人とペットの暮らしを守ろう! 多頭飼育崩壊や不適切飼育の防止のために

最終更新日 : 2023年8月31日

ペットを家族の一員として飼育する家庭が増えている一方で、不適切飼育や虐待など、ペットの飼育に関係するさまざまな問題が起きています。
ペットの問題は、すなわち人の問題です。
切り離して考えるのではなく、人と動物、両方の暮らしを守るために、一緒に考えてください。





 

新たな社会問題「多頭飼育崩壊」

多頭飼育崩壊とは、無計画に動物を飼育した結果、飼い主の予想を超えて繁殖してしまい、管理ができなくなる状態の事です。

ポイント 動物だけの問題ではない!多頭飼育問題の3つの影響

  1. 飼い主の生活状況の悪化
  2. 動物の状態の悪化
  3. 周辺の生活環境の悪化

多頭飼育崩壊の状態になると、人も動物も不衛生で劣悪な環境で生活することになり、飼育費用が増大して経済的にも破綻するなど、飼い主では問題を解決できなくなってしまいます。
それだけでなく、悪臭や鳴き声などにより、近隣にも悪影響を及ぼします。
近年、規模の大小を問わず全国各地で発生しています。神奈川県内でも、複数発生しています。

多頭飼育崩壊につながる要因は?

1 飼い主の背景

多頭飼育崩壊に陥る飼い主は、生活困窮や社会的な孤立などがあり、福祉的な支援を必要とする場合が多いと言われています。
さらに、飼い主から動物を強制的に保護することが難しいこと、再発する危険性が高いこと、何より、根本的な解決のためには飼い主に働きかける必要があることから、
動物の飼い方だけの問題としてではなく、地域福祉の課題として、関係者が連携して対応することが重要となっています。

2 想像を超える繁殖力

多頭飼育崩壊は、飼い主が不妊去勢手術をせずに、複数の動物を飼うことから始まります。
特に猫の繁殖力は極めて高く、1頭のメス猫が、1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2000頭以上に増えてしまいます。
そのため、猫の多頭飼育崩壊が多く発生しています。
複数のペットを飼う場合は、必ず不妊去勢手術を受けさせましょう。
  •                         環境省パンフレット「不妊去勢手術をして飼いましょう」より
野良猫の不妊去勢手術には補助金があります

市では、野良猫の不妊去勢手術費用の一部を補助しています。
野良猫にエサを与えている方は、必ず不妊去勢手術を受けさせてください。

野良猫の不妊・去勢手術補助金のページへ

地域の見守りで早期発見

多頭飼育崩壊などの不適切飼育の状況になる前に、動物の数を増やさない対策や、関係機関への相談などをすることが大切です。
皆さんの身近に、心配な方はいませんか?
市では、危険度を判定できるフローチャートやチェックリストを作成しました。
以下の資料で、危険度が高いと判断した場合は、早めに環境保全課(0463-23-9969)や神奈川県平塚保健福祉事務所(0463-32-0130)にご相談ください。

黄色信号で食い止めよう。不適切飼育の危険度チェック

  • 飼いきれなくなる危険あり?(チェック表)

国がガイドラインを策定

令和3年3月、環境省は多頭飼育問題に対応するためのガイドラインを策定しました。
多頭飼育崩壊や不適切飼育を「動物の問題」と「人の問題」と別々にとらえるのではなく、社会福祉部局や動物愛護部局などのさまざまな関係者が連携して対応する必要があると記しています。
 

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このページについてのお問い合わせ先

環境保全課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館5階
直通電話:0463-21-9764(環境指導担当)/0463-23-9969(環境対策担当)
ファクス番号:0463-21-9603

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