木造 金剛力士立像 2躯
もくぞう こんごうりきしりゅうぞう
県指定重要文化財
所有者 光明寺(こうみょうじ)
指定 平成3年2月8日
一木造 玉眼嵌入 彩色像高 阿形像 284.0cm 吽形像 292.0cm
県指定重要文化財
所有者 光明寺(こうみょうじ)
指定 平成3年2月8日
一木造 玉眼嵌入 彩色像高 阿形像 284.0cm 吽形像 292.0cm
金目観音堂の山門である二王門の左右に祀られている。正面向って右が口を開いた阿形(あぎょう)像で、左が口を閉じた吽形(うんぎょう)像。両像とも頂部に 髻を結い、上半身は裸で腰に裳(も)を付ける。筋肉や腰裳の皺の表現にやや硬さがみとめられるものの、量感は逞しく動きに富む力強い姿を豪放かつ巧みにまとめている。
吽形像の胎内3箇所に墨書銘があり、これにより延徳5年(実際には明応2年-1493-)と永正14年(1517)に下野法眼弘円(1442~1529)の手で修理されたことがわかる。弘円は室町時代の代表的な仏師で、金目観音堂の本尊像の修理にもたずさわっている。造立は、この修理から少なくとも1世紀以上は遡る14世紀の南北朝時代と考えられる。

吽形像の胎内3箇所に墨書銘があり、これにより延徳5年(実際には明応2年-1493-)と永正14年(1517)に下野法眼弘円(1442~1529)の手で修理されたことがわかる。弘円は室町時代の代表的な仏師で、金目観音堂の本尊像の修理にもたずさわっている。造立は、この修理から少なくとも1世紀以上は遡る14世紀の南北朝時代と考えられる。


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