リトアニア語翻訳者がリトアニア語対訳詩集を平塚市に寄贈

令和6年12月17日

平塚市
担当 文化・交流課 交流親善担当 辻
0463-25-2520
教育総務課 企画担当 松本
0463-35-8113
中央図書館 奉仕担当 仁和
0463-31-0428
 

リトアニア語翻訳者がリトアニア語対訳詩集を平塚市に寄贈

 
 リトアニア語翻訳者の木村文氏が、自身が翻訳をしたリトアニア語対訳詩集『オキナヨモギに咲く』を平塚市に寄贈します。
 木村氏は、リトアニアへの留学経験があり、現在は帯広畜産大学でリトアニアの博物館について研究しています。同国カウナス市と姉妹都市交流を行っている平塚市の取り組みに共感され、市民にリトアニアを身近に感じてもらいたいという思いと、本市とカウナス市との交流がさらに発展してほしいという願いから、市内全中学校と各図書館に合計21冊を寄贈します。
 なお、寄贈された図書は本日から各図書館で利用できます。
 

寄贈者

 リトアニア語翻訳者  木村(きむら) (あや) 氏
 

寄贈内容

 リトアニア語対訳詩集『オキナヨモギに咲く』 合計21冊
 

内訳

 各中学校(金目中学校五領ヶ台分校を含む16校)1冊ずつ計16冊
 各図書館 1冊ずつ(中央図書館のみ2冊)計5冊
 

寄贈者の略歴

 リトアニア語翻訳者。帯広畜産大学人間科学研究部門准教授。
 1993 年、東京生まれ。2022年、お茶の水女子大学大学院生活工学共同専攻後期博士課程修了。博士(学術)。現在は、大学で英語の授業とリトアニアの博物館の研究に従事する傍ら、リトアニア文学の翻訳に取り組んでいる。
 

寄贈図書の概要

 20世紀前半のリトアニア文学を代表する詩人サロメーヤ・ネリス(1904-1945)の詩集の翻訳です。
 自然や人生をモチーフにした、国を越えて共感できる作品が多く収録されています。 
 リトアニアを代表する芸術家M.K.チュルリョーニスの絵画をもとに書いた詩6篇も、モチーフとなった絵画とともに収録されています。なお、カウナス市内には、チュルリョーニスのほぼ全作品を収蔵する国立M.K.チュルリョーニス美術館があり、カウナス市の芸術文化を支える重要な拠点となっています。
 リトアニアの文学のみならず芸術やカウナス市の文化についても知ることのできる1冊です。