11月定例市長記者会見 平成24年12月市議会定例会の提出案件 [ 会期 平成24年11月28日 ~ 12月21日 ]

平成24年11月22日

平塚市側の説明


落合克宏市長:

 11月28日から12月21日までを会期といたします12月定例会について、お手元の資料「平成24年12月市議会定例会の提出案件」に沿いましてご説明申し上げたいと思います。
 議案につきましては、29議案を提出案件とさせていただいております。議案の(1)、1ページにありますが、初日の議決を求めるものでありまして、専決処分の承認として一般会計補正予算が1件、条例の一部改正が1件となっております。
 次に、2ページ目からの議案(2)につきましては、条例の新設が2件、条例の一部改正が7件、友好都市の提携が1件、訴えの提起が1件、事務の委託及び協議会の設置に関する協議が5件、指定管理者の指定が3件と、各会計補正予算の8件を提出いたします。
 それでは提出案件のうち、平成24年12月補正予算の概要をお手元の資料・提出案件資料に沿いましてご説明申し上げます。
 この資料の4ページ、項番の15、各会計補正予算をご覧いただきたいと思います。
 今回の補正予算は、職員給与費のほか、既定予算で措置できなかった経費、不足が見込まれる経費等について計上しております。
 今回の補正対象となっている会計についてですけれども、(1)の一般会計の補正額ですが、マイナス42億9,472万2千円です。
 (2)の競輪事業特別会計が17億8,066万3千円、その他の会計を合わせました補正予算の総額が、マイナス25億2,965万4千円であります。また、今回補正のない特別会計を加えました全会計の12月補正予算額を含めました累計額、これが1,715億3,093万2千円になります。
 それでは一般会計の主なもののご説明をさせていただきます。6ページをお開けいただきたいと思います。歳出をご覧ください。
 まず、1つ目は、総務費の新庁舎建設事業で、マイナス53億9,733万4千円を計上するとともに、継続費の補正を行います。
 この新庁舎建設事業につきましては、今回、2期工事範囲の地中障害物、土壌汚染状況を踏まえた施工方法、全体工事費、全体工程の見直しを行いまして、継続費の総額、事業年度、年割額の変更を行います。
 建設費は7ページの上から9行目になりますが、総額120億937万3千円で、先に今年の3月議会で契約変更いたしました約7億9千万円を含む8億5千万円の増額となります。増額の内容につきましては汚染土壌の掘削除去に係る工法変更、地中障害物の除去工事の追加、地中障害物による一時中止経費などのほか、LED照明器具への変更でございます。
 この建設費は、平成22年度から平成27年度までの6カ年継続事業として設定いたしましたが、工期を見直した結果、1年延長いたしまして平成28年度までといたします。この年限延長に伴いまして、今年度は53億9,733万4千円の減額となります。
 建設スケジュールでありますが、平成23年度から平成26年度にかけて1期の建設工事を行いまして、既存庁舎の解体後、2期建設工事に着手いたしまして、全体の完成は平成28年度を予定しております。
 続いて、2つ目、6ページに戻っていただきまして、下から7行目になります。衛生費の新エネルギー普及推進事業でございます。神奈川県と協調した地球温暖化対策及び省エネルギー対策といたしまして、市民が家庭で利用する太陽光発電システムに対する補助金を増額して900万円を計上します。
 7ページをお開けいただきまして、3つ目は、上から3行目、教育費の小学校理科教材等充実事業でございます。市民の方から小学校理科教育推進のため貴重な指定寄付をいただきました。これを財源として理科教材の購入費2万円を計上いたしております。
 4つめ、特別会計になります。
  (1)の競輪事業会計の歳出、平塚競輪場メインスタンド等整備事業でございます。平塚競輪場メインスタンド等を整備するため、基本設計に係る経費1千万円を計上しております。また、平塚競輪場メインスタンド等の整備に係る基本・実施設計委託料を平成24年度から平成26年度まで、総額1億3,399万1千円を継続費で措置しています。
 最後のページ9ページをご覧いただきたいと思います。
 病院事業会計でございますが、市民病院整備に係る管理棟、救急棟の解体経費を総額1億2千万円、平成24年度、25年度の2カ年の継続費で措置しております。
 以上で(平成24年度12月補正予算の)主な説明を終わらせていただきます。
 私からは以上です。
 

質疑内容の要旨


Q記者:伊豆市と友好都市提携を結ぶとあるが記念式典はあるか?
A市長:まだ、調印に向けて詰めておりまして、大きな式典は考えていないと思います。

Q記者:屋外広告物条例で珍しい独自性のものはあるか?
A財政課長:今まで県の屋外広告物条例ということで、県が全体を網羅するような形だったんですけれども、県内各市独自の条例化が始まりまして、それぞれの都市景観計画に合わせて、平塚市としても平塚市の都市景観計画に合わせて、今回条例化したものです。ですから、オール神奈川の屋外広告物の規制に対しまして、平塚市として、規制がゆるくなったところもあるでしょうし、逆に厳しくなったようなところもあるし、それぞれの自治体の景観計画に合わせた条例化というものです。


Q記者:それで変ったところがあるかという質問だが?
A財政課長:ちょっと触れましたけれども、厳しくなったという点では、広告の地域によって、大きさをもっと小さくするですとか、例えば農振・農業地域については、広告の制限をかけてしまうですとか、そういった制限が加わるということです。

 

その他の質問 ベルマーレ昇格

Q記者:市民へ向けて市として考えていることはあるか?
A市長:是非、J1に昇格したので、基本的な市民とのつなぎですとか、ベルマーレがこの地域に関わっていただくスポーツ振興ですとかそういうものは一緒に連携してどんどんやっていきたいと思います。ただ、金額的というか、予算的なものを公費を投入して応援するというのはなかなかできませんので、今回も、その運営とか、体質強化のために持ち株主会等で増資をしたということもありましたので、市民の皆さんと一緒に支えていく支援・支えをしていきたいと思っています。ですから、いろいろな場面で、ベルマーレを応援できるような機会を行政のサイドで作っていけたらいいなと思っております。


Q記者:特別なてこ入れ策は難しいか?
A市長:より身近に、これだけ強くなって、頑張ってもらって、J1に上がってもらったので、専門的な支援というか、技術とかはできませんけれども、ベルマーレをクローズアップしてなんとか1部にずっと実力を伴ってとどまっていただけるようにバックアップしていくというのが我々の仕事ではないかなと思います。

Q記者:スタジアムの方はJリーグから改築してよという話はもう出ていないか?
A市長:具体的には障がい者の方のトイレですとか、そういう最低限の基準はもちろんやらなければいけないなと思います。ですから、JリーグのJ1の試合を開催するに当たっての基準、それは最低限満たすための設備、受け入れ先としての設備の整備はしていかなければいけないなと思っています。


Q記者:今度ライセンス制になったので、設備がないことではずされる可能性もありますよね?
A市長:それは避けなければいけませんので。
 

 

その他の質問 中学校の学校給食

Q記者:市民の方から要望がきたが、中学校の学校給食を市長はどういうふうに考えていられるか?
A市長:いろいろ関係の機関、関係の方たちに検討会を作っていただいて、その結果を今まとめてもらって、これから教育委員会に答申という形で出してもらいます。今、働くお母さんも増え、子どもたちの栄養状況を考えた中で、その必要性は十分認識しておりますので、なんとか子どもたちの食に対する提供という面では重要性を認識しておりますが、今の現状の、いろいろな勉強の時間ですとか、今のカリキュラムの持ち方ですとか、勉強の時間による学力ですとか、今行っているお弁当の意義ですとか、いろんなものを考えますし、もうひ1つは、小学校給食を進めるに当たっても、共同調理場等の耐震性等も今、問われているような状況の中で、総体的ないろいろな取り巻く環境を考えると、新たに中学校給食をすぐに完全給食で実施できるかというとなかなか難しい部分もあるなというのが、今の率直な感想でございます。ただ、今の状況がいいとは思いませんので、なんとか子どもたちと、また親御さんたちに中学校の段階でしっかりとした食をとってもらうためのことを考えなければいけないなというのが今の状況です。検討会の方からの答申を待って、しっかりと検討していきたいと思っています。

 

※定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 行政総務課 行政管理担当 熊川
電話 0463-21-9754

平成24年12月市議会定例会の提出案件
[会期 平成24年11月28日~12月21日]

 
I 議案(1)について

1 専決処分の承認について

 平成24年度平塚市一般会計補正予算(第3号)
  衆議院議員選挙に係る補正措置が必要になったことから、県支出金及び繰越金を
 財源として措置したものです。

〔歳入〕                   〔単位:千円〕
   款・項等                補正予算額
   県支出金                 83380
   繰越金                  4,200
   歳入合計                 87,580
 
〔歳出〕
   款・項等                補正予算額
   衆議院議員選挙費             87,580
   歳出合計                 87,580 

以上の補正予算措置を行う必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであることから、地方自治法第179条第1項の規定により平成24年11月16日付けで専決処分を行ったので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものです。
 

2 平塚市実費弁償条例の一部を改正する条例

   地方自治法の一部改正に伴い、公聴会の参加者及び参考人の実費弁償に係る規定を整備するものです。
 
 
II 議案(2)について

1 平塚市小規模水道及び小規模受水槽水道における安全で衛生的な飲料水の確保に関する条例

  小規模水道の布設及び管理並びに小規模受水槽水道の管理について、環境衛生上必要な事項を定めることにより、安全で衛生的な飲料水の確保を図り、利用者の健康を保護するとともに、公衆衛生の向上に寄与することを目的として、この条例を制定す
るものです。
 

2 平塚市屋外広告物条例

  屋外広告物について、平塚市景観計画を推進するために必要な規制誘導を行い、良好な景観を形成するとともに、風致を維持し、公衆に対する危害を防止することを目的として、この条例を制定するものです。
 

3 平塚市部設置条例の一部を改正する条例

  平成25年4月の組織改正に伴い、部の名称及び事務分掌を改めるものです。
 

4 平塚市暴力団排除条例の一部を改正する条例

  暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部改正に伴い、同法を引用する規定を整備するものです。
 

5 平塚市市税条例の一部を改正する条例

  東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律に基づき個人の市民税の均等割の特例を定めるとともに、地方税法の一部改正に伴い下水道除害施設に係る固定資産税の課税標準となるべき価格に乗じる割合を定める等のほか、必要な規定を整備するものです。
 

6 平塚市手数料条例の一部を改正する条例

  都市の低炭素化の促進に関する法律の施行に伴い、同法の規定に基づく低炭素建築物新築等計画の認定の申請に関する事務について新たに手数料を徴収するため、別表に規定を追加するものです。
 

7 平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例

  廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い技術管理者の資格基準を定めるとともに、一般廃棄物の処理等に係る手数料の見直しに伴い別表を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

8 平塚市下水道条例の一部を改正する条例

  下水道法の一部改正に伴い公共下水道の排水施設における構造の技術上の基準を定めるほか、必要な規定を整備するものです。
 

9 平塚市都市公園条例の一部を改正する条例

  都市公園法及び高齢者、障害者の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正に伴い都市公園等の設置基準を定めるほか、必要な規定を整備するものです。
 

10 友好都市提携について

   現在、市民休養の郷である静岡県伊豆市について、更なる交流の進展を図るため、同市と友好都市の盟約を結ぶことについて、議会の同意を求めるものです。
 

11 訴えの提起について

   市営住宅の長期不在者及び長期高額滞納者に対して、当該市営住宅滞納家賃の支払
   及び住宅の明渡しを求めるため、裁判所に訴えを提起するものです。
 

12 ごみ処理広域化に係る事務の委託に関する協議について

(1)平塚市と大磯町との間のごみ焼却施設の整備運営に関する事務の事務委託に関する規約の一部変更についての協議について
   次期環境事業センターの工事遅延に伴い、ごみ焼却処理に関する事務の施行日を変更するほか、必要な規定を整備するに当たり協議することについて、地方自治法第252条の14第3項の規定により、議会の議決を求めるものです。
 
(2)ごみ焼却施設の整備運営に関する事務の委託に関する協議について
   当該事務の管理執行を本市が二宮町から受託するに当たり協議することについて、地方自治法第252条の14第3項の規定により、議会の議決を求めるものです。
 
(3)資源物の処理に関する事務の委託に関する協議について
   当該事務の管理執行を本市が大磯町から受託するに当たり協議することについて、地方自治法第252条の14第3項の規定により、議会の議決を求めるものです。
  
(4)不燃ごみ及び粗大ごみの処理に関する事務の委託に関する協議について
   当該事務の管理執行を本市が大磯町から受託するに当たり協議することについて、地方自治法第252条の14第3項の規定により、議会の議決を求めるものです。
 

13 平塚市、大磯町及び二宮町消防通信指令事務協議会の設置に関する協議について

   消防通信指令事務を共同して行うため、平塚市、大磯町及び二宮町消防通信指令事務協議会を設置するに当たり規約を定めることについて協議を行うため、地方自治法第252条の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものです。
 

14 指定管理者の指定について

   次の施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
 
  平塚市聖苑
   指定管理者 平塚市聖苑運営管理共同事業体
   指定期間  平成25年4月1日から平成30年3月31日まで
 
  大野小学校区放課後児童クラブ
   指定管理者 特定非営利活動法人ワーカーズコープ
   指定期間  平成25年4月1日から平成30年3月31日まで
 
  湘南ひらつかビーチセンター
   指定管理者 湘南ひらつかビーチ共同事業体
   指定期間  平成25年4月1日から平成30年3月31日まで
 

15 各会計補正予算 ……… 主な内容は別記のとおり

                     (補正額)    (累計額)

  1. 一般会計           4,294,722千円減   84,668,888千円
  2. 競輪事業特別会計       1,780,663千円    18,781,917千円
  3. 国民健康保険事業特別会計     8,052千円減   28,895,725千円
  4. 下水道事業特別会計        20,737千円減    9,853,981千円
  5. 介護保険事業特別会計       24,136千円減   13,793,046千円
  6. 農業集落排水事業特別会計      380千円      545,380千円
  7. 後期高齢者医療事業特別会計    1,959千円     2,418,035千円
  8. 病院事業会計           35,000千円    12,560,000千円

  なお、今回補正のない特別会計を加えた全会計の12月補正後の累計額は、1,715億3,093万2千円となります。
 

別記

平成24年度12月補正予算の主なもの
〔単位:千円〕
 

1 一般会計 

〔歳入〕 
 分担金及び負担金                   2,568減
 国庫支出金                     310,427
 県支出金                      234,441
 寄附金                          20
 繰入金                      3,184,415減
 繰越金                       669,373
 市債                       2,322,000減

〔歳出〕 
(議会費) 
 議場・委員会室システム整備事業           20,000減
(総務費) 
 庁舎維持管理事業                   12,440
 新庁舎建設事業                  5,397,334減
 国県支出金等返還金                 127,659

(民生費) 
 地域介護・福祉空間整備等施設整備事業         10,000
 障がい者在宅福祉サービス事業            305,974
 就労移行・就労継続支援事業              72,846
 障がい者福祉対策事業                 93,451
 児童発達支援等事業                  45,271
 保育所運営費等扶助事業                31,118


(衛生費) 
 予防接種事業                    276,697
 新エネルギー普及推進事業               9,000

(農林水産業費) 
 農道・用排水路維持管理事業              10,000

(土木費) 
 交差点改良事業                    54,000減 
 景観形成促進事業                   4,237
 秦野中井インター・平塚アクセス道路整備促進事業    2,700減

(教育費) 
 小学校運営事業                    29,970
 小学校理科教材等充実事業                 20
 中学校運営事業                    17,908
(職員給与費)                     178,368

〔継続費補正〕
(変更)
 議場・委員会室システム整備事業           150,000
 新庁舎建設事業                  12,009,373

〔債務負担行為補正〕 
(追加) 
 平塚市聖苑指定管理料                556,669
 大野小学校区放課後児童クラブ指定管理料        34,883
 湘南ひらつかビーチセンター指定管理料        135,343


〔地方債補正〕 
(変更) 
 起債限度額の補正
 新庁舎建設事業債等の変更 
 

2 特別会計 

(1)競輪事業会計 
〔歳入〕 
 競輪事業収入                   1,780,663
〔歳出〕 
 競輪総務庶務事業                   50,000減
 競輪場施設整備基金積立金              100,000
 平塚競輪場メインスタンド等整備事業          10,000
 早朝前売投票所周辺整備事業              1,000
 普通競輪開催事業                 1,719,663
 予備費                        11,789
 職員給与費                      11,789減
〔継続費補正〕 
(追加) 
 平塚競輪場メインスタンド等整備事業(設計委託)   133,991
 早朝前売投票所周辺整備事業              7,690
 
(2)国民健康保険事業会計 
〔歳入〕 
 繰入金                         8,052減
〔歳出〕 
 職員給与費                       8,052減

(3)下水道事業会計 
〔歳入〕 
 繰入金                        20,737減
〔歳出〕 
 職員給与費                      20,737減

(4)介護保険事業会計 
〔歳入〕 
 繰入金                        24,401減
 繰越金                          265
〔歳出〕 
 職員給与費                      24,136減
(5)農業集落排水事業会計
〔歳入〕 
 繰越金                           380
〔歳出〕 
 職員給与費                         380
(6)後期高齢者医療事業会計 
〔歳入〕 
 繰越金                           959
 諸収入                          1,000
〔歳出〕 
 職員給与費                         959
 保険料還付金及び還付加算金                1,000
 

3 病院事業会計 

 資本的収入及び支出 
〔資本的支出〕 
 建設改良費 
  資産購入費                       30,000
  病院建設費                        5,000
〔継続費補正〕 
(追加) 
 市民病院整備事業(管理棟等解体工事)           120,000


※ 資本的収入額が資本的支出額に対し、不足する額は、過年度分損益勘定留保資金で補填する。