6月定例市長記者会見 「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」を開催

令和6年6月26日

6月定例市長記者会見
 「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」を開催

落合克宏市長:
 平塚市美術館では、企画展「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂(どうどう)賛歌(さんか)〉」を7月6日・土曜日から9月1日・日曜日まで50日間開催いたします。
 ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなど、日々さまざまな作品を生み出している阿部(あべ)(けん)太朗(たろう)さんと吉岡紗(よしおかさ)()さんによる二人組のアーティストです。
 関東の公立美術館で初となる本展では、ユニット結成15周年を記念して、活動初期から現在までの絵本原画400点に加え、立体造形、映像作品などを一堂にご紹介します。このあとは美術館の加藤特別館長からご説明します。

平塚市美術館 加藤特別館長: 
 平塚市美術館 特別館長の加藤です。
 展覧会のタイトル〈童堂(どうどう)賛歌(さんか)〉とは、本展のためにつくられたことばです。飽きることなく何十回でも何時間でもすべり台で遊び続ける、子どもの時間のとらえ方や感覚を象徴する児童の「(どう)」と、本屋や薬局、駄菓子屋などの店名にも使われるお堂の「(どう)」の「万物を受け入れる」という意味が組み合わされています。本展は7つのテーマの部屋で構成され、展示室の広い空間全体が大きな1冊の本になったかのようなしかけになっています。
 ザ・キャビンカンパニーは、2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を発表しています。2024年『ゆうやけにとけていく』(小学館、2023年)で第29回日本絵本賞大賞と第71回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞するなど高い評価を得ています。
 展覧会の開催中には、関連事業として、ザ・キャビンカンパニーによる絵本の読み語り、アーティストトークなどのイベントも実施します。展覧会の詳細については、お配りした資料をご覧ください。

落合克宏市長: 
 加藤特別館長ありがとうございました。
 本日は、作家のザ・キャビンカンパニーの阿部健太朗さんにお越しいただきましたので、一言ごあいさつを頂きたいと思います。それでは、阿部様、お願いします。

ザ・キャビンカンパニー阿部健太朗様:
 ザ・キャビンカンパニーの阿部健太朗といいます。本日はお集まり頂きありがとうございます。私たちは大分県で、絵本や美術作品をつくっている夫婦二人組の作家です。妻の吉岡は少し遅れて平塚へやってきますので、私1人での会見となりますが、どうぞ宜しくお願い致します。
 
 思えば私たちが絵本作家として活動できるようになったきっかけは、神奈川のJIKE STUDIOという小さなギャラリーからでした。そこのオーナーさんが絵を気に入ってくださり、無名の私たちに展覧会を開かせてくれました。そして、そこで絵を見てくれた編集者さんが、絵本を世に出してくださり、私たちは絵本作家となることができたのです。
 
 そして今。また、この神奈川、平塚の地で、私たちの人生初の公立美術館での巡回個展が開かれようとしています。平塚市美術館を皮切りに、4会場を巡る、活動15年の集大成の展覧会です。私たちの「最初の一歩」に場を与え、背中を押して、応援してくださるのは、いつも神奈川の人達なのだと大きな縁を感じ、大変ありがたい気持ちでいっぱいです。
 
 展覧会開催が決まってからの約三年間、全身全霊をかけて、ひたすらにこの展示のために作品を作り続けてきました。物量は平塚市美術館初となる4トン車6台分です。絵本原画400点、立体作品や、アニメーションもあります。きっと皆さんの心を震わせてくれると思います。こどもから大人まで全ての人が楽しめる展示です。是非たくさんのご来場をお待ちしております。

落合克宏市長: 
 阿部様、ありがとうございます。
 この展覧会は、夏休み期間中ですので、お子さまから大人の方まで幅広い層の皆さんのご来館をお待ちしております。
 
 なお、7月5日午後2時より記者の皆さまを対象とした内覧会を実施いたします。ぜひご参加ください。私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨

Q記者:そもそも平塚美術館でザ・キャビンカンパニーの展覧会をやろうとしたきっかけをもう少し教えてほしい。
A学芸員:キャビンカンパニーさんが制作しているワークショップの動画があったのですが、それを拝見して、今回の展覧会をご覧いただくとわかるのですが、ものすごい力強い作品を作られている彼らの姿を見て、その後、彼らのことを調べましたところ、神奈川県にゆかりがあったりだとか、たくさんの本を出版されて、とても活躍されている作家さんであるということで、平塚の皆さんに楽しんでいただけると思いまして、展覧会を企画いたしました。
 
Q記者:公立館をめぐるというのは、それは一緒に企画してみたりとか
A学芸員:平塚の後に足利市立美術館、千葉市美術館、最後に彼らの出身地である大分県立美術館という4会場なのですが、一緒に企画をして、キャビンカンパニーさんたちと一緒に企画を練りながら、3年間作ってきた展覧会となっております。
 
Q記者:そもそも神奈川県で、作品を見いだされたギャラリーがどこなのか、もう少し教えてほしい。
A阿部さん:青葉台の寺家町にあるJIKE STUDIOというギャラリーです。僕らが絵本作家になる前に、それこそ今回の学芸員の安部さんと同じように絵を見てくれて、気に入ってくださって、うちでやらないかというふうに、おっしゃってくれました。初めてやった展示で、絵本の編集者さんが見に来てくれて、そこで絵本が出るようになったので、本当に始まりの地という感じですね。それから毎年いつも寺家には行って、神奈川の人たちには縁があるというか、そういう場所だなと思っています。
 
Q記者:最初のJIKE STUDIOでやった展示というのは何年ごろか。
A阿部さん:2013年だったと思います。
 
Q記者:2013年に横浜の青葉台、横浜でいいのか、青葉台というのは。
A阿部さん:横浜ですね。
 
Q記者:ジケとはどのような字を書くのか。
A阿部さん:寺に家と書いて寺家です。
 
Q記者:寺に家でカタカナでスタジオか。
A阿部さん:本当は、英語なんですけどね。正式名はJIKE STUDIOです。アルファベットでJIKE。でも日本語で書くと寺に家でカタカナスタジオでもいいと思います。
 
Q記者:3年前から開催が決まっていて準備をしてきたということだが、企画展というのは大体それくらいの期間をかけて準備をするものなのか。
A特別館長:基本的にはそれくらいの期間。場合によってはそれ以上の期間をかけまして、少しずつ作品や作家の調査をいたしまして、実際に開催が可能かどうかというようなところまで、こぎつけ、さらに、予算面でどれくらいの経費がかかるのかということを算出して、前年度で予算をある程度決めて、そして開催します。やはり3年くらい、少なくとも展覧会の開催までには時間を要すると思います。
 
Q記者:七つのテーマということだったがテーマを教えてもらいたい。
A特別館長:テーマで、まず序章といたしまして、展示室に入る前に、少し立体の展示がございます。それから、第1章で、あたまのなかの冒険、第2章が、オボロ屋敷、3章としまして、アノコロの国、4章、ならばの脱皮、5章、玉虫色の窓、6章が、雲とモヌケ、7章が童堂賛歌、というタイトルでそれぞれ開催をいたしております。
 
Q記者:それは一つ一つの部屋が区切られているという感じになるのか。
A特別館長:そうです。もちろん通じてはいますが、一つ一つの部屋でそれぞれの展示が展開いたしまして、順番に見ていっていただくと、最終的にそれが一つの絵本としての物語として展開していることにお気づきいただけると思います。
 
Q記者:その中にパンフレットに載っているようなアトラクションみたいな、仕掛けもあるということか。
A特別館長:いろいろな作品がございます。通常絵本の展覧会といいますと、絵本とその原画というのが展示されるというものが通常ですが、今回はそれを超えまして、絵本の世界がそのまま、体感できるような、立体ですとか、映像、そういったものを次々に展開しております。
 
Q記者:自分がその絵本の中に入ったような感じを体験できるということか。
A特別館長:はい。
 
Q記者:たとえばこれを見てくれというのを何点か具体的に挙げてほしい。もちろん全体の調和があると思うが、例えばこの作品を是非というものがあれば何点かでもいいが。
A阿部さん:すべて体感してほしいとは思いますが、先ほども言いました通り絵本原画400点が壁一面に並びます。通常の、よくあるパターンの絵本原画展では横一列に並び、その下に文章がついているパターンが多いですが、僕らの展示だと、壁の端から端まで10メートル以上あると思いますが、高さ4メートルがすべて絵本の原画で埋め尽くされるようになります。絵本の原画というよりは、一つの大きな作品であるように見せたいと思いました。僕らが作ってきた40作の絵本、そのものが壁となって絵本原画の強さ、僕らの原画は木の板に描いていますので、紙ではなくてですね、ガラスもつけていないので、凸凹していた感じであったり、絵の具の匂いが立ち込める、匂いは実際にはないですが、匂いや気配が見えるようになっていますから体感してほしいです。それに加えて立体作品も見ていただきたいです。いわゆる通常の絵本原画展ですと、パネルであったり印刷物で大きいものを作るというものが多いですが、僕らは全部自分の手で作っています。ダンボールであったり、新聞紙であったり、そういったものを使って4メートル級の造形物であったり、そういったものが立ち並ぶ部屋があるのですが、そこもなかなか見られない光景だと思うので見てもらいたいです。
A特別館長:それに補いますと、今回展示のための新作といたしまして、童堂賛歌というタイトルの壁画で高さ3メートル、全長14メートルに及ぶ大作を新作として制作していただきまして、それを展示させていただいています。今回初公開となる作品でございます。その他、NHKEテレの「おかあさんといっしょ」のキャラクターでもある「しりたガエルのけけちゃま」の原画ですとか、歌手のあいみょんのツアーパンフレットの原画なども展示されていまして、ある意味広い世代でお楽しみいただけるのはそういった作品になります。
A阿部さん:そうですね、そこも言わせていただきたいです。ポケモンさんとも仕事をしていまして、担当学芸員さんに見てもらった動画は、ポケモンさんとコラボレーションして絵本を作った際のものです。「ポケモンのしま」という作品の原画も展示しますし、みなさんがどこかで見たり聞いたりしたものも何点かありますから、そういうものもわかりやすくていいと思います。
A特別館長:ぜひ、親子そろってそういったキャラクターを探していただくのも楽しみ方の一つかもしれません。
 
Q記者:パンフレットに長い写真が載っているのは先ほどの14メートルの作品か。
A特別館長:全長が14メートルの予定の作品です。
 
Q記者:子どもが映っているのは実寸か。
A阿部さん:実寸です。
 
Q記者:四角く14メートルになっていて高さが3メートルか。
A阿部さん:そうです。
 
Q記者:緑色の蛇のようなものは、これが3メートルあるのか。
A阿部さん:そうです。虎と象とクジャクが混ざったものです。「キメラブネ」というタイトルで、これは立体の部屋にあります。
 
Q記者:これは一つの部屋にあるのか。
A阿部さん:章が違いますが、大きな絵は7章で、虎のようなものは3章になります。
 
Q記者:これは写真に加えてあるのか。
A阿部さん:重なっていますが、印刷上、加えてあるものです。
 
Q記者:これが一番大きいものか。
A阿部さん:絵でいうとこれが一番大きいです。立体作品でも4メートル×8メートルくらいのものもあります。
 
Q記者:メリーゴーラウンドのようなものは、これは実際に展示されるのか。これはなんというのか、オブジェか。
A阿部さん:オブジェです。実際のメリーゴーラウンドを改造して作っていますが、乗ることもできるのですが、今回の展示ではお客さんがたくさん来られて危ないかもしれないので、乗れないと思います。機会をみて乗れる時間などがあればいいなとも思っています。
 
Q記者:大分県由布市の廃校のアトリエで制作活動をしているとのことだが、2人は大分の方なのか。
A阿部さん:はい、そうです。大分出身です。
 
Q記者:生年月日を聞いてもいいか。
A阿部さん:同世代ですが、僕が早生まれで89年の2月、吉岡が88年の7月です。
 
Q記者:お二人はご夫婦とのことだったが、どういう関係で知り合って制作活動を始めたのか。高校の同級生だとか。
A阿部さん:大学の同級生です。大分大学の同級生で、大学2年生のころからキャビンというユニットでやっています。2009年が大学2年生です。
 
Q記者:大分大学で何を専攻していたのか
A阿部さん:教育福祉科学部というところの美術の先生になるコースです。
 
Q記者:そちらの大学の同級生で知り合って、制作活動を続けてきたということか。
A阿部さん:そうです。大学2年生で知り合ってそのまま就職せずに制作活動を続けて、廃校を借りて制作をしております。絵本作家になりたかったのですが、なかなかコンペに出しても受からなかったのですが、先ほど言いましたご縁でなんとか絵本作家になることができました。
 
Q記者:活動を続けたというのは2009年からユニットで活動を始めて、横浜のJIKE STUDIOが2013年とあるが、そこで声をかけられて作品を展示して、そこに出版関係の人が見に来て作品を世に出すきっかけとなったという理解でいいのか。
A阿部さん:そうです。2009年から2013年の間はもがいていたということになります。大分で展示をしても見に来てくれる人がいないです。出版社が関東にありますので。僕らはよくわからなかったのでとにかく作って、作って、発表してということを繰り返していました。ですのでJIKE STUDIOが突破口を開いてくれたという感覚は強いです。
 
Q記者:大分市の出身か。
A阿部さん:吉岡は大分市です。僕は由布市です。
 
Q記者:2009年から2013年はあまり…
A阿部さん:がんばってはいました。今回の展示では2009年から13年の僕らのもがいていた時代のものも第1章で展示していますので、そのころのモヤモヤした感じも味わっていただきたいと思います。結婚も2013年です。
 
Q記者:別姓で活動しているアーティストということか。
A阿部さん:最初は結婚していなかったので、ずっと阿部と吉岡だったので、そのままやっています。
 
Q記者:2人で役割はあるのか。
A阿部さん:立体とかは2人で作っていくのですが、絵は最近役割が分かってきて、僕が人工物、命がないようなもの、静的もの、動かないようなものを描くことが多くて、吉岡が動的なもの、自然物を描くことが多いです。
 
Q記者:先ほど、生まれ月を聞いたが、吉岡さんが開催中にかかるが、7月何日に生まれたのか。
A阿部さん:まさに、7月1日なのです。もうすぐです。
 
Q記者:始まった時には、すでに誕生日を迎えているのか。
A阿部さん:確かに。年齢が変わってしまいます。本人は何というか年齢が上とみられるのが嫌なので「書いてほしくない」とよく言っています。
 
Q記者:同級生なのか。
A阿部さん:同級生ですが、新聞だと年齢が変わってみえるでしょう。まあいいですけど。
 
Q記者:新作の方のこちらが、部屋の三つの壁にわたるような形になっている。これは木の板に描かれているのか。
A阿部さん:これはロールキャンバスです。平塚でも実際、このように曲がって展示しています。部屋全体に壁画のように。
 
Q記者:絵を描き始めたのはいつごろなのか。2人とも美術学校に行ったりとか専攻したりとかでなく、教育関係の専攻である。美術の先生になるというのでもないので、(今に至る)その経緯を知りたい。
A阿部さん:絵は2人とも好きで、保育園とか幼稚園のころから、僕はとても大好きでした。途中、サッカーを始めて、なかなか絵を描く時間がとれなくて、高校生まではずっと運動部で、吉岡も同じようにテニス部で、(2人とも)運動をしていました。大学に入るにあたって、本当にやりたいことは何だろうかと思って、運動していたのでデッサンとかで今から美大にいくのもなかなか難しいかなと思って、地元の大分大学の教育学部に美術を学べるコースがあるのを聞いて、僕は入りました。吉岡も多分同じような流れで入っているので、すごく家庭環境や状況は似ていたと思います。大学から猛然と作り始めたという形です。

 

その他の質問

Q記者:毎回のことだが、4月、5月、6月と3か月たっているが、その後、スタジアム勉強会の進捗を伺いたい。
A市長:今のところ全く進展はありません。前回と同じで申し訳ないのですが、そういう状況です。今年2月に1回目を開催して、5月まで毎月1回開催していましたが、6月は日程が合わなかったので、今度は7月に開催するという日程です。

Q記者:具体的に現場レベルでどのような話をしているのかということについて、市長の耳に入っているのか。
A市長:動きがあれば報告があるが、その報告もありません。現時点で動きはないということです。


 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 美術館 学芸担当 安部
電話 0463-35-2111
 

「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」を開催

 平塚市美術館では、企画展「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」を7月6日から9月1日に開催します。
 ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなど、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗(1989‐)と吉岡紗希(1988‐)による二人組のアーティストです。
 関東の公立美術館で初となる本展では、ユニット結成15周年を記念して、活動初期から現在までの絵本原画400点に加え、立体造形、映像作品などを一堂にご紹介します。
 展覧会のタイトル〈童堂賛歌〉とは、本展のためにつくられたことばです。「飽きることなく何十回でも何時間でもすべり台で遊び続ける、子どもの時間のとらえ方や感覚に象徴される「童」と、本屋や薬局、駄菓子屋などの店名にも使われるお堂の「堂」=「万物を受け入れる」」という意味が組み合わされています。本展は7つのテーマの部屋で構成され、まるで空間が大きな1冊の本になったようなしかけが満載です。
 ザ・キャビンカンパニーは、2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を発表。2023年に『がっこうにまにあわない』(あかね書房、2022年)で第23回日本絵本賞を受賞、2024年『ゆうやけにとけていく』(小学館、2023年)で第29回日本絵本賞大賞と第71回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞するなど高い評価を得てきました。絵本はもちろん、2年にわたり絵を担当した「こどもの読書週間」ポスターによって、二人の作り出す独特の色彩と力強さを持つ作品のイメージは、子どもたちにとってますます親しみ深いものになっているといえるでしょう。
 一方で、彼らの活動は絵本の分野にとどまらず、新国立劇場ダンス公演 Co.山田うん『オバケッタ』の舞台美術(2021年)を手がけるほか、「NHK おかあさんといっしょ(Eテレ)しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザインと美術制作を担当、歌手あいみょんの「傷と悪魔と恋をした!」ツアーパンフレットの表紙及び本文挿絵を制作しています。
 本展では、ザ・キャビンカンパニーの多様な魅力に満ちた作品を身体全体でお楽しみいただきます。 
 

ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉

主催

 平塚市美術館

特別協賛

 株式会社 海地獄、株式会社 タバタホールディングス、株式会社 明治、生活協同組合コープおおいた

協賛

 神奈川中央交通株式会社

助成

 一般財団法人 地域創造

会期

 令和6年7月6日(土曜日)~9月1日(日曜日) 50日間

開館時間

 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日

 月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日、8月13日

会場

 平塚市美術館
 〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
 電話 0463-35-2111 ファクス 0463-35-2741
 URL  https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
 JR東京駅から東海道線、または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。JR平塚駅より徒歩20分。または平塚駅東改札口(北口)より、神奈川中央交通バス4番乗り場乗車「美術館入口」または「コンフォール平塚前」下車。駐車場67台(美術館御利用の場合90分間無料・要認証)。

出展数

 約600点

観覧料

 一般800(640)円、高大生500(400)円、中学生以下無料
 ( )内は20名以上の団体料金
 毎週土曜日は高校生無料
 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付き添い1人は無料
 65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
 本展覧会の観覧券で「所蔵品展」もご覧いただけます
 

関連事業

ザ・キャビンカンパニーによる絵本の読み語り

日時 7月13日(土曜日)午後1時~1時45分
場所 ミュージアムホール  申し込み不要・定員120名

ザ・キャビンカンパニーによるアーティストトーク

日時 7月14日(日曜日)午後1時~1時45分
場所 展示室1  申し込み不要・要観覧券

ザ・キャビンカンパニーのサイン会

日時 7月13日(土曜日)、14日(日曜日)各日午後2時~3時
場所 テーマホール  申し込み不要・図録をお買い求めの方に限る

当館学芸員によるギャラリートーク

日時 7月27日(土曜日)、8月10日(土曜日) 各日午後2時~2時40分
場所 展示室1  申込不要・要観覧券

図書館ボランティアによるおはなし会(予定)

日時 7月18日(木曜日)、8月22日(木曜日)午前11時~11時30分
場所 展示室1  申込不要・要観覧券

「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂讃歌〉」まちなか展示@ひらしん平塚文化芸術ホール

会期  8月2日(金曜日)~22日(木曜日)
休館日 8月19日(月曜日)
会場  ひらしん平塚文化芸術ホール エントランス ギャラリー
観覧料 無料

「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂讃歌〉」まちなか展示@平塚市中央図書館

会期  8月2日(金曜日)~22日(木曜日)(予定)
休館日 月曜日(ただし8月12日は開館)、8月13日(火曜日)
会場  平塚市中央図書館 1階エントランスロビー
観覧料 無料
 

同時開催

令和6年度特集展「つながるコレクション+新収蔵品展」

 様々なつながりの中で成り立ってきたわれわれの社会は新型コロナの流行に伴い、人々の関係が疎遠になってきた現状があります。本展では改めて「父子」「師弟」「仲間」もしくは「個人・社会」「人間・自然」、作品同士の共通点など様々なつながりに光をあて、収蔵作品の新たな魅力を発見し、地域や社会の来し方行く末を考察します。
会期   令和6年6月8日(土曜日)~9月8日(日曜日)
出品点数 約50点
観覧料 「ザ・キャビンカンパニー展」の観覧料で入場できます。
単独の場合、大人200(140)円、高大生100(70)円、中学生以下無料です。( )内は20名以上の団体料金