消防署 警備第一課・第二課・第三課 救助隊

救助隊とは・・・

 救助隊とは救助に関する高度な知識、技術を身につけた消防隊員で編成される救助に必要な装備、機動性(車両)を備えた消防隊のことです。火災はもちろん交通事故、水難事故、労災事故など、あらゆる災害に出場して人命救助を主眼に活動します。
 平塚市では本署に救助隊1隊、旭出張所に消防救助隊(兼務)1隊が配置されています。
  • 集合写真

救助隊員

  • 救助隊員
 救助隊員は様々な災害や事故から負傷者や逃げ遅れた人を安全に救助しなければなりません。したがって、知識や技術はもとより、任務を遂行するための体力と強い精神力を兼ね備える必要があります。
 平塚市では本署に18人、旭出張所に15人(消防兼務)合計33人の救助隊員が、交代(3交代)で勤務しています。

救助訓練

 火災や交通事故の他に、近年多発する自然災害や平塚市特有の海・川・山に囲まれた地勢によって発生しうる災害に備え、多種多様な訓練を実施しています。

火災対応訓練

 消防の任務の根幹である、火災建物内からの人命救助訓練を行っています。炎上する建物の中で活動する時は、煙で視界が奪われることが大きな障害となるため、煙を発生させる装置を使用して、訓練施設内に濃煙状態を再現し、視界不良の状況下でも落ち着いて救助活動を行えるよう訓練に取り組んでいます。
  • 火災救助(1)
  • 火災救助(2)

交通事故対応訓練

 実車を使用して、車両の下敷き、横転、多重事故などを想定した救出訓練を行っています。交通事故で負傷した傷病者は、一刻も早く医療処置を行うことが重要となるため、安全かつ迅速な救助活動を目指し、消防隊や救急隊との連携強化を図っているほか、現場に医師や看護師を搬送する平塚市民病院ワークステーション救急隊との合同訓練も行っています。
  • 交通救助(1)
  • 交通救助(2)

震災対応訓練

 地震などで倒壊した建物内に取り残された要救助者の居場所を捜索する訓練や、狭い空間を通って要救助者のもとにたどり着き、要救助者を屋外へ救出する訓練を実施しています。また、要救助者へ繋がる経路がない場合に備え、コンクリートの壁や床に人が通れる穴をあける訓練なども実施しています。
  • 震災対応(1)
  • 震災対応(2)

土砂災害対応訓練

 近年頻発している記録的豪雨によって発生しうる土砂災害や、掘削工事現場での土砂崩落事故に備え、土砂に埋没した要救助者を救出する訓練を行っています。掘削している最中に、新たに土砂が崩れるのを防ぐための土留め技術を習得するほか、二次崩落の危険を監視するための資機材の取り扱い訓練などを行い、災害現場での要救助者と隊員の安全を確保できるよう取り組んでいます。
  • 土砂災害(1)
  • 土砂災害(2)

ロープレスキュー訓練

 救助隊が取り扱う200種類以上の資機材の中で最も基礎的な資機材であるロープを使用して、隊員が登る、降りる、渡る等の基本訓練を実施しているほか、鉄塔上やマンホール内、河川の中州等、様々な場所に取り残された要救助者を救出する想定訓練などを行っています。また、消波ブロック上や道路が陥没してできた穴の中など進入することが困難な場所に要救助者がいる状況を想定し、梯子車を支点とした救出訓練も実施しています。
  • ロープレスキュー(1)
  • ロープレスキュー(2)

救助工作車

救助工作車とは

  • 救助工作車の写真
 救助工作車は様々な災害において逃げ遅れた人や自力で避難することが困難な人、また機械事故や交通事故等により挟まれて脱出ができない人の救出を目的とした車両です。
 車両には、破壊器具、重量物排除器具、切断器具、各種測定器具等など、人命救助に特化した活動を行うために必要な資機材が数多く積載されており、近年複雑多様化する各種災害に安全かつ迅速に対応できる体制が整っています。

主要装備

  • 救助工作車の展開写真
・小型移動式クレーン
 4段ブーム 最大吊上げ荷重2.9t 
・油圧ウィンチ
 牽引能力 前側5t、後側10t
・大型発電照明装置
 3000W×2器

救助工作車に積載されている主な資機材

電動油圧救助器具
<電動油圧救助器具>
空気鋸
<空気鋸>
プラズマカッター
<プラズマカッター>

<複合型ガス検知器>
夜間暗視装置
<夜間暗視装置>
熱画像直視装置
<熱画像直視装置>
簡易画像探査機
<簡易画像探査機>

<信号器付投光器>
マット型空気式ジャッキ
<マット型空気式ジャッキ>
送排風機
<送排風機>
大型送風機
<大型送風機>

<レシプロソー>

このページについてのお問い合わせ先

警備第一課、警備第二課、警備第三課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 消防庁舎2階
代表電話:0463-21-3240
直通電話:0463-21-9730
ファクス番号:0463-23-0655

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