新たに4件の「自然災害伝承碑」が国土地理院に登録されました。

令和5年8月31日

平塚市
担当 災害対策課 政策担当 小林
電話 0463-21-9734
 

新たに4件の「自然災害伝承碑」が
国土地理院に登録されました。

 
 馬入本町にある陸軍架橋記念碑(りくぐん かきょう きねんひ)など4件が「自然災害伝承碑」として国土地理院のウェブ地図「地理院地図」等でこのほど公開されました。このうち3件は関東大震災を伝えています。平塚市が7月13日に国土地理院に候補として申請していました。
 「自然災害伝承碑」とは、過去の地震や洪水、土砂災害などの自然災害が起きたことが記されている石碑やモニュメントのことで、地域住民の防災意識の啓発等を目的に国土地理院が登録を進めています。本市では、自然災害伝承碑として他に3件が登録されており、今回で合計7件の自然災害伝承碑が「地理院地図」等で公開されています。関東大震災関連は併せて5件になります。
 

当碑の内容

陸軍架橋記念碑

所在地
 平塚市馬入本町15付近 
災害
 関東大震災(1923年9月1日発生)、洪水(1923年9月16日発生)
伝承概要
 大正12年(1923)9月1日、関東大震災によって馬入橋が倒壊し、交通が途絶した。地元の消防組等により渡舟が即日運行された。仮橋を造ったが、9月16日の豪雨で流失し、再び交通が途絶えた。9月17日に陸軍の第十五師団および十六師団の各所属工兵大隊が急きょ派遣され、10月3日に架橋が完了した。

大震災墓地革整記念碑

所在地
 神奈川県平塚市中原2-20-18(大松寺内) 
災害
 関東大震災(1923年9月1日発生)
伝承概要
 大正12年(1923)9月1日午前11時58分に発生した関東大震災は、東京を中心に相模湾沿岸や房総半島、山梨に至るまで激甚な被害をもたらした。死者は10万人あまり、被害総額は50億円にのぼると言われており、旧大野村は建物の全壊626戸、死者26名、負傷者39名であった。
 

金目川 大堤

所在地
 神奈川県平塚市南金目(北金目入口バス停・下り側)
災害
 慶長十三年の洪水(1608年発生)、洪水(1869年7月19日発生)、
洪水(1869年8月8日~9日発生)
伝承概要
 この地は金目川が屈曲している箇所で、何度も洪水の被害にあった。慶長13年(1608)の洪水では家の梁(はり)まで浸水し、明治2年(1869)7月19日とその翌年8月8日~9日に発生した洪水では、旧北金目村の約6.4ヘクタールが被害を受け、田畑が洪水で掘られ水没する「押堀」と呼ばれる被害があった。

頌徳碑

所在地
 神奈川県平塚市大神(寄木神社内) 
災害
 関東大震災(1923年9月1日発生)
伝承概要
 大正12年(1923)の関東大震災により旧神田村は建物の全壊427戸、死者30名、負傷者64名の被害があり、寄木神社の社殿も倒壊にひんし、神社の施設は見るに堪えない惨状となった。
 

「自然災害伝承碑」の公開

日時

 令和5年8月29日

対応

 国土地理院のホームページや「地理院地図」等で公開されました。
 

その他

平塚市の自然災害伝承碑のウェブページ