市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和元年(2019年)6月

市民の「絆(きずな)」を紡(つむ)ぐ

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 新しい時代「令和」が幕を開けました。改元に当たり、祝日が設けられるなど、世の中がお祝いムードに包まれました。本市で5月1日に婚姻届を提出したご夫婦は103組。多くの市民にとっても、幸せと希望があふれる記念日となったに違いありません。

 私は、4月の選挙で市民の皆さまのご信託をいただき、令和最初の市長として3期目を務めることとなりました。平成から令和へ市政を引き継げることを誇らしく思うとともに、責務の重さに改めて身の引き締まる思いです。

 歴史の節目を迎えた今、過去と未来をつなぎ、人と人とをつなぐことが、これまで以上に大事になってくるのではないでしょうか。先人が積み上げ、子や孫へと引き継ぐ世代間のつながりが「縦の絆」。一方、格差社会や分断社会といわれる現代を生きている私たちが、多様な価値観やさまざまな立場・考えを尊重し、互いに力を合わせて築く、人と人とのつながりが「横の絆」と考えます。改めてこのような縦と横の「絆」に思いをめぐらせ、市民の「絆」を紡いでいきたいと願っています。

 新たなまちづくりには、少子・高齢化や人口減少の急速な進展、各地で多発する風水害のような自然環境の変化などへの対応も欠かせません。そのため、昭和・平成と取り組んできたこれまでの施策を点検し、さらに進化させていく必要があります。例えば、小児医療費の助成については、所得制限の撤廃を市議会6月定例会に提案しています。子育て支援における不公平感が、大げさに言えば社会の分断にもつながりかねないと考えるからです。

 進化の原動力は、変えてはいけないものを変えない信念、変えなくてはいけないものを変える勇気です。この信念と勇気をもって「さらに、選ばれるまち、住み続けるまち」づくりを進め、持続可能でにぎわいのある「たしかな平塚」を、子や孫につないでいきます。
 
 

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