4月定例市長記者会見 湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンの公園愛称とロゴの決定

令和7年4月23日

4月定例市長記者会見 湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンの公園愛称とロゴの決定
平塚市側の説明


落合克宏市長:それでは、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンの公園愛称とロゴを決定しましたのでご説明します。
 この公園の愛称につきましては、愛称案を市民などから募集したところ66件の応募がありました。その後、庁内の選考会議や市民投票の結果を経て、本公園の愛称を「HIRATSUKA SEA TERRACE」(ひらつかシーテラス)に決定しました。また、愛称の決定と同時に、本公園を効果的にPRするツールとして、愛称をモチーフにしたロゴを作成しました。こちらにありますのが本公園のロゴです。
 決定した愛称の提案者である、平塚市龍城ケ丘在住の30代女性からは、愛称に込めた思いについて、「市民の憩いの場所となる公園の愛称に採用されて非常にうれしく思います。新しくできる公園は、海の「テラス」をイメージした場所であり、この公園や豊かな海が市民の暮らしを明るく「照らす」場所になってほしいという思いを込めました。また、近隣から訪れる方々に平塚の海の魅力を感じてもらい、また平塚に来たい、ここに住んでみたいと思えるような公園になってほしいという願いも込めています。私は県外から移住し、ゆったりとした雰囲気のある平塚市での海辺の生活を楽しんでいます。」とのコメントをいただいています。
 次に、ロゴですが、ロゴの作成者は、有限会社まゑむきの前川雄一氏です。
 前川氏は、デザイナーとして、静岡県島田市「島田市緑茶化計画」のロゴや商業施設のロゴ等を制作されています。
 前川氏からは、このロゴについて、「海が持つポテンシャルを活かし、『公園から海のある暮らしの魅力を伝えていく』という事業コンセプトを形にしました。ロゴは、「SEA TERRACE」のイニシャルである「S」をモチーフに、海から昇る太陽がキラキラと水面を照らし、ゆらゆらとひろがっていく、そのような公園のイメージを表現しました。」とコメントをいただいています。
 この愛称とロゴは、本公園の案内サインやホームページ、パンフレットなどに表示しまして、公園の魅力を発信していきます。
 なお、公園のオープンは令和7年10月31日を予定しています。
 
 私からの説明は以上です。
      

質疑内容の要旨

Q記者:ロゴについて、愛称は公募で選ばれたとのことだが、ロゴも公募なのでしょうか。
A市長:これはPark-PFIで事業者を指定しておりますので、その事業者と、事業者というのは民間の活力を、民間のいろいろノウハウを持って、公園の魅力を図っていくと、その中での一環として、ロゴを作っていくということで、今回は公募ではなくて、取り組んでもらう事業者の方からの依頼というのか、それで作らせてもらいました。
 
Q記者:66件あったということだが、「ひらつかシーテラス」という応募はこの1件だけだったということか。
A公園整備担当長:「シーテラス」という応募は1件だけでした。お1人から1件でした。
 
Q記者:この30代の女性の方の1件だけと。
A公園整備担当長:はい、そうです。
 
Q記者:重複しているものは何件かあったと思うが、そちらではなくこちらを選んだ理由はあるか。
A市長:市民投票全体で322件投票がありまして、そのうち1番がこのシーテラスだったんですね。322件あって、1番がこのシーテラスで、141件、これが得票率でいうと43.8%です、そのほか、三つ案があったんです。オーシャンダイラというのと、ビーチライフベース。もう1回言いますけどシーテラス、オーシャンダイラ、ビーチライフベース、で、シーテラスが今申し上げた得票があったということ、2番目のオーシャンダイラは120件で、得票率が37.3%、それからビーチライフベースというのは61件で18.9%。こういうご意見もいただく中での決定ということでございます。
 
Q記者:まえむきさんと平塚は、何かつながりはあるか。
A都市整備部長:特には(ありません)。
 
Q記者:今の説明の中で、ロゴを選んだ理由の中で、事業者からの依頼という、そういうことなのか。どういう風に選ばれたのか。
A公園整備担当長:先ほど市長が申し上げたとおりなのですけども、この計画は、Park-PFIといいまして、事業者が公園の中に建物、レストラン棟とか造ったり、売店等を造る計画を立てているのですが、今回事業者がある程度公園計画に対して、整備費用の一部を負担するということもございまして、もともとはこの事業者側に公園の名称の提案権というのも募集要項の中で与えていたところです。ただ、事業が進むにつれて、いったん、事業者側から名称の提案権というのを市にお返しして、市民に公募してやってみたらいいのではないか、というところで公募をさせていただいたというところです。じゃあロゴについてはどうするかというところで、やはりこの公園計画との関係性が大きくロゴは影響しますので、事業者側でロゴの作成者については指名をさせていただいて、ロゴを作っていただいたというような経緯がございます。
 
Q記者:事業者とはどこか。積水か。
A公園整備担当長:積水ハウス株式会社さんを代表企業とするグループ企業となっております。
 
Q記者:なんで企業が提案しないといけないのか。みんなに選んでもらったらいいんじゃないかと思ったが。名称と同じように、ロゴを。こんなロゴがいいんじゃないのと提案してもらって、そこからセレクトするという方法もあったかと思うが、なぜ事業者にやらせなくてはいけないのか。PFIはどうでもいいんだが、Park-PFIでやらない形で来たわけで、積水ハウス側から、市でやってくださいみたいに言われてきたのに、なんで積水ハウスに返したのかというのがちょっとよく分からない。
A公園整備担当長:確かに、おっしゃるとおりで、そういう手法もあります。募集する方法も。例えば市のほかのスローガンなんかはそういう方法もとっています。一方で今回は、公園計画との関係性を重視しまして事業者側で指名したデザイナーにやっていただくことがよいという風に判断して、今回させていただいたものです。
 
Q記者:つまり僕が言いたかったのは、やっぱり市民も選ぶ権利があるんじゃないのというところで、その場がないうちに決まっちゃうというはいかがなものかと思った。
A公園整備担当長:愛称については先ほど申し上げたとおりです。
 
Q記者:愛称は分かった。ロゴマークも愛称に伴うようなものなので。その辺のところがなんで市民の目が見えてないというのか。市民の目が入っていないというところで決まっちゃうのはどんなもんかと思った。
A公園整備担当長:確かにそういったご意見があることは承知していますけども、今回は愛称につきまして市民のご意見をいただいた、アイデアをいただいて、それについて、今回は官民連携事業ということで、積水さんをはじめとした、グループ企業さんと一緒に作り上げている公園でもありますので、今回は事業者側が指名したデザイナーにやっていただくということで判断させていただいたところです。
 
Q記者:市民は了解しているのか。
A公園整備担当長:特段これについてよろしいですか、と了解をとることはないですけども、もともとは、先ほど申し上げましたけども、募集要項の中では事業者側に提案権を与えていたということもございましたので今回はそういった整理をさせていただいたというところです。
 
Q記者:それは分かるんだが、提案権は事業者側が返上した。市の方でやってくださいと。だったら市でやればいいんじゃないのか。
A公園整備担当長:そうですね。なので、市として今回進めていますけども、愛称は市民からアイデアをいただいて募集して……
 
Q記者:愛称はいいって言っている、さっきから。そのロゴマークについて。ロゴマークって結構大事なものだから、市民が好意を持ってもらえるものを選んだ方がよかったんじゃないかという風にも思うし、そういうことから聞いている。
A市長:今回の手法については、記者さんが言うような手法も考えられるんですけども、この愛称について、できて、それをどういう風に反映するかということも含めて、事業者の方にお返ししたじゃないですけど、取り組んでいただいたという風にご理解いただけたらという風に思います。
 
Q記者:公園のオープンは、今、建設業界で働き方改革や残業などの問題があり、また建設業界は受注も多い状況だが、スケジュールは順調に行っているか。
A市長:私の方では順調という報告を受けている。担当はどうか。
A都市整備部長:建築工事は順調に進んでおります。週休2日の工事として実施していただいています。
 
Q記者:予定通りオープンの見込みか。
A都市整備部長:今のところその予定でおります。
 
Q記者:一部、市民団体から龍城ケ丘についてはいろいろな意見があり、うろ覚えの記憶では損害賠償請求があったような気もする。そういう動きもある中で、粛々と市としては龍城ケ丘の公園整備を進めている。そういうところの兼ね合い、受け止めを伺いたい。
A市長:本事業は、今ご指摘のありましたとおり住民訴訟の提起がありまして、訴状が届いたと報告を受けています。手法はPark-PFIということで国交省の指導を受けながら適切に事業を行っています。訴訟案件でありますので詳細な内容についてコメントは控えさせていただきますが、裁判の場ではしっかりと市の考えを主張していきたいと思っています。記者の皆さんもご承知のとおり、これはすべて議会に諮って、議会の中で議論をし、予算についてもどれくらいか、債務負担行為も含めてすべて議会で議論をする中で承認をいただいて進めているものです。繰り返しになりますが、法令に違反しない、適切な事業をしていますので粛々と事業を進めて、しっかりとした公園を作っていきたいと思っています。
 
Q記者:その上で今年の10月31日のオープン予定で市長としての期待感をいただきたい。
A市長:平塚には海がありますが、なかなか海を活用できていなかったと考えています。ここで新しい海の魅力発信ということで海辺の総合公園ができますので、市民の皆さま、お子さん、家族連れ、高齢者、若者、また障がいのある方たちが海に親しめる、だれもが気軽に海の魅力を享受できる公園ができます。市民の皆さんの愛着も深まると思いますし、外部から来ていただいた方たちへ平塚の魅力を発信する大きな力になると思います。ネーミングもとてもいいものができたと思っています。期待するとともに公園の魅力をしっかりと発信できるように取り組んでいきたいと思っています。
 

その他の質問

Q記者:平塚だけ、(県の)津波避難対策(津波災害警戒区域)に入っていない。茅ヶ崎はこの間入って、藤沢もすでに入っている。その中でなぜ平塚市が入っていないのか。入ることが考えられるのかどうか。それに伴って対策をしなければならない。公園を作るのはいいが、来た人がすぐに避難できるような対策は何かあるのか、考え方を示してほしい。
A市長:基本的に公園を整備するときに、被害想定や津波の規模はどれくらいなのかなどを基準に、例えば、この公園を作る前に津波の避難タワーを作ったり、公園の中にそれに対応できるようなすぐに逃げられる場所を確保したりしています。津波対応についての想定などは考えています。(仮に大地震が起きたら)公園自体は津波の被害を受けるでしょうが、そこから逃げる方たちの安全の確保ということは考えて作っています。ただ、基本はいくら想定があるとしても、津波の威力は分かりませんので、まずは遠くの方に逃げること、遠くへの避難を考えていただかなければなりません。そのソフト対策も含めて、公園ができたときには津波対応について検討していくし、対策もしっかりととる、そういう決め事は作っていますので対応をしていきたいです。津波対応のエリアの指定ですが、津波避難ビルがあのエリアに60くらいあるのですが、そのいわゆる耐震性とか構造上のこととかいろいろな関係がありますので、それを含めて検討しているところです。ご指摘がありましたように、(県の津波災害警戒区域の指定に)平塚だけ抜けてしまっていますが、今後、その対応をできるかどうかも含めて、エリアの指定については検討していきたいと考えています。
(追記)
「遠くの方に逃げること」とありますが、津波に対しては海や川から離れ、津波避難ビル等のより高い場所への避難が基本となります。

Q記者:いつごろにというところは、どのくらい検討して、いつごろまでに茅ヶ崎並みのことをするのか。湘南海岸全部が入ったほうがいいと思うが。
A市長:この間、(茅ヶ崎は県の津波災害警戒区域の指定が)出ましたが、実は茅ヶ崎が指定されてなかったときも平塚と連携して、どういう形で指定を受けるのかどうかということを検討してきました。茅ヶ崎は(指定を)されましたが、平塚でも内容を精査しながら、私の方から指示はここで出していますので、すぐに今年中とは言えないが、検討に入っているところです。

Q記者:災害はいつ来るか分からないので、早く示していただかないと市民が安心していられない。
A市長:平塚の場合は湾で一番奥ですが、南海トラフ地震の想定がありますので、安心はしていません。今、指摘があったように、(災害は)いつ来てもおかしくないわけですし、何かあったときにきちんと対応していないと、特に新しい公園が災害に対して弱いというイメージを、市民の皆さんも含めて外から来ていただく皆さんにも与えてしまってはいけませんので、その対応はしっかりとしていきたいと思います。

 

定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
 

記者発表資料

平塚市
担当 みどり公園・水辺課公園整備担当 木原
電話 0463-21-9852

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンの公園愛称とロゴの決定

 
 このたび、応募総数66件の中から、庁内での選考会議や市民投票の結果等を経て、本公園の愛称を「HIRATSUKA SEA TERRACE」に決定しました。また、本公園を効果的にPRする有効なツールとして、愛称をモチーフにしたロゴを作成しました。
 愛称やロゴは、本公園の案内サインやホームページ、パンフレットなどに表示し、公園の魅力を発信していきます。
 

公園の愛称

  HIRATSUKA SEA TERRACE (ひらつかシーテラス)

愛称提案者

 平塚市龍城ケ丘在住の30代女性

愛称に込めた思い

 市民の憩いの場所となる公園の愛称に採用されて非常にうれしく思います。新しくできる公園は、海の「テラス」をイメージした場所であり、この公園や豊かな海が市民の暮らしを「照らす」場所になってほしいという思いを込めました。また、近隣から訪れる方々に平塚の海の魅力を感じてもらい、また平塚に来たい、ここに住んでみたいと思えるような公園になってほしいという願いも込めています。私は県外から移住し、ゆったりとした雰囲気のある平塚市での海辺の生活を楽しんでいます。

ロゴ作成者

 (有)まゑむき(東京都新宿区新宿4-4-10 3F B号)前川雄一氏
 デザイナーとして、静岡県島田市「島田市緑茶化計画」のロゴや商業施設のロゴ等を制作

ロゴに込めた思い

 海が持つポテンシャルを活かし、「公園から海のある暮らしの魅力を伝えていく」という事業コンセプトを形にしました。ロゴは、「SEA TERRACE」のイニシャルである「S」をモチーフに、海から昇る太陽がキラキラと水面を照らし、ゆらゆらとひろがっていく、そのような公園のイメージを表現しました。

 

公園のオープン

 令和7年10月31日(予定)

 ロゴデザイン(PDF:100KB)

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