博物館夏期特別展 「市民が探る平塚空襲-65年目の検証-」開催
平成22年7月7日
平塚市
担当 博物館 学芸担当 早田
電話 0463-33-5111
博物館夏期特別展
「市民が探る平塚空襲-65年目の検証-」開催
博物館では平成元年以来、空襲体験者を含む市民らで構成される「平塚の空襲と戦災を記録する会」とともに平塚空襲に関する証言・資料の収集や実態調査を進めてきました。
本展示は昭和20年7月16日の平塚空襲から65年目の夏を節目に、同会がこれまでに調査・研究してきた成果を展示・紹介します。また、平成7年に開催した夏期特別展「44万7716本の軌跡―平塚の空襲と戦災―」以降の15年間に収集された資料や、新たに寄せられた体験者による空襲体験の絵も展示し、平塚空襲の実態を明らかにします。
主催 平塚市博物館
日時 平成22年7月10日(土)~9月5日(日) 午前9:00~午後5:00
休館日:月曜日(7月19日は開館)・7月20日(火)
開館時間:午前9:00~午後5:00(8月17日~8月22日は午後7:00まで開館) ※入場は閉館30分前まで
場所 平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)
展示構成
第1部 平塚空襲の全体像
1945年7月16日の平塚空襲の概要を説明
第2部 資料にみる米軍の作戦計画
米軍資料を通して米軍の平塚空襲の作戦計画を紹介
第3部 空襲被害
平塚空襲の人的被害・空襲焼失域・体験絵画などから空襲被害の実像を紹介
第4部 その他の空襲
7月16日の空襲以外の空襲を紹介
第5部 復興に向けて
空襲後・終戦後の人びとの復興に向けた動きを紹介
第6部 振り返る空襲への道のり
平塚空襲へと至る戦前・戦時下の世相や地域の様子を紹介
主な出品物 ※新は今回が初めての展示
平塚空襲直後の航空写真(米国立公文書館蔵) 新
平塚市内被災状況写真(米国立公文書館蔵) 新
平塚空襲被災状況復元地図…聞き取り調査などをもとに、市内の被災状況を戸別に示した地図 新
焼夷弾が貫通した天井板(当館蔵) 新
炎に耐えた持仏(個人蔵)…空襲で焦げた跡が残る仏像 新
空襲体験絵画…平塚空襲体験者が自らの体験を描いた絵 新
避難経路図…聞き取り調査をもとに空襲当時の被災者の避難経路を示した地図 新
旧県立平塚高等女学校文書…戦時下の世相をうかがうことができる文書 新
厚木航空隊の檄文(当館蔵)…終戦を不服として徹底抗戦を呼びかける檄文 新
焼夷(しょうい)弾・焼夷爆弾(当館蔵)
防空頭巾(ずきん)
動員学徒関係資料(当館蔵)…平塚市内の軍需工場に動員されていた学徒の腕章・鉢巻き・日記など
空襲の熱で融けた硬貨
関連事業
いずれも申し込みは不要です。自由にご参加ください。
フォーラム「平塚空襲を考える ― 沼津・富山の体験者とともに ―」
日時 7月17日(土) 午後1:30~4:30
パネリスト
飯島則忠(平塚空襲体験者)
岩下佳子(沼津空襲体験者・戦争体験を記録する会会員)
中山伊佐男(富山空襲体験者・都市空襲研究者)
コーディネーター
江藤 巌(平塚空襲体験者・平塚の空襲と戦災を記録する会会長)
会場 平塚市博物館講堂
記念講演会「なぜ、平塚は空襲されたのか」
日時 8月7日(土) 午後1:30~3:00
講師 土井浩(元平塚市博物館長)
会場 平塚市博物館講堂
空襲の紙芝居と焼け跡の映像上演会
日時 8月19日(木) 午後5:30~7:00
会場 平塚市博物館講堂
「炎の証言」朗読会
日時 8月28日(土) 午後1:30~3:00
会場 平塚市博物館1階 相模の家
展示解説
日時 7月25日(日)・8月14日(土)
8月22日(日)・9月4日(土)
各回午後3:00~4:00(8月22日は午後6:00~7:00にも実施)
会場 平塚市博物館特別展示室