実することによって、平塚は子ども子育てがしっかりできている街なんだよというのを改めて認識をしていただいて、平塚を選んで住んでいただければ一番ありがたいです。今まで住んで学習、勉強してもらう子どもたちにとっても、働くお母さんお父さんにとっても平塚が暮らしやすいしっかりとしたまちだよということを、改めて感じていただく。そういう社会を平塚につくっていきたい、こういう思いで今回出させていただきました。
 
Q記者:一般会計の11億3千万円の中で子育て支援関連はいくらなのか
A企画政策部長:発表資料の2ページに子育て支援というものがございまして、42,871千円というようになっています。その他もろもろ、例えば3ページの6番に物価高騰対策がありますが、ここにも子育て支援に関連するものがありまして、これらを合計すると2億1718万3千円となります。

記者発表資料

平塚市
担当 企画政策部 財政課 財政担当
電話 0463-21-8765

 令和5年度6月補正予算(肉付け予算)を編成
ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。
~その先に向かって、新しい種をまく~

 

補正の概要

 令和5年度当初予算は、4月に統一地方選挙を控えていたことから、新規施策や政策的な経費を極力抑えた「骨格予算」として編成しました。このたび、その骨格予算の肉付けを行い、「ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに。」の実現に向けた、新しい種をまいていきます。
 

1.一般会計は、子育て支援を中心とした約11億3千万円の補正予算

  • 一般会計は、新規施策や政策的な経費として11億2,998万9千円の補正予算を計上し、総合計画の重点施策に位置付けている子育て支援をはじめとして、超高齢社会への対応、安心・安全なまちづくり、地域経済の活性化など様々な分野における新規・拡充事業を展開
 

2.一般会計の予算規模(肉付け後)は過去2番目の大きさ

  • 肉付け後の一般会計総額は約887億4千万円(前年度当初比0.7%増)で、当初予算として比較すると過去2番目の規模
 

3.社会の変化を的確に捉えた物価高騰対策等の強化

  • 新たな物価高騰対策と併せ、脱炭素化を進めるため、福祉・子育て支援施設への省エネ設備等の導入支援を実施
  • 一般住宅に向けた、ゼロエネルギーハウス導入補助金の補助額を拡充
  • 保育所等における給食材料費の高騰対策を昨年に引き続き実施
  • スターライトマネ―の還元率を一時的に引き上げ、市民や市内事業者の物価高騰へ対応
 令和5年度各会計別予算の総括と、一般会計予算規模の推移 

補正予算の主要施策

1.子育て支援                  

 子育て支援を地域社会全体で取り組む最重要項目として位置付け、より安心して子育てできる魅力ある環境を整え、子育て支援に取り組む地域・自治体のトップランナーを維持し、その先を目指します。

【拡充】小児医療費助成を18歳(高校生相当)まで拡大 29,115千円  別紙(1)
【新規】手ぶら保育の促進支援 6,746千円   別紙(2)
【拡充】障がい児保育の拡充 4,235千円   別紙(3)
【拡充】サン・サンスタッフ(学習支援補助員)の増員 2,775千円   別紙(4)
  

2.福祉・暮らし

 暮らしを支える福祉を更に充実させ、誰もが暮らしやすい生活環境を整えることで、「福祉・暮らし」のその先を目指します。
【新規】ごみ収集車両運行管理システムの導入 19,096千円   別紙(5)
【新規】重層的支援体制の整備 2,394千円  別紙(6)
【拡充】なぎさふれあいセンターの長寿命化及び機能拡充 15,322千円   別紙(7)
【拡充】リトアニア共和国カウナス市との姉妹都市提携 6,444千円   別紙(8)
  

3.安心・安全

 防犯の取組などによる日常生活の安心と、災害発生時の安全が確保できるまちづくりを更に進めることにより、「安心・安全」のその先を目指します。
【拡充】マンホールトイレの整備 45,720千円 別紙(9)
【拡充】自治会等に対する防犯カメラの設置助成を拡充 1,500千円   別紙(10)
【拡充】通学路等の安全対策 8,000千円   別紙(11)
  

4.産業・環境

 コロナ危機においても回し続けた本市経済のエンジンが、更に力強く回り続けるよう支援するとともに、新たな成長の鍵となる、デジタル化と脱炭素化に全力を挙げて取り組むことで、「産業・環境」のその先を目指します。
【拡充】ICTを活用した保育所等における子どもの安全対策 6,000千円   別紙(12)
【新規】ICTを活用した保育業務の効率化を図るためのシステム導入 21,482千円   別紙(13)
【拡充】ひらつか☆スターライトマネーによる物価高騰等対策 321,028千円   別紙(14)
【新規】公共施設への太陽光発電導入調査の実施 10,667千円   別紙(15)
【新規】環境に配慮した電力走行可能な道路パトロールカーの導入 404千円   別紙(16)
【新規】福祉施設・子育て支援施設に対する脱炭素化支援 135,792千円   別紙(17)
【拡充】ゼロエネルギーハウスの導入支援(ZEH) 1,000千円  別紙(18)
 

5.まちづくり

 本市の南の核である駅周辺と、北の核であるツインシティ大神地区、自然環境に恵まれた西部地域、この2核1地域を基本に進めているまちづくりのその先を目指します。
【新規】自動運転による路線バス運行実証実験の実施 180,000千円   別紙(19)
【新規】駅周辺敷地共同化に対する初動期支援 1,180千円   別紙(20)
【新規】ゆるぎの丘への簡易トイレの設置 206千円  別紙(21)
【新規】湘南平へのインクルーシブ遊具等の設置 16,733千円   別紙(22)
 

6.その他(物価高騰対策等)

 物価高騰の影響を受ける市民及び市内事業者を支援するため、社会の変化を的確に捉えた物価高騰対策を展開します。併せて、脱炭素化を促進します。
【拡充】保育所等における給食材料費の高騰対策 26,538千円   別紙(23)
【拡充】ひらつか☆スターライトマネーによる物価高騰等対策[再掲] 321,028千円   別紙(14)
【新規】福祉施設・子育て支援施設に対する脱炭素化支援[再掲] 135,792千円   別紙(17)
【拡充】ゼロエネルギーハウスの導入支援(ZEH)[再掲] 1,000千円  別紙(18)


6月補正予算予算主要施策(PDF:1,165KB)

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