7月定例市長記者会見 平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業 ひらつかタマ三郎漁港に壁画を制作
令和7年7月23日
7月定例市長記者会見 日産車体株式会社 湘南工場の今後に対する平塚市側の説明
落合克宏市長:本日の案件をご説明する前に、私から1件報告させていただきます。日産車体株式会社から発表がありました湘南工場の今後に関することです。
7月15日火曜日の午後に、日産車体 冨山隆(とみやま たかし)社長から本市へ報告があるので面会したいとの連絡があり、私と今井高司副市長が市役所で対応しました。冨山社長からは、日産自動車からNV200バネットの生産委託を2026年度末で終了するとの連絡があったと報告をいただきました。また、湘南工場の今後について、日産車体は工場閉鎖せずに、車両生産委託の可能性を模索することや、特装車・サービス部品生産のサポート事業を担うことなど、あらゆる可能性を検討し、従業員の雇用を最優先に考えるとの話をいただきました。
私からは、湘南工場の継続に向けた取り組みなど、今後の方向性がまとまった際には情報をいただきたい旨、お伝えした状況です。
日産車体は継続の意向を示されているので、その意向を尊重させていただき、今後の動向を注視し、市として支援できることは行っていきたいと考えています。
質疑内容の要旨
Q記者:日産車体の工場について報道が出て、今回正式に発表があって、その内容は車の生産終了とか、今話したことだが、改めてこの件をどのように受け止めているか。A市長:最初は、日産全体の中で、工場を集約していくということで、その中に日産車体湘南工場も含まれているという報道で、当初は日産車体の工場の閉鎖の可能性があるという話がいきなりありましたので、前も申し上げましたけど、それは大変衝撃でした。というのは、平塚で88年もずっと車を作ってきてもらった会社ですので、平塚の市民からすれば車生産の象徴みたいなものですので、そこが閉鎖という話を聞いたときには衝撃でした。何よりもやっぱり次に思ったのはそこで働く従業員の方、イコール市民の方たちの生活に大きな影響があるのではないかと思いました。当初はできるだけ早く方向性が決まったら、われわれにもお伝えいただきたいというお話をしました。その中で、いろいろ今後の雇用の在り方とか、関係関連企業へのつながりの在り方とかも含めて、産業振興部門のところで考えておりました。ここで、改めて、冨山社長からこの話を聞いたときには率直に言いますと、雇用確保することを前提に湘南工場は継続するというお話でしたので、安心ではありませんけども、(日産)車体さん自体が、工場をなくす、閉鎖をするという、それはなくなったのかなということで、平塚市にとってもありがたいことだなと直接は思いました。
Q記者:安心。
A市長:安心というか、安堵ではないですけども、当面は、これからいろんな動きがあるでしょうから、どういう方向に向かっていくのか、ちょっとわれわれも分かりませんけども、日産車体湘南工場の意向としては、しっかりと営業というか生産も含めて、続けていくという意思表示をいただいたということは、これはひとつは安堵しているところではあります。
Q記者:15日に社長と会った際に、今話したことがほとんどだと思う。日産車体の発表でも出ていることがほぼ同じだと思うが、ここに書いてないようなことがあるか。
A市長:私は確認したんですけど、これは日産自動車の方からの委託終了ですねと。日産の自動車、NV200バネットの委託は2027年3月(で終了)になるけども、それをもって日産の車を作るのは終了となるけれども、他に頑張って、車づくりを含めた中での、これからの今後の存続、継続のことを再確認したら、社長はそういう思いですと、しっかりと言っていただきましたので、少しほっとしました。内容的にはそれ以外のことはないですね。
Q記者:車両生産委託の可能性を模索しつつ、特装車とかサービス部分生産を始めとするサポート事業を担うことをも視野に。
A市長:それ以外のプラスαはなかったですね。
Q記者:閉鎖の可能性という報道が出て以降、社長と会うのは初めて
A市長:初めてです。
Q記者:7月15日が初めてと。それ以外は事務方でやりとりしていたと。
A市長:そのとおりですね。申し訳ないですけど、やっぱり、日産車体さんの方でもなかなか、この日まではより具体な情報というのは、来なかったんじゃないかと思うんですね。ですから私としてはちょっと日産車体さん自体にも気の毒だなという思いはしていました。なかなかどうしたらいいのかという、それでなかなか決まってこなかったのかなという、そういう感じがしました。
Q記者:この15日の日産車体からの会見の申し出というのはどういった時間のタイミングで市にあって、どれくらいの会見時間帯だったのか。
A産業振興部長:日産車体から話が来たのは、だいたい14時40分頃です。向こうからの話で調整をして、実際に会ったのは15時20分過ぎくらいです。東証の関係でそうなったというのはちらっと聞きました。
Q記者:実際に会見を終わりになった時間帯というのはどれぐらいなのか。
A市長:20分くらいです。うちの方からは頑張っていただきたいという風に話をしました。
Q記者:車体さんの方からの面会はあったと思うんですけども、大本の、日産の社長から何かご連絡が、とかはあったか。
A市長:日産(自動車)の方からは何もありません。
Q記者:今後予定も。
A市長:ないですね。聞いていないです。
Q記者:先ほど支援策ということを話したと思うが、具体的には例えば、関連企業の従業員、市民の方だと思うが、今現在把握している範囲で、日産車体さんにお勤めの、例えば市民の方とかが、関連企業も含めてどれくらい市民の方が影響を受けるか。
A市長:前回申し上げたが、なかなか正確なところがまだつかめていないということと、やっぱり会社のこれからの動きの中での数字ということになると思いますので、申し訳ないですけども、車体さんの方に具体的なところは確認していただければありがたいな思います。
Q記者:支援策はどのようなものになるのか。
A市長:例えばエリアの中で、平塚は大きな工業のあるまちでありますので、もちろん商工会議所等とも連携をして、会議所は一応窓口を立ち上げていますけど、これからいろんな協議体、相談窓口を含めて、検討していくのかなという状況だと思います。その中で、もし、今の従業員の方々がそのまま仕事ができるような状況であれば、それはそれでありがたいんですけども、そうでなくて、やっぱり動かないといけないようなときには、例えば動くときの支援ができるのか、そういう対策を国の制度とか県の制度、それからまた平塚市の独自の制度もあります。実はコロナ以降、平塚市に就職をしてもらう中小企業については助成をしたり、そういう支援策を持っていたりしますので、そういうものを全部合わせながら、雇用の動き、それへの対応について、支援をしていきたいです。
Q記者:横浜市では、日産に関連して、経産省の政務官に要望書を出したりとか、県が特別相談窓口を設けたりという対応をしていますが、平塚市としては、そういう目に見えた形で対応というのは、今後は。
A市長:繰り返しになりますが、継続という方向でお話いただきましてありがたいことだと思います。今後車体さんの取り組み、車づくりがどういう形で動いていくのか、それとも形を変えていくのか、そういうことも含めて、形が決まってくると思うんです。そのためにも社長さんには、すぐには決まっていかないでしょうけども、2027年3月までは、一応NV200を中心に作っていくんでしょうけども、その他にもいろいろ可能性を模索しながら進んでいくということであります。われわれとしてはそういうものを見守りながら並行して、車体さんの従業員の方にどういう形で支援をできるのかという、考える協議体みたいなものを商工会議所、それからもちろん日産車体さんも含めて、そういう協議体は考えていかなければならないと思っています。今後検討していく段階に入ってきたのかなと思っています。
Q記者:今もそういった協議会、連絡会、市長と社長が会ったことで、いわゆる情報共有が、これから、車体の方がどういうビジネスをするのか。情報共有の連絡、どういう形でチャンネルを取っていくのかある程度合意はしているのか。
A市長:そこまでは合意はしていません。ただ、私の方からそういうことも含めてぜひとも連携をして、平塚にとって地域にとって大切な会社ですし、働く方たちは市民でもありますので、そういう人たちの生活も含めて、やっぱりお互いに連携を取って進んでいかなければいけないと思っています。合意はしていますけども、具体として、どういう形でっていうのはこれからのことです。繰り返しになりますけども、これから検討をしていきたいなと思っています。
Q記者:要望としては車体さんの方にもそういったものを伝えて、車体さんの方からはそのあたりはいかがか。
A市長:そのときは社長さんからは、直接はそういうのはお願いしますねという言葉はいただいていません。なんとか頑張りますと、車体本体の方で。確かに日産車体もいろいろ車を作って、名前は日産車体ですけども、かといって、独立した車づくりの会社ですので、そのとき、頑張りますという話をいただきましたので、これは繰り返しになりますけども、よかったなと思います。
Q記者:市の対応の考え方として、あくまでも日産車体が具体的な方向性を出してきて初めて、それに対して市がどうするか。
A市長:今から、先ほども従業員の方たちの動きなんかを悲観的に捉えて動くなんてことはなかなかできません。いろんな流れを情報提供しながら合意形成をしながら、その流れの中で、それじゃあ平塚市、それから平塚市工業会、商工会議所、そういったところが全部合わさって何ができるのかを流れの中で考えていくというのが必要だと思います。
Q記者:担当部署にも何日か前に訪ねたのだが、あまり大変だ大変だと市が先にやるのは。
A市長:日産の問題については、経営自体をわれわれがなんとも言えないんですけども、ただ、そういう状況になったときの悲観論を先についてしまいますと、働く方たち、エリア、市、県にとってもあまりイメージがよくありません。今回は継続という話を聞きましたので。これからはどうしたら続けていけるか、前向きに進んで、われわれが支援をしながらお手伝いをしながら続けていけるか、しっかり考えていきたいと思います。
Q記者:結局市民の方で、日産車体に勤めている方、どれくらい情報を持っているか分からないので、市の方で窓口を設置してご相談くださいという風な前向きな姿勢を見せた方がよいと思うが、どうか。
A市長:先ほどもお話しましたけども、そういう段階に入ってきたと思いますので、それは考えていきたいと思います。商工会議所は会議所という全体の中で相談窓口というものを開いていますけども、そういうものと連携しながら、市民の人たちへの情報提供も含めて、窓口といいますか、その辺は考えていかなければいけないという段階になってきたのかなと思います。
Q記者:今まで市長が日産車体の社長と話しているわけだから、その中で出てきた話とか、何かは市民に伝えるべきことではないかと思われる。意外と車体に勤めている方も知らないとういか、どういう交渉があってどういう話があったかとか分からないので、そこは具体的に伝えられる部分は伝えた方がいいんじゃないかと思う。そういう窓口が必要かなと思う。
A市長:われわれもそういう努力をしますし、申し訳ありませんけども報道機関の方も、今回こういうことを含めて、これからの日産車体の在り方みたいなものをお伝えいただくとありがたいなと思います。
Q記者:市の窓口はまだないのか。商工会議所の窓口はあるということか。
A産業振興部長:特化した窓口はありませんが、経営相談、雇用相談の無料の相談窓口は常設で平塚市はあります。こちらの方について、日産関連の相談は1件も来ていません。
Q記者:平塚市には、既存の経営相談、雇用相談の窓口はあるのか。
A産業振興部長:あります。その中で日産関係の相談は1件もありません。
Q記者:商工会議所には今回の件を受けて、窓口ができたということか。そことの情報交換はあるか。
A産業振興部長:設置については、商工会議所から連絡をいただきました。
Q記者:こういった内容の相談が来ています、ということは聞いているか。
A産業振興部長:相談内容については伺っていません。設置について聞いています。当市の方では、既存の窓口で対応します。
Q記者:考えていく協議会の構成メンバーは、商工会議所、市とほかにはあるか。
A産業振興部長:これから検討していくことになります。
Q記者:スケジュールとしては、年内をめどにとか予算編成前とかあるか。
A産業振興部長:日産車体さんの判断を踏まえてということになります。そこは聞きながら、ということになります。
Q記者:相談窓口について、一般的な窓口があるのは当たり前で、日産車体に限ったことで相談窓口を開いたらどうかと私は言っている。そういう考えはあるか。看板を背負わなければ市民は相談に行けないと思う。
A市長:それを含めて検討させていただきたいと思います。
Q記者:私が取材した印象では、メディアは大変だ大変だと、うちの新聞も含めて騒ぎ立てているような印象。一方で関係者に聞くと工場を閉鎖するわけではない、そこまで大きく騒いでいるわけでもないという印象もあり、商工会議所に話を伺っても1件も相談は来ていない、具体的なことが出ていないから相談のしようがないということもあるが、その辺のギャップをどう感じているか。
A市長:私から会社の経営のことは言えないが、日産自動車本体の方から日産車体への経営の在り方などの話を含めて、私が伺っているところでは、なかなか来ていないというのが、本当のところだなと思います。ですから余計、従業員の方たちまで(話が)行かない。そういう状況になっているのかなと思います。繰り返しになりますが、本当に大切な会社ですし、ずっと歴史のある会社で、市民の方たちが働いている会社ですから、そんなに悲観論を先に、閉鎖されるということではなく、どうしたら続けられるかということを持ちながら、なんとか平塚の地でモノづくり、車づくりを続けていただけるような環境が進んでいけばありがたいなと思っています。
Q記者:社長が工場は閉鎖しない、雇用を継続したいと言っているが、その根拠はないにしても、手ごたえと言うか、口先だけで言っているのか、それとも大丈夫そうだというのはあるか。
A市長:社長さんの話を聞くと本気と言うか、それ相応の数の従業員がいるわけなので、なんとか頑張って働き口と言うか、雇用は守りたいという思いは、社長さんと話していて感じました。
Q記者:それは何か、めどと言うか根拠というものはあったか。
A市長:それは言われなかったです。
Q記者:支援する経済界からも、最悪の場合はこんなこともできますという話はあるか。
A市長:それはまだです。先ほど言いましたが、今まである雇用調整金ですとか、国・県・市の雇用に関する助成もありますので、そういったものをおさらいしながら該当できるかどうか、例えば中小企業に従業員の方たちが行くときに、中小を活性化するためにそういうものを使えるかどうか、そういったところの検討は担当の方でしっかりとしてもらっています。今の流れに沿いながらより具体化していくのがこれからだと思います。
Q記者:最悪、今の話がなくなっても平塚の経済界としては、何百人も失業させることはないですよ、ということはないか。
A市長:今、私がはっきりと申し上げることはできませんが、われわれとしては努力をして、この地に住んで、働いている方への悪影響は極力抑える、そういう政策はしっかり打ちたいと考えています。
7月定例市長記者会見 平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業 ひらつかタマ三郎漁港に壁画を制作
平塚市側の説明
落合克宏市長:平塚市と東海大学の交流提携40周年記念事業として、学生と地域の子どもたちが、ひらつかタマ三郎漁港の擁壁にひらつかタマ三郎や海の生き物を描き、壁画を制作します。東海大学と地域との交流をさらに深め、本市の水産業やひらつかタマ三郎漁港の活性化につなげます。この事業の主体は平塚市と東海大学になります。
日時・内容につきましては、まず7月28日、29日に東海大学教養学部芸術学科池村・熊谷ゼミの学生が、スプレーアートで「ひらつかタマ三郎」を描きます。10月1日には、地元の港小学校3年生102人がゼミの学生と協力し、「ひらつかタマ三郎」の周辺に、海の生き物を描く予定です。小学生それぞれの自由な発想で海の生き物を描いてもらいます。
場所は、ひらつかタマ三郎漁港です。位置図をつけていますのでご確認ください。
本日はこちらに、事業に参加いただく東海大学教養学部芸術学科から「池村・熊谷ゼミ」の先生と学生にお越しいただきました。代表して、池村先生と学生の鈴木さんにご挨拶をいただきます。
それでは池村先生から、お願いします。
池村教授:ただいまご紹介に預かりました東海大学芸術学科の池村と申します。
今回、平塚市と東海大学の交流提携40周年記念事業の一環で、学生たちとともにひらつかタマ三郎漁港の擁壁の壁画プロジェクトにかかわらせていただきます。平塚市と東海大学は今回の記念事業のみならず、日頃から協力し合い過去40年間様々なかたちで交流をおこなってきました。今回のテーマである「ひらつかタマ三郎」も、平塚市の農産物キャラクター「ベジ太」も、過去において東海大学芸術学科の学生が考案したキャラクターです。
それぞれのキャラクターは誕生して10年近く経った今でも、関係者の力添えもあり市民に愛され続け、地産地消を普及する活動に積極的に登場しています。
「ベジ太」は小学校の学校給食や幼稚園の訪問事業において地元の子どもたちに知られていますが、今回このプロジェクトにおいて「ひらつかタマ三郎」についても、地元のこどもたちにとって身近な存在になると考えています。
またネーミングライツで“ひらつかタマ三郎漁港”と命名したこの場所が、今回の壁画に装いにより市外の人にとっても一つの観光の名所になることを期待しております。私からは以上です。
落合克宏市長:ありがとうございました。つづいて鈴木さん、お願いします。
鈴木さん:ただいまご紹介に預かりました東海大学芸術学科4年の鈴木陽と申します。
今回、大学のゼミ活動として壁画プロジェクトにかかわらせていただきました。このプロジェクトに参加する学生は芸術学科の3、4年生で、総勢20名弱になります。3年生は今回初めての参加になりますが、私たち4年生は今年1月に現地でスプレーアートの実験をおこない、作業性や実現性を確認しました。スプレーアートとは、線画を切り抜いた大きな紙を型紙にスプレーを吹きつけ描く技法で、短い時間で壁に絵を描くことができ、その上から絵の具で色を塗ることで完成します・
今回は7月28、29日の2日間で、なるべくたくさんの「ひらつかタマ三郎」を描き、10月に予定する地元小学生たちの魚の絵を描くワークショップにつなげていきたいと思います。
また時間が確保できれば10月のワークショップにおいても参加して、小学生をサポートしながら壁画の完成をめざしたいと思います。私からは以上です。
落合克宏市長:ありがとうございました。
また、漁港から「ひらつかタマ三郎」にも来てもらっています。
「ひらつかタマ三郎」は、平塚の漁業をPRするキャラクターです。平塚市漁業協同組合の依頼により、平成25年に当時の池村研究室の学生たちが考案しました。
平塚市と東海大学は、昭和60年に交流事業に関する申し合わせを取り交わし、今年で40周年を迎えます。この節目を契機に市民と大学の新たな交流の場づくりを目的として8件の記念事業を実施します。別紙に内容を記載していますのでご覧ください。その都度、時期がきましたら改めてお知らせします。
私からの説明は以上です。
質疑内容の要旨
Q記者:今回、10月1日に港小学校3年生と共同でスプレーアートをするということだが、港小学校の3年生になった理由があれば、教えてほしい。
A農水産課長:港小学校は、ひらつかタマ三郎漁港がある港地区にある地元の小学校ということで、今回の壁画の作画でも携わっていただきますが、それまでにもヒラメ稚魚放流ですとか、地域に根差した形でご協力いただいている小学校ということで選定をしています。
Q記者:3年生というところに何かポイントがあれば教えてほしい。
A農水産課長:まず、学年ごとに主に農業やる学年もあれば、お米や魚について勉強する学年もあるなど、タイミングがあるので、そこで今回はちょうど3年生となりました。
Q記者:どれくらいの面積の場所にどのような絵を描くのか。
A鈴木さん:漁港のスロープの壁に描くので結構広いものになっていて、型紙自体が2メートル弱の型紙にタマ三郎の線画を描いている感じです。サイズは大きめで、壁に目立つ形で、スプレーアートで描きます。
Q記者:スプレーアートは普段から使っているものなのか。
A鈴木さん:スプレーアート自体はこのプロジェクトが初めての体験です。デザインするのはタマ三郎とかベジ太の関係でプロジェクトに参加しているので、デザインは初めてではないのですが、実際に型紙を切って、スプレーアートを壁にするのは初めてです。
Q記者:このデザインは決まっていたのか。
A鈴木さん:私たち4年生は去年やったのでデザインが決まっていて、3年生が今年新たに考えたものと一緒にやる形になっています。
Q記者:どのような感じに仕上げようと考えているのか。
A鈴木さん:タマ三郎が動いているいろんなポーズとか、魚に関係する感じになっているので、結構コミカルな感じ、楽しい感じになると思います。
A池村教授:ちょうど壁がありますね。タマ三郎が壁に5、6体描かれて、その間に小学生が魚など海の生き物の絵を描く、これがまた自由な絵です。それで大学生と小学生のコラボレーションの壁画が完成するという状況です。
A農水産課長:先ほど描く場所の質問があったと思いますが、壁面の大きさですが、長さが約50メートル、高さが最大で7メートルほどある部分があります。その両側に描きます。
Q記者:小学生が描く魚は、高い所にも自由に描くのか。
A農水産課長:7月末に学生さんに描いていただいたところの空いているところに描くのですが、もちろん高い所にも描きたいので、それには専用の台のようなものを用意して全面的に描いていきます。
Q記者:完成は、小学生が描いて何回で完成するのか。
A農水産課長:完成としては10月1日を予定しています。港小学校の小学生が描いて完成になりますが、ちょうど、農水産課で11月にあのエリアでのイベントを予定していますので、そのタイミングに合わせてお披露目できたらと検討している最中です。
Q記者:描く擁壁面は真っ白なのか。何もない状態に描くのか。
A農水産課長:その通りです。
Q記者:描く場所はスロープとのことだが、実際にどのような形状なのか。
A農水産課長:描く場所をお渡ししていますが、上部は駐車場になっています。駐車場から実施予定地と書かれている場所が、魚が揚がった際の荷捌き場になっています。こちらに向かって、スロープ状になっています。スロープの両サイドが50メートル、最大7メートルになっています。
Q記者:スロープは漁港に向かって、傾斜があって下がっていくイメージなのか。では、2面あるのか。2面の壁自体がスロープになっていて50メートルあって、高さが最大7メートルあるというイメージか。三角形という感じで、両面、2面に描くということか。
A農水産課長:そうです。
Q記者:ひらつかタマ三郎、ネーミングのコンセプトは何か。
A市長:元々は漁協の方から依頼がありました。東海大学教養学部デザイン学科デザイン学課程の池村先生の研究室で平成25年に学生の人たちから考案してもらいました。漁協の組合員の人たちから俺たちのキャラクターはワイルドでなくては似合わない、そういう意見がありましたので、それを参考にしてもらって、「タコ髭のワイルドな猫」。それでひらつかタマ三郎が誕生しました。
Q記者:漁協さん側のネーミングになるのか。
A池村教授:ネーミングも学生たちと共に、大学側で。
Q記者:漁協さん側のアイデアをもとにネーミングを選定されたということか。
A池村教授:基本的にはデザインとネーミングを学生と共に考えました。1回違うかわいいキャラクターを提案したのですが、落とされた。「そうではないんだ。ワイルドなんだ」ということで、ワイルドにさせていただきました。魚好きということで猫。いろいろなキャラクターとしての設定がありますが、一つはこういう形です。
A市長:ちなみにもう一つ先ほど「ベジ太」の話をしました。これは(平塚の)農産物を推奨するもので、これは犬です。平塚市の形を犬にして、背中に平塚で生産する野菜を入れています。おかげさまで昨年から、中学校給食を学校給食センターから配送する車には、ベジ太が全部ついています。ベジ太はとても子どもたちには好評です。
Q記者:右側のパネルはイメージなのか。
A池村教授:これは壁画のイメージです。どれだけ密度がでるかはやってみないと分かりません。
Q記者:人のシルエットが描かれているが。
A池村教授:これは、人の大きさがこのくらいということで、描いています。鑑賞できるように。
Q記者:海中生物も一緒にあしらっている。
A池村教授:そうですね。こういう小さいところは小学生に描いてもらうつもりで、レイアウトしています。どうなるか分からないですけど。
Q記者:しおかぜ広場は普段から一般市民の方が出入りできる場所なのか。
A農水産課長:しおかぜ広場はトイレとシャワーとかが設置されている、駐車場に隣接する広場です。サーフィンをやられている方が、シャワーとかはよく使っています。
Q記者:壁画に直接スプレーをするのではなくて、白い段ボールを当ててそれにかけているのか。
A池村教授:白いダンボールに線画の部分が切り抜かれていまして、それが型紙になっています。その段ボールを壁に張って、切り抜いたところにスプレーをかけてそれをはがすと、線画だけが残るのですから、それをベースに色を塗るということになります。
Q記者:直接壁に描くということか。
A池村教授:そうです。スプレーを壁に直接吹き付けます。
Q記者:それは移動できないということか。
A池村教授:移動できません。極端なことを言うと、壁の落書きみたいなものです。
Q記者:完成したら、また誰かが落書きしてもいいのか。
A池村教授:それは愛される壁かどうかによります。
Q記者:3、4年生20名弱くらいの中に、地元平塚の学生はいるのか。
A池村教授:秦野はいますけど、平塚はいたかどうか。
A鈴木さん:神奈川県在住の子はいますが、平塚ではないです。
A農水産課長:港小学校は、ひらつかタマ三郎漁港がある港地区にある地元の小学校ということで、今回の壁画の作画でも携わっていただきますが、それまでにもヒラメ稚魚放流ですとか、地域に根差した形でご協力いただいている小学校ということで選定をしています。
Q記者:3年生というところに何かポイントがあれば教えてほしい。
A農水産課長:まず、学年ごとに主に農業やる学年もあれば、お米や魚について勉強する学年もあるなど、タイミングがあるので、そこで今回はちょうど3年生となりました。
Q記者:どれくらいの面積の場所にどのような絵を描くのか。
A鈴木さん:漁港のスロープの壁に描くので結構広いものになっていて、型紙自体が2メートル弱の型紙にタマ三郎の線画を描いている感じです。サイズは大きめで、壁に目立つ形で、スプレーアートで描きます。
Q記者:スプレーアートは普段から使っているものなのか。
A鈴木さん:スプレーアート自体はこのプロジェクトが初めての体験です。デザインするのはタマ三郎とかベジ太の関係でプロジェクトに参加しているので、デザインは初めてではないのですが、実際に型紙を切って、スプレーアートを壁にするのは初めてです。
Q記者:このデザインは決まっていたのか。
A鈴木さん:私たち4年生は去年やったのでデザインが決まっていて、3年生が今年新たに考えたものと一緒にやる形になっています。
Q記者:どのような感じに仕上げようと考えているのか。
A鈴木さん:タマ三郎が動いているいろんなポーズとか、魚に関係する感じになっているので、結構コミカルな感じ、楽しい感じになると思います。
A池村教授:ちょうど壁がありますね。タマ三郎が壁に5、6体描かれて、その間に小学生が魚など海の生き物の絵を描く、これがまた自由な絵です。それで大学生と小学生のコラボレーションの壁画が完成するという状況です。
A農水産課長:先ほど描く場所の質問があったと思いますが、壁面の大きさですが、長さが約50メートル、高さが最大で7メートルほどある部分があります。その両側に描きます。
Q記者:小学生が描く魚は、高い所にも自由に描くのか。
A農水産課長:7月末に学生さんに描いていただいたところの空いているところに描くのですが、もちろん高い所にも描きたいので、それには専用の台のようなものを用意して全面的に描いていきます。
Q記者:完成は、小学生が描いて何回で完成するのか。
A農水産課長:完成としては10月1日を予定しています。港小学校の小学生が描いて完成になりますが、ちょうど、農水産課で11月にあのエリアでのイベントを予定していますので、そのタイミングに合わせてお披露目できたらと検討している最中です。
Q記者:描く擁壁面は真っ白なのか。何もない状態に描くのか。
A農水産課長:その通りです。
Q記者:描く場所はスロープとのことだが、実際にどのような形状なのか。
A農水産課長:描く場所をお渡ししていますが、上部は駐車場になっています。駐車場から実施予定地と書かれている場所が、魚が揚がった際の荷捌き場になっています。こちらに向かって、スロープ状になっています。スロープの両サイドが50メートル、最大7メートルになっています。
Q記者:スロープは漁港に向かって、傾斜があって下がっていくイメージなのか。では、2面あるのか。2面の壁自体がスロープになっていて50メートルあって、高さが最大7メートルあるというイメージか。三角形という感じで、両面、2面に描くということか。
A農水産課長:そうです。
Q記者:ひらつかタマ三郎、ネーミングのコンセプトは何か。
A市長:元々は漁協の方から依頼がありました。東海大学教養学部デザイン学科デザイン学課程の池村先生の研究室で平成25年に学生の人たちから考案してもらいました。漁協の組合員の人たちから俺たちのキャラクターはワイルドでなくては似合わない、そういう意見がありましたので、それを参考にしてもらって、「タコ髭のワイルドな猫」。それでひらつかタマ三郎が誕生しました。
Q記者:漁協さん側のネーミングになるのか。
A池村教授:ネーミングも学生たちと共に、大学側で。
Q記者:漁協さん側のアイデアをもとにネーミングを選定されたということか。
A池村教授:基本的にはデザインとネーミングを学生と共に考えました。1回違うかわいいキャラクターを提案したのですが、落とされた。「そうではないんだ。ワイルドなんだ」ということで、ワイルドにさせていただきました。魚好きということで猫。いろいろなキャラクターとしての設定がありますが、一つはこういう形です。
A市長:ちなみにもう一つ先ほど「ベジ太」の話をしました。これは(平塚の)農産物を推奨するもので、これは犬です。平塚市の形を犬にして、背中に平塚で生産する野菜を入れています。おかげさまで昨年から、中学校給食を学校給食センターから配送する車には、ベジ太が全部ついています。ベジ太はとても子どもたちには好評です。
Q記者:右側のパネルはイメージなのか。
A池村教授:これは壁画のイメージです。どれだけ密度がでるかはやってみないと分かりません。
Q記者:人のシルエットが描かれているが。
A池村教授:これは、人の大きさがこのくらいということで、描いています。鑑賞できるように。
Q記者:海中生物も一緒にあしらっている。
A池村教授:そうですね。こういう小さいところは小学生に描いてもらうつもりで、レイアウトしています。どうなるか分からないですけど。
Q記者:しおかぜ広場は普段から一般市民の方が出入りできる場所なのか。
A農水産課長:しおかぜ広場はトイレとシャワーとかが設置されている、駐車場に隣接する広場です。サーフィンをやられている方が、シャワーとかはよく使っています。
Q記者:壁画に直接スプレーをするのではなくて、白い段ボールを当ててそれにかけているのか。
A池村教授:白いダンボールに線画の部分が切り抜かれていまして、それが型紙になっています。その段ボールを壁に張って、切り抜いたところにスプレーをかけてそれをはがすと、線画だけが残るのですから、それをベースに色を塗るということになります。
Q記者:直接壁に描くということか。
A池村教授:そうです。スプレーを壁に直接吹き付けます。
Q記者:それは移動できないということか。
A池村教授:移動できません。極端なことを言うと、壁の落書きみたいなものです。
Q記者:完成したら、また誰かが落書きしてもいいのか。
A池村教授:それは愛される壁かどうかによります。
Q記者:3、4年生20名弱くらいの中に、地元平塚の学生はいるのか。
A池村教授:秦野はいますけど、平塚はいたかどうか。
A鈴木さん:神奈川県在住の子はいますが、平塚ではないです。
その他の質問
その他の質問に入る前に、私から1件報告させていただきます。7月20日に投開票が行われた今回の参議院議員通常選挙における、事務手続きの誤りについてです。
民主主義の根幹をなす選挙において、事務ミスが起こってしまったことは大変遺憾であり、市民の皆さんに対して不安を与えてしまったことは、大変申し訳なく思っています。
しっかりと原因を調査し、再発防止を徹底するよう選挙管理委員会委員長にお願いをしたところです。
この度は、大変申し訳ありませんでした。
Q記者:選挙の件、高齢者が自分の息子に頼みますよと言って、息子が親の変わりに入れたらこれはダメとなる。これは手続きをすれば、動けないからとなればできるが、現実的には動けない高齢者はたくさんいてそれは息子に頼んでもダメだ。第三者から依頼されるのであればともかく、家族もダメ。高齢者が投票したくてもできないような状況がある。それが選挙違反となるのはどうにかならないのかと思うが、市長は何か考えがあるか。
A市長:選挙制度に関することですので、私が言うことではありませんが、そういう時代になってきていると思います。確かに制度(郵便投票や不在者投票)があり、(動けない)高齢者の方たちの手段はあります。家族が高齢者の方の意向をくんでできるかどうかその辺も検討して選挙自体も、制度を変えろというわけではありませんが、考えていく時代にはなってきたのかなと思います。少子高齢化が本当に進んでいます。ちなみに私の両親も今回、動けずに行けませんでした。
Q記者:私の親もケアハウスにいる。なかなか行けると思っても行けない人がほとんど。みんな元気ではある。高齢者で実際に要件に合う人はたぶん少なくて、面倒くさい、動きにくいという程度の人でも行けない。その辺をもうちょっと、役所の事務だと委任状などがあるが、その辺なんとかならないかと思う。
A市長:それは全体で、世の中の状況を考えてもらいながら、選挙制度についても考えていただく時代になってきたと思います。
Q記者:選挙結果について、どう思われているか。
A市長:私としては国政のことですので、コメントはできませんが、民意を反映されたものが選挙だと思います。今まで主張してこられた政党の考え方、議員の考え方、それがすべてオーケーではないと思いますけれども、どういうところが民意を動かしたのか、そういったところをしっかり分析して政治活動を進めていただきたいと思います。
Q記者:ベルマーレとの勉強会は、(令和6年)2月に第1回があり、そろそろ来月で(1年と)半年を迎えると思うが、進捗(しんちょく)はどうか。
A市長:進捗(しんちょく)はありません。直近では5月27日に開催しました。勉強会の内容については、これまで申し上げている通り、国の内外のスタジアムの事例や情報の共有、運営のスキーム、事業収支の精査というところを適宜テーマとして協議をしています。次回は7月31日を予定しています。これは結論を出す会議ではありませんので、方向性はこれからどうしていったらいいか、期限を設けているものではございませんが、テーマを決めながら検討を進めていくということが今の状況です。
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
記者発表資料
平塚市担当 農水産課 みなと水産担当 内海(ひらつかタマ三郎漁港に壁画制作)
電話 0463-21-2066
担当 企画政策課 政策担当 鈴木(平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業全般)
電話 0463-21-8797
平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業
ひらつかタマ三郎漁港に壁画を制作
平塚市と東海大学の交流提携40周年記念事業として、学生と地域の子どもたちが、ひらつかタマ三郎漁港の臨港道路擁壁に「ひらつかタマ三郎」や海の生き物の絵を描きます。
東海大学と地域との交流をさらに深め、本市の水産業やひらつかタマ三郎漁港の活性化につなげます。
事業の主体
平塚市・東海大学
日時・内容
7月28日(月曜日)~29日(火曜日)両日ともに午前10時から午後3時まで
東海大学生(教養学部芸術学科池村・熊谷ゼミ)がスプレーアートで、ひらつかタマ三郎の描画と色塗りをします。
10月1日(水曜日)午前中 天候等により変更の可能性があります。
小学生(港小学校3年生102人)が大学生と共同で描画。スプレーアートで描画したひらつかタマ三郎イラストの周辺に、小学生が自由に海の生き物を描きます。
場所
ひらつかタマ三郎漁港(新港)
平塚市千石河岸地先 別紙位置図を参照
ひらつかタマ三郎漁港(新港)位置図(PDF:276KB)
平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業
平塚市と東海大学は、昭和60年に交流事業に関する申合せを取り交わし、今年で
40周年を迎えます。この節目に、市民と大学の新たな交流の場づくりを目的として、別紙「平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業」のとおり8件の記念事業を実施します。
別紙「平塚市・東海大学交流提携40周年記念事業」(PDF:377KB)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。