健康長寿の鍵!「フレイルチェック」をしませんか?

最終更新日 : 2024年3月28日

県内自治体初!東京大学高齢社会総合研究機構と連携協力協定を締結しました

令和4年3月25日、平塚市と東京大学高齢社会総合研究機構は、オーラルフレイルの予防などを含むフレイル対策のさらなる推進を目指し、「フレイル対策の活性化に関する連携協力協定」を神奈川県内自治体として初めて締結しました。
 本協定では、地域のフレイル対策の活性化に寄与するという目的を達成するため、平塚市と東京大学高齢社会総合研究機構がフレイル予防等の学術研究および地域社会の発展に関する事項等について、連携協力することを定めています。
 
  • 協定を結んだ平塚市長と飯島機構長
  • フレイルチェックの指輪っかでポーズ
  • 指輪っかで手をつなぎたくなるまち平塚

フレイル予防リーフレット「今だからこそ自宅でできる!フレイル予防~食事でチャレンジ編~」を作成しました!!

 フレイルになる要因のひとつ「低栄養(栄養不足の状態)」を予防するための内容を掲載したフレイル予防リーフレット「増えています!高齢者の低栄養」を作成しました。
低栄養を予防するためのポイントなどを掲載していますので、フレイルを予防するためにも、ぜひご活用ください。

 フレイル予防リーフレット(第3弾)増えています!高齢者の低栄養リーフレットはこちら↓
 「増えています!高齢者の低栄養」(PDF:1,211KB)

 フレイル予防リーフレット「高齢者のためのたんぱく質を補う!簡単レシピ(料理初心者向け)」と「高齢者のための簡単レシピ(作るのがちょっと面倒と感じたら活用しよう)」を新たに作成しましたので、こちらのリーフレットもぜひご活用ください。
 

フレイルって何?

 年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を「フレイル」と言います。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」を語源として作られた言葉です。多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。


≪フレイルのイメージ図≫

フレイルのイメージ図です。
 

フレイルにならないために ~健康長寿3つの柱~

 東京大学高齢社会総合研究機構が実施した「栄養とからだの健康増進調査」結果の分析を進めていくと、フレイルを予防して健康長寿を実現するために大切な3つのポイントが見えてきました。
 それが、「栄養(食・口腔機能)」「運動」「社会参加」です。
 これら3つの柱は相互に影響し合っており、特に社会参加の機会が低下すると、フレイルの最初の入り口になりやすいことが分かってきました。


≪健康長寿の3つの柱のイメージ図≫

健康長寿の3つの柱のイメージ図です。
(出典:東京大学高齢社会総合研究機構「フレイルを予防して健康寿命をのばしましょう」) 
 

私ってフレイル?~お試し版フレイルチェック(簡易チェック)~

 「自分はフレイルなのかな・・・」と少しでも気になられた方は、フレイルチェック(簡易チェック)を試してみませんか?たとえば、こんなことでチェックができます。
 

指輪っかテスト

 自分の筋肉量を測ってみましょう。計測器は使わずに自分の指を使う簡易型のチェックです。
ゆびわっかテストの写真です。自身のふくらはぎを自身の両手の親指と人差し指で掴んでいます。
  1. 両手の親指と人差し指で輪を作ります。
  2. 利き足ではない方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに軽く囲んでみましょう。
 
隙間ができる方はサルコペニア(年をとるにつれて、筋肉が衰える現象)の危険度が高い方です。転倒・骨折などのリスクに注意しましょう!!
 

イレブンチェック

 フレイルの兆候があるかどうか11の項目に答えてみましょう。
 ※Q4・Q8・Q11は「はい」と「いいえ」が逆になっていますので、注意してください。

≪栄養(食・口腔機能)≫
Q1 ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q2 野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q3 「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛みきれますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q4 お茶や汁物でむせることがありますか?
(←該当する方をクリック)
 
≪運動≫
Q5 1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施していますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q6 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q7 ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか?
(←該当する方をクリック)
 
≪社会参加≫
Q8 昨年と比べて外出の回数が減っていますか?
(←該当する方をクリック)

Q9 1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をしますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q10 自分が活気にあふれていると思いますか?
(←該当する方をクリック)
 
Q11 何よりもまず、物忘れが気になりますか?
(←該当する方をクリック)

※上記のチェック項目は、東京大学高齢社会総合研究機構の「フレイルチェック(簡易チェック)」によるものです。
フレイルチェック(簡易チェック)の画像です。フレイルチェック(簡易チェック)
 

1つでも回答(「はい」「いいえ」)の右側をクリックした方は要注意です!!
ちなみにQ3「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛みきれますか?が「いいえ」だったり、Q4お茶や汁物でむせることがありますか?が「はい」だった方は『オーラルフレイル』かもしれません!
 

知っていますか?オーラルフレイル

 『オーラルフレイル』は「フレイル」の身近なサインとして注目されています!
オーラルフレイルについて、神奈川県が作成した「オーラルフレイルハンドブック」を見ながらチェックしてみましょう。

オーラルフレイルの流れを表したイラストと説明文です。


神奈川県民のオーラルフレイルの状況を表したイラストや図です。


オーラルフレイル改善プログラムの効果を表した図です。 
 (神奈川県作成オーラルフレイルハンドブックから引用)

 「オーラルフレイル」についてもっと詳しい内容はこちらのリンク先をご覧ください。

 ⇒神奈川県オーラルフレイル対策(外部リンク)
   https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/cnt/s001/oralfrail.html
 ⇒神奈川県歯科医師会 サンスター制作動画(外部リンク)
   https://www.dent-kng.or.jp/colum/activ/1345/
 ⇒日本医師会「オーラルフレイルあてはまるものはありますか?」(外部リンク)
   https://www.jda.or.jp/pdf/oral_flail_leaflet_web.pdf


 いかがでしたか?ご自分のお口の状態が気になってきませんか?
フレイルチェック測定会ではフレイルのからだのサインだけでなく、お口の状態もチェックすることができます。
この写真はフレイルチェック測定会での「滑舌測定(パタカ)」の様子です。

滑舌測定をしている写真です。
参加者に「タタタタタ・・・」と発声してもらいます。

「滑舌測定(パタカ)」は、唇や舌の動きの速度やリズムを評価する測定です。
「パ」は唇の動きを、「タ」は舌の前方の動きを、「カ」は舌の後方の動きをみます。
測定会では、簡易的に「タ」のみを測定します。

「パタカ」の測定はこの「健口くん」を使って測定します。

けんこうくんハンディという滑舌測定器の写真です。
 

続きは「フレイルチェック測定会」で!!

 フレイルがどのようなものかを知り、フレイルチェックの一部をお試しいただきましたが、いかがでしたか? 続きはフレイルチェック測定会に参加して行いましょう。フレイルチェック測定会では、実際のシートを使って、詳しい解説をお伝えします。また、筋肉量やお口の機能について詳しく測定する「深堀チェック」により、一歩踏み込んだ自分の状態像の確認ができます。 みんなでワイワイと楽しみながらチェックをしてみましょう!
 

フレイルチェック測定会に参加しよう!!

フレイルチェック測定会に参加しよう!!
令和6年度もフレイルチェック測定会を開催しますので、ぜひご参加ください。
日程は決まり次第広報等で公開します。
 
≪問い合わせ先(下記担当にお電話ください)≫
 
保険年金課資格給付担当
直通電話番号 0463-72-7266

 
 

フレイルサポーター養成講座

 フレイルサポーター養成講座 ~フレイルサポーター大募集~
 
 フレイルチェック測定会で、測定等のお手伝いをしていただけるボランティアスタッフ「フレイルサポーター」を募集しています。「フレイル対策について興味がある」という方は、ぜひ応募ください。
 
 令和6年度の日程、会場については決まり次第広報等で公開します。
 
 
≪問い合わせ先(下記担当にお電話ください)≫
保険年金課資格給付担当
直通電話番号 0463-72-7266

 

平塚市介護予防チャンネルを開設しました

 フレイルや認知症などを予防するための情報を発信する「平塚市介護予防チャンネル」を
無料動画サイトYouTubeに開設しました。
ぜひご覧ください。

 YouTube URLアドレスはこちら↓
 https://www.youtube.com/channel/UC-ZimmsRNYroJ4vhquRA6dQ
 YouTube 二次元コードはこちら↓
  
 
 地域包括ケア推進課YouTubeアカウント運用ポリシーはこちら↓
 地域包括ケア推進課YouTubeアカウント運用ポリシー(PDF:146KB)
 

フレイル予防活動の紹介

フレイル予防セミナー(令和5年11月9日開催)

 フレイル予防セミナー(令和5年11月9日開催)
 「老年学者が考えた健幸長寿のからだづくり~フレイル予防のための「食」と「お薬」の話~」
 講師 東京大学高齢社会総合研究機構 特任助教 田中友規氏 参加者数 92人

 
 
東京大学から講師を招き、フレイル対策についてセミナー(講演会)を開催しました。
聴講には、92人のご参加をいただき、人生100年時代をイキイキと過ごすためのキーワード「フレイル予防」のための食とお薬について熱心に耳を傾けられていました。
(講義内容)
1 健幸長寿のからだづくり:その秘訣はフレイル予防
 フレイル予防に重要な3つの柱「栄養(食・口腔)」、「身体活動(生活活動・運動)」、「社会活動(つながり・地域交流等)」
2 フレイル予防のからだづくり:栄養管理のギアチェンジ
 65歳頃からは生活習慣病予防のためのメタボリックシンドローム、過栄養解消からフレイル、 低栄養予防へギアチェンジが重要
3 フレイル予防のための栄養と食事
 食を楽しんでいる人ほどフレイルになりにくい!
「出典:フレイル予防のための食の楽しみ方(東京大学高齢社会総合研究機構・東京ガス作成)」
4 フレイル予防のためのからだづくり:健康なお口を保つ(オーラルフレイル予防)
 オーラルフレイルの定義…老化に伴う様々な口腔の状態の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力の低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え心身の機能低下にまでつながる一連の現象及び過程    
(出典:公益社団法人日本歯科医師会「歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版)
5 フレイル予防とお薬の関係:高齢者が気を付けたい「お薬との付き合い方」
 高齢になると、お薬の数が増えて副作用が起こりやすくなるので注意が必要。かかりつけ医やかかりつけ薬局に相談(自己判断で薬を減らさない)し使っている薬は市販薬やサプリメントも含めて必ず正確に伝える(お薬手帳は1冊にまとめる)ことが重要
6 地域の皆でできること
 平塚市が取り組むフレイルチェック、オーラルフレイル予防「カムカム教室」の紹介

平塚市ではフレイル対策をこのように取り組んでいます

 平塚市が行うさまざまなフレイル対策事業について、ご覧になっていただけましたか。ご注意いただきたいのは、どれか一つの事業だけに参加いただくものではないということです。下記の全体像のとおり、フレイルチェック測定会を中心にさまざまな事業を関連させながら、フレイル対策を進めています。  
 『知る』事業として、フレイル予防セミナーやフレイル専用サイト等を通して、「フレイルとは何か」をまず知っていただきます。
 次に、『気づく』事業として、フレイルチェック測定会に参加いただいて、自身の状態像に気づいていただきます。
 そこで終わりではなく、『予防・改善する』事業として、フレイル改善教室や地域の活動に社会参加する等、介護予防活動に取り組んでいただければと思います。たとえば、介護予防活動に取り組まれてから、半年毎など定期的に再度フレイルチェック測定会に参加していただくことで、自身の状態像が改善されているか確認することもできます。このようなサイクルを繰り返し行うことで、健康長寿の実現が図られると考えています。

【平塚市のフレイル対策事業の全体像】
平塚市のフレイル対策事業の全体像を表した図です。

※全体像の詳細についてはこちらをご覧ください:フレイル対策事業の全体像(PDF:267KB)
 

困った時は「高齢者よろず相談センター」にご連絡ください

 「自分がフレイル状態なのか心配だ」「最近体が弱ってきて困っている」・・・そんな時は、平塚市が高齢者の生活を総合的に支えていくための拠点として設置している「高齢者よろず相談センター(地域包括支援センター)」にご相談ください。
高齢者よろず相談センターでは、さまざまな制度や地域資源を利用した総合的な支援を行っています。
少しでもご心配な点、お困りな点がございましたら、お住いの地区を担当しているセンターにお電話ください。

高齢者よろず相談センター(地域包括支援センター)はこちら

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このページについてのお問い合わせ先

保険年金課(資格給付担当)

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館1階
直通電話:0463-21-8776
ファクス番号:0463-21-9742

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