5月定例市長記者会見 海岸エリア魅力アップの方向性「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」を策定

平成28年5月25日

海岸エリア魅力アップの方向性「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」を策定

 

平塚市側の説明


落合克宏市長:

 これまで、議会や新聞報道などで取り上げられました海岸エリアにつきまして、この度、今後の方向性として、「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」を策定いたしました。
 まず、策定の経緯でありますけれども、本市では、広域幹線道路の整備にともない、湘南海岸公園の一部を「道の駅」として開設することを目指していましたが、本市の魅力をさらに向上させるため、湘南海岸公園のほか、龍城ヶ丘プール跡地やビーチパーク、平塚新港、なぎさプロムナードなども含めた海岸エリア全体を5つのゾーンに分け、各コンセプトのもと、魅力アップを図っていく方向性をまとめました。
 別添、付けさせていただいておりますけれども、2枚目の「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」と題しましたA3の資料を見ていただきながら、お聞きいただきたいと思います。
 それでは、それぞれのゾーンについて簡単に説明をさせていただきます。
 まず平塚駅の南口から海岸へと続きます「なぎさプロムナード」になります。これにつきましては、湘南らしい都会的な雰囲気を持つストリートの特性を生かして、歩いて楽しい場所として、イベントの展開などを考えてまいります。
 次に、海岸に向かってその道を進みますと「湘南海岸公園」があります。湘南海岸公園につきましては、街なかのオアシスのような場所として、カフェや売店の設置、駐車場の拡充やトイレの再整備などを検討してまいります。
 続きまして、「ビーチパーク」につきましては、海の魅力を一年中楽しめるビーチスポーツゾーンとして、新たに津波避難施設やバーベキュー場の設置などを検討してまいります。
 続いて、「龍城ヶ丘プール跡地」につきましては、海を眺める絶好のビューポイントである特性を生かし、国道134号を通過する方々が立ち寄って休息できる施設を検討するとともに、津波に対する避難機能も持たせていきたいと考えております。
 平塚新港をはじめとする「漁港周辺」のゾーンにつきましては、港町の雰囲気を感じながら食事や買い物を楽しんだり、漁業を体感したりすることができる場所を目指して、水産加工品の直売所の設置や新港背後地の整備などを検討してまいります。
 以上のような方向性をもとに、資料のサブタイトルにもお示しをさせていただきましたが、「安心・安全で楽しみいっぱい。訪れたい、暮らしたい、海辺のまちづくり」を進めていきたいと考えております。私からは以上です。

 

質疑内容の要旨


Q記者:道の駅は目指さないのか?
A市長:道の駅的な休息ですとか情報発信ですとか、平塚を訪れた方に、その機能は必要だと思っております。5つのエリア全体でこの機能をもって、プラス地域活性化にも寄与ができるよう整備を進めていきたいと思っております。道の駅としては、湘南海岸公園で、というのがスタートでしたが、1か所での道の駅は難しいと判断し、エリア全体で道の駅的な機能も含めた魅力アップを図っていくという考えで進めていきたい思っております。


Q記者:この中で具体的に、ハード面で近々着手するものは?
A市長:今、圏央道ができて、国道事務所の所長さんの話では、17パーセントくらい通行量が増えています。海のほうに向かっていただいている方が多いので、その方や地域の安心・安全を含め、順位づけ(をしていく)。取り組む姿勢としては、安心・安全をまずやらなくてはということで、龍城の跡地、それとビーチパークに、津波に対する避難機能を持たせたハード整備をまずは、この中でも取り組まなければいけないと考えておりまして、その方向性は指示を出しています。


Q記者:どれぐらいの目途か?
A市長:まずは2020年、東京オリンピック・パラリンピックまでには、その辺の整備をしていきたい。そういう目途は持っております。


Q記者:幅広い政策を示しているが、優先順位は?
A市長:繰り返しになりますが、まず安心・安全対策をまずはということで、龍城、ビーチパークの避難施設を含めた設備を順位的には先にやらないといけない。それと並行して例えば、プロムナードのソフトの面で、色々なマーケットを出したり、あそこの魅力を使ってもらいながら、平塚の海を感じてもらうものも並行してやっていきます。新港の周辺は大掛かりになりますので、安心・安全対策と並行して、道ですとかハード整備についても並行してやっていきたいと思っています。


Q記者:海の魅力アップは、湘南エリア全体でどこもやっているが差別化は?
A市長:平塚は海辺のまちというイメージが浸透しておりません。(オリンピックでは)藤沢市にセーリングの会場ができます。インバウンド、外国からの観光客も含めて県全体として、湘南・相模湾の魅力アップを位置づけ、その中で平塚の海を生かし切れていないような部分について今回、エリアごとのコンセプトをまとめて打ち出したいという思いです。


Q記者:道の駅的なものを目指すとは?
A市長:休息機能や情報発信機能は大切にしないといけないと思っています。道の駅が難しいのは、24時間駐車場を開けていないといけない、トイレが使えないといけない、そういうものが近隣の皆様からのご意見もあり、24時間をやっていくのは難しいと判断しました。ただ、色々な情報を発信していくことや、いいものを買っていただく、食べていただく、という機能についてはしっかりやっていきます。


Q記者:それぞれのゾーンが分散しているが、ゾーンをつなぐ工夫は?
A市長:龍城は安心・安全を進めたいので、そこからビーチパークへのつなぎですとか、湘南海岸公園、プロムナード、ちょっと距離はありますが、エリアとして回遊ができるような工夫をしていきたいと思っております。例えば、レンタサイクルなども含めて、回遊性を持たせて魅力アップができるような工夫、取り組みを考えていきたいと思っております。


Q記者:住民説明会は開くのか?
A市長:開催させていただく予定です。今のコンセプトを含めて、地域の方にお話しさせていただきたいと思っています。なでしこ・花水・港(地区)等にはお話をさせていただきます。


Q記者:日程は?
A都市整備部長:日程はまだ、これからです。


Q記者:短期的に平成31年度までに取り組むというのは、完成はさらに先か?
A市長:5つが全部完成するのは、その先になります。繰り返しになりますが、オリンピックまでには安心・安全対策について、しっかりやりたいと担当とも話をしています。


Q記者:予算の確保は?
A市長:龍城ヶ丘プールの両サイドは県の土地にもなりますので、県のほうにも相談をしながら、具体的な計画はこれから入ります。予算とかは、手法も含めて何がいいのか、その後に検討させていただきます。


Q記者:港の有料駐車場はどのくらいの優先度で、今何台停められて、それがどのくらいの規模になるのか?
A産業振興部長:港の駐車場の整備は終わっておりまして、385台です。


Q記者:新たに駐車場を整備することではないのか?
A産業振興部長:整備したものは生かしつつ、足りないものを補っていきます。新港アクセス道路を造ります。


Q記者:特に新しく増設するものはあるのか?
A市長:民間の力(を活用する)とか、手法もありますので、今、具体的にはお示しはできませんが、色々な要件・機能を持たせるということになれば考えていきます。


Q記者:地図でいうと水色のゾーンがそういう認識でいいか?
A市長:これから具体的に取り組む形、手法を考えている可能性のある地域です。

 

その他の質問

Q記者:昨日、国会でヘイト解消法が成立したが、市長の考えは?
A市長:強制力はないとのことでありますが、ヘイトスピーチに対しては自治体としても、そういうことがないように、差別というものをどういうふうに自治体としてなくす、気を使って取り組んでいくかということについては、慎重に対応しなければいけないなと思います。今回の法整備につきまして、人としての差別はあってはならないものだと思っておりますので、その対応についても庁内、組織でしっかりと対応していきたいなと思っています。


Q記者:仮に地元でそういう申請があった場合は?
A市長:差別につながるようなものについては、厳然たる態度をとらなければいけないなと思います。


Q記者:具体的には?
A市長:具体的には、まだ形として作るというところまでいっていません。先ほど、法の整備を受けてどのように考えるかについても、方向的には、平塚市としての考えは持っていかなくてはいけないなと思います。

  

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 秘書広報課 シティプロモーション担当 下田
電話 0463-21-8556
 
 

海岸エリア魅力アップの方向性「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」を策定

 
 
 本市が「選ばれるまち・住み続けるまち」を目指すとともに、さがみ縦貫道路の開通等による広域交通網の整備効果を最大限に活かすため、今後の海岸エリアの方向性をまとめた「ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ」を策定しました。
 湘南海岸公園だけではなく、海岸エリア全体の魅力アップを図っていくため、5つのゾーンを設定し、各コンセプトのもと、安心・安全な環境の整備を進めるとともに、ハード、ソフトの両面で魅力づくりや情報を発信して、交流人口の増加や市民のまちへの愛着と誇り及び本市イメージの向上を目指していきます。
 
 

各ゾーンのコンセプト

 

湘南海岸公園ゾーン

 ビーチが間近の都会のオアシス
 

龍城ケ丘プール跡地ゾーン

 「海」の絶景を楽しむ魅力ある立ち寄りゾーン
 

ビーチパークゾーン

 「湘南の海」の魅力を一年中楽しめるビーチスポーツゾーン
 

漁港周辺ゾーン

 楽しい、美味しい 港町
 

なぎさプロムナードゾーン

 潮風感じる海へのさんぽ道
 

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