デジタルインボイスに向けた実証実験

令和7年12月3日

平塚市
担当 産業振興課 産業活性化担当 岡島
電話 0463-21-9758
 

デジタルインボイスに向けた実証実験

 
 平塚市漁業協同組合と山大商事株式会社は、デジタル庁の進めるデジタルインボイスの取り組みに向けた実証実験として、サバの取引における請求手続きをアプリ上で実施する実証実験を始めます。
また、山大商事株式会社で加工した「トマ鯖カレー」には、出荷日時や製造者情報を取得できる二次元コードを貼り付けます。消費者が二次元コードを読み取ることで産地の確認が可能となり、安心安全につながるほか、社会課題解決に取り組む本商品のPRにもつなげます。
 

実証実験概要

目的

 デジタル庁の進めるデジタルインボイスの取り組みについて、将来的に平塚市内の事業者が導入していくことを想定し、国の目指す姿に対する現状とのギャップを明らかにすることで、今後の中小企業支援の方向性検討に役立てることを目的としています。
 

実証期間

 令和7年12月10日(水曜日)~令和8年2月28日(土曜日)まで(予定)
 

参加団体

 山大商事株式会社(所在地:神奈川県平塚市堤町1-2-2)
 平塚市漁業協同組合(所在地:平塚市千石河岸28-13)
 Triplo M’s S.A.(所在地:スイス、業種:IT関連 開発・マーケティング事業者)
 

内容

 Triplo M’s S.A.の協力の下、アプリ「QMS TRACE」を活用します。
 平塚市漁業協同組合は、山大商事株式会社に納品したサバの請求書をアプリ上で送り、山大商事株式会社はその内容を確認後、支払います。
 山大商事株式会社は、納品されたサバを「トマ鯖カレー」に加工して、アプリ上で作成する食品の出荷日時や製造者情報を記録できる二次元コードを貼り付けて出荷します。
 なお、デジタルインボイスの取組は、ZEDI(全銀EDIシステム)による支払行為まで含めて進められるのが一般的ですが、今回の実証ではZEDIによる支払行為までは行わず、アプリ上での請求手続きまでの実証を行います。
 

トマ鯖カレー

 参加団体の2者と湘南農業協同組合が連携して開発したレトルトカレーです。地元の農業・漁業と高い食品加工技術を活かして、規格外野菜や低・未利用魚の食材ロスを解決し、地産地消を促進することを目的として開発されました。
 海の幸「サバ」と山の恵み「トマト」という平塚の豊かさをぎゅっと詰め込んだ、ここでしか味わえないカレーです。
 

デジタルインボイス

 デジタルインボイスとは、請求情報(請求に係る情報)を、売り手のシステムから、買い手のシステムに対し、人を介することなく、直接データ連携し、自動処理される仕組みです。売り手・買い手のシステムの違いを問わず利用できます。