平塚市美術館特別展「鳥海青児と三岸好太郎」展

平成20年11月13日

 
平塚市
担当 美術館 学芸担当
電話 0463-35-2111
 
 

平塚市美術館特別展 「鳥海青児と三岸好太郎」展

 
 
 鳥海青児(1902-1972)は神奈川県平塚に生まれ、中学生時代から絵画に取組み、1924年の第二回春陽会に入選しました。以後、渡欧を経て油彩画による表現の可能性を探究し続け、重厚なマチエールと深みのある色彩で独自の造形世界を築き、日本洋画史に異彩を放つ存在となりました。
 
 三岸好太郎(1903-1934)は北海道札幌生まれ。札幌での中学時代に絵画を始め、卒業後に上京。1923年に第一回春陽会に入選しました。その後独立美術協会の創立に最年少で参加、画風のめまぐるしい変転を見せた約10年の画業の末、31歳で夭折します。
 
 春陽会への参加を通じて知合った二人は、若手作家のグループ「麓人社」での活動を展開します。また1928年、三岸の故郷である北海道に数ヶ月滞在し札幌で展覧会を開催するなど、切磋琢磨しながら交流を深めました。
 
 本展は、平塚市美術館の所蔵する鳥海青児作品、北海道立三岸好太郎美術館の所蔵する三岸好太郎作品を中心にして構成します。また、未発表の鳥海作品もあわせて出品いたします。これにより、二人の画業を紹介し、あわせて両者の交流が作品に与えた影響を探るものです。
 
 主催 平塚市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
三岸好太郎≪猫≫1931年 北海道立三岸好太郎美術館蔵
会期 平成20年11月15日(土)~平成21年1月12日(祝)
 
場所 平塚市美術館 (平塚市西八幡1-3-3)
 
休館日 毎週月曜日
・11月24日(休)・1月12日(祝)は開館し、13日(火)は休館
・年末年始 12月29日(月)~1月3日(土)
 
観覧料
 一般500(400)円、高・大生300(240)円、小・中生無料
(  )内は20名以上の団体料金
 

関連事業                                            

  •  特別講演会「鳥海青児と三岸好太郎」
 講師  原田光さん(美術評論家)
 日時  平成20年11月29日(土)午後2:00~3:30
 場所  美術館ミュージアムホール
 定員  先着100名(無料)
 
  • 学芸員によるギャラリートーク
 期日  11月22日(土)、12月14日(日)、12月20日(土)
 時間  午後2:00~2:40
 場所  美術館展覧会場
  
  • 三岸好太郎作「猫」の絵