建立年代の明らかな市内最古の神社本殿を平塚市指定重要文化財に指定

令和6年11月21日

平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 中嶋
電話 0463-35-8124
 

建立年代の明らかな市内最古の神社本殿を
平塚市指定重要文化財に指定

 
 平塚市教育委員会は、令和6年11月20日付けで新たに1件の文化財を、平塚市指定重要文化財に指定しました。平塚市指定重要文化財は、平塚市文化財保護条例第3条に基づいて指定されるもので、今回指定物件を含めて49件となります。
 

寺田())日枝()神社本(殿(てらだなひえじんじゃほんでん)1棟
 附(つけたり)()札(むなふだ)3枚、()札(もくさつ)1枚

種別

 有形文化財(建築物)

場所

 平塚市寺田縄1180

内容

 日枝神社は、旧寺田縄村の鎮守であり、かつては「山王社」とされていましたが、明治時代に入って「日枝神社」と改称しています。今回指定文化財に指定された本殿は、小ぶりで簡素なものの、均整の取れた美しい社殿で、全体に淡い朱が残っています。本殿には、棟札3枚と木札1枚が伴っており、その内容から元禄5年(1692年)の造立であること、享保12年(1727年)、享和元年(1801年)の二度にわたり修復されたことがわかります。このことから、当該建築物は、平塚市内で建立年代が明らかな最も古い神社建築であり、市内の神社建築の状況を伝える歴史資料として貴重といえます。

その他

普段は、覆殿(おおいでん)の中で管理されており、外からご覧いただくことはできません。

寺田縄日枝神社本殿指定理由書(PDF:1MB)