市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和3年(2021年)9月

ともに生きる社会

  • 「ありがとう」での買い物風景 「ありがとう」では秋の新商品が目白押し
 障がい者スポーツの祭典、東京2020パラリンピック競技大会が9月5日に幕を閉じました。自らの障がいと向き合い、ひたむきに挑戦する姿に心を動かされたのは、私だけではないでしょう。

 障がいのある方の活躍はスポーツ分野にとどまらず、多方面に広がっています。平塚市も、それぞれの方の特性と希望を生かした活躍を後押ししています。

 この夏、市美術館では、市内でアートをテーマに活動を続ける障がい福祉サービス事業所「スタジオ・クーカ」所属作家の作品展を開催しました。作品は色鮮やかな絵画などを中心に、300点以上。一つとして同じ視点がなく、伸びやかで個性あふれる作品を、私も楽しみながら鑑賞しました。この企画展は9月12日で終了しましたが、今後も型にはまらない彼らの独自の世界観を感じてもらえるような機会を設け、応援していきます。

 障がいのある人をパートタイム会計年度任用職員として雇用している、ワークステーションひらつか「夢のタネ」では、市役所内の軽易な事務を集約・処理しています。平成27年に開設して6年以上が経過し、依頼される業務も増え、昨年度からは声が掛かると市内の小・中学校にも出向くようになりました。福祉的な視点から、雇用期間内に一般就労へつなげるステップアップの支援もしています。

 また、市役所本館1階の障がい者福祉ショップ「ありがとう」では、市内や近隣の1福祉団体・29事業所が、それぞれの製品をワゴン販売しています。開設した平成26年からの売り上げは1億円を超えました。障がいがある方との交流の場として、多様性を認め合う機運の醸成に大きな役割を果たしています。

 現在、真の共生社会を目指し、社会にあるバリアーを減らす必要性や個人の意識変革が求められています。こうした流れを受け止め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる場をさらに広げていきます。
 

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