新型コロナワクチン接種に伴う副反応など

最終更新日 : 2022年12月15日

副反応

 一般的にワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応を起こすため、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等などの「副反応」が生じる可能性があります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
 治療を要したり、障害が残るほどの副反応は、極めてまれではあるものの、ゼロではありません。
 接種後、副反応を疑う症状が出て心配な方は、まずは接種医あるいは、かかりつけ医にご相談ください。

オミクロン株対応ワクチン接種

 ファイザー社及びモデルナ社の2価ワクチンの薬事承認において、どちらのワクチンも従来型ワクチンとおおむね同様の症状がみられました。


 オミクロン株対応2価ワクチン接種後の注意点(2022年9月版)[PDF:703KB]

従来株での追加接種(3,4回目接種)

 ファイザー社及び武田/モデルナ社の薬事承認において、3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目の接種後のものと比べると、どちらのワクチンにおいても、一部の症状の出現率に差があるものの、おおむね1・2回目と同様の症状が見られました。

【ファイザー社又はモデルナ社】4回目接種後の注意点(2022年5月版)[PDF:581KB]
【ファイザー社】3回目接種後の注意点(2022年2月版)[PDF:872KB]
【モデルナ社】3回目接種後の注意点(2022年2月版)[PDF:757KB]

初回接種(1、2回目接種)

コミナティ(ファイザー社)

発現割合 症状
50%以上 接種部位の痛み、疲労、頭痛
10~50% 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ
1~10% 吐き気、嘔吐

モデルナ(武田製薬)

発現割合 症状
50%以上 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛
10~50% 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑
1~10% 接種後7日以降の接種部位の痛みなど(接種部位の腫れ、紅斑)
 1回目接種後よりも2回目接種後の方が、副反応の発現する頻度が高くなる傾向が確認されています。理由は、1回目の接種により、体内で新型コロナワクチンウイルスに対する免疫ができることによって2回目接種時には、1回目より強い免疫反応が起こり、発熱や倦怠感などの症状がより出やすくなるためです。
 症状には個人差があり、1回目より2回目が必ず強くなるわけではなく、症状が無いから免疫がつかないというわけではありません。

5歳~11歳の新型コロナワクチン接種

3回目接種

 5歳~11歳の方に対する3回目接種後7日以内の副反応は、1・2回目接種の跡と比べると、概ね同様の症状がみられ、2回目接種時を上回るリスクは報告されていません。

3回目接種後の注意点(5~11歳のお子様と保護者の方へ)(2022年9月版)[PDF:879KB]

1,2回目接種

 ワクチンを受けた後、数日以内に現れる症状は、注射した部分の痛みが一番多く、1回目では74%、2回目で71%でした。注射を受けたすぐ後よりも、受けた日の夜や次の日に痛みを感じる人が多いです。疲れた感じや発熱などは、1回目よりも2回目の後の方が多く現れ、38℃以上の発熱は1回目で2.5%、2回目で6.5%でした。ワクチンを受けた後の症状は、ほどんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。

 接種後の注意点(5~11歳のお子様と保護者用)[PDF:1MB]

生後6か月~4歳の新型コロナワクチン接種

 ワクチンを受けた後の症状について調べた臨床試験で、1~3回目の接種後の具体的な症状を見ると、接種回数ごとの症状にあまり変わりはなく、ほとんどの症状が軽度または中等度でした。現時点で得られている情報からは、重大な懸念は認められませんでした。


 新型コロナワクチン接種後の注意点(生後6か月~4歳のお子様の保護者の方へ)(2022年10月版)[PDF:1MB]

ワクチン接種後に副反応で困ったときは(相談先)

厚生労働省・神奈川県のホームページから調べる

 新型コロナワクチンについて知りたいことを次のホームページから調べられます。

よくある質問

 質問をクリックすると厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンQ&A」が開きます。こちらで詳細をご覧ください。

厚生労働省 新型コロナワクチンコールセンター

 厚生労働省ではワクチンの効果、安全性に関するお問合せへの対応として、新型コロナワクチンコールセンターを設置しています。

 電話番号:0120-761-770(フリーダイヤル)
 対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語
 受付時間:9時00分~21時00分(ただし、タイ語 は 9時00分~18時00分、ベトナム語 は 10時00分~19時00分)

神奈川県 新型コロナワクチン副反応等相談コールセンター

 新型コロナワクチンの副反応等に係る医学的知見を必要とする、専門的な相談を受け付けるコールセンター(24時間対応)です。日本語以外でのご相談も受け付けております。

(注釈)医療機関の紹介はしておりません。
(注釈)診察を希望される場合は、かかりつけ医や医療機関にご相談ください。

 電話番号:045-285-0719
 ファクス番号:045-211-4678 
 受付時間:24時間対応

予防接種による健康被害救済制度

 一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
 
 予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。
 申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けられた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)
予防接種後健康被害救済制度について [PDF:587KB]

 必要な手続きについては、市健康課にお問い合わせください。

 平塚市予防接種による健康被害救済制度について(新しいウィンドウで開きます)
 平塚市予防接種健康被害調査委員会(新しいウィンドウで開きます)

 詳しくは、【厚生労働省】予防接種健康被害救済制度(新しいウィンドウで開きます)

新型コロナワクチンの副反応疑い報告の状況について

 厚生労働省では、ワクチン接種後に生じた副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。収集された事例については、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」【外部リンク】「薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」【外部リンク】において、評価し、結果を公表するなどし、情報提供などを行っています。うち、平塚市への報告件数は以下の通りです。
                【令和4年12月1日現在】
総接種回数 726,816回
本市に報告のあった副反応疑い報告件数 95件
○症状が重くないもの 84件
○症状が重いもの 11件
 ・死亡 2件
【件数に関する留意点】
※あくまでも医療機関から、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)【外部リンク】に報告がなされたものとして、厚生労働省から本市に情報提供があった件数です。
※ワクチンと因果関係がはっきりしない事例も含めて、幅広く報告された件数であり、副反応や死亡の原因がワクチン接種であると断定されたものではないことにご留意ください。

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このページについてのお問い合わせ先

健康課

〒254-0082 神奈川県平塚市東豊田448番地3 保健センター
直通電話:0463-55-2111
ファクス番号:0463-55-2139

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