自動運転実証調査事業に採択~平塚駅南口エリアで自動運転バス実証実験~

令和5年9月15日

平塚市
担当 交通政策課 交通政策担当 長谷川
電話 0463-21-9840
 

国土交通省の自動運転実証調査事業に採択
~平塚駅南口エリアで自動運転バス実証実験~

 
 本市は、令和5年9月11日付で、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」の補助事業者に採択されました。これを受け、平塚駅南口エリアにおいて、既存バス路線での自動運転実証実験の実施に向けた準備を進めます。
 本実証実験は、持続可能な公共交通の実現のため、既存路線バスへの自動運転車両の導入により、ドライバー不足解消の一助となり、本市の市民生活に欠かせないバス路線を確保・維持していくことを目的とします。
 本年度は、国内大手自動車メーカーであるいすゞ自動車株式会社が提供する大型バスを活用し、運転手が乗車する自動運転レベル2の実証実験を行うことで、将来的な特定条件下における完全自動運転となる自動運転レベル4に向けた検証を実施します。
 
自動運転レベル2
 システムが縦方向および横方向両方の運転操作を実行しますが、運転の主体は運転士になります。
 
「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」
 自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスを構築することを目的として、地方公共団体等が行うバスサービス等の自動運転化に係る事業の経費を国土交通省が補助するものです。当該領域の有識者で構成する審査委員会により、経営面、技術面、社会的受容性、施策間連携の実施等の観点から審査が行われ、先進的な取組みとして採択されました。
 

本実験の概要

運行ルートなど

運行区間
 平15系統(平塚駅南口~すみれ平~平塚駅南口)と同じ
走行距離
 約4.3km
自動運転レベル
 レベル2
 

運行期間など

 車両のチューニングを目的とした準備運行を含め、令和5年11月下旬~令和6年2月上旬にかけて実施する予定です。
 

使用車両

 いすゞ自動車株式会社製大型バス
 市内を運行する既存の路線バスとほぼ同じ大きさのもの
 令和5年9月15日現在、国内自動車メーカーが提供する大型路線バス車両を用いた、公道上での自動運転バス実証実験が実施されている自治体はありません(平塚市調べ)

運行ルート図
運行ルートの図

 本実証実験は令和5年4月7日に神奈川中央交通株式会社、三菱商事株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社と締結した「自動運転移動サービスを中心とした地域公共交通のDX推進に係る連携協定」に基づきます。