市長あいさつ

令和7年度

新採用職員辞令交付式訓示(4月期)

令和7年4月1日
 
 皆さん、入庁おめでとうございます。市長の落合克宏です。
 皆さんを平塚市職員として迎えられたことを大変嬉しく思います。平塚市を代表して心から歓迎します。

 近年、自治体を取り巻く環境は大きく変化しています。少子高齢化の進行や災害への備え、デジタル化の推進、地域経済の活性化など、多くの課題に直面しています。我々には、これら広範多岐にわたる課題に対して柔軟に対応し、より効率的で、効果的な行政サービスを提供することが求められています。
  現在、平塚市は、新総合計画に基づき、市民が幸せに暮らし続けるまちを目指して行政運営を進めています。昨年の学校給食センターの完成をはじめ、子育て世代や若者世代への支援など、重点的に取り組んできた子育て支援策が実を結んでいます。令和6年に実施した市民意識調査では、平塚市に「住み続ける」、「たぶん住み続ける」と答えた方の割合が、2年前の調査から引き続き、8割以上となりました。また、これからの平塚を担う20代の若者の定住意向も、15ポイント近く増加するなど、嬉しい結果も出てきています。

 さて、本日からスタートした令和7年度は、平塚空襲・終戦から80年、本市が核兵器廃絶平和都市を宣言してから40年という節目を迎えます。市民と平和の尊さを見つめ直す機会として、年間を通じて様々な記念事業を実施します。また、龍城ケ丘に整備を進めている海辺の総合公園が、今年の秋に開園し、平塚駅周辺地区では、この3月に策定した将来構想をもとに、まちのリニューアルに向けた取組を進めます。あわせて、平塚市のイメージを表したスローガン「あったかひらつか」を前面に出して、まちの魅力をさらに高めていきます。皆さんも、その行動力・発想力・表現力をもって、平塚市の発展に尽力してください。

 ここで皆さんがこれから仕事をしていく上での心構えを、私から3点、お話します。
 1点目は、「市民第一の姿勢を持つこと」。市役所の仕事の先には、必ず市民がいます。例えば手続き一つをとっても「その手続きが市民にとって分かりやすいのか、しやすいか」など、常に市民の視点に立って考えることを基本姿勢としてください。また、問い合わせや相談にも、「どうすれば解決できるか」を考え、丁寧に対応することが求められます。市民に信頼される職員を目指してください。
 2点目は、「与えられた仕事や役割に全力で取り組むこと」。配属先の仕事は自分の想像とは違って、「こんなはずではない」と思うこともあるかもしれません。しかし、市が行う全ての仕事には意味があります。些細なことでも地道に取り組み、「当たり前」を着実にこなせるようになってください。そして、自分なりの工夫や改善を重ねること。これが仕事の面白味につながり、自分の成長を支える土台になります。ぜひ、プラス思考を持って前向きに挑戦してください。
 3点目は、「コミュニケーション能力を高めること」。チャットやメールなどは、とても便利なツールです。しかし、直接やり取りすることにより得られるものはたくさんあります。職場の上司や先輩、同僚とのあいさつはもちろんのことコミュニケーションを図りながら信頼関係を築いてください。

 そして、さらに忘れてならないのが、公務員となれば、市民の生命に関わる災害や事故が発生すると、最前線の現場での対応が求められることになります。
 本市でも大規模な地震や風水害が想定されており、いつ発生してもおかしくありません。昨年の台風第10号による大雨では、平塚市においても数日にわたり記録的な大雨が降りました。一部河川の溢水(いっすい)や道路の冠水、土砂崩れなどにより、多くの被害が発生し、職員は昼夜を問わず災害対応にあたりました。日頃から災害に対してしっかり備えを進めるとともに、平時から「市民の安心・安全を守る」という意識を持って業務にあたってください。

  結びに、皆さんには平塚市の未来のために、自分の強みや長所を存分に発揮してもらいたいと思います。平塚市職員としての誇りと自覚、そして平塚市をもっと良くしたいという志を忘れず、活躍されることを期待し、私からの訓示とさせていただきます。
 
(4月1日の4月期新採用職員辞令交付式での市長訓示を秘書課で要約しました)
 

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