市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和元年(2019年)9月

健康長寿の秘訣(ひけつ)

  • お帰りなさい。気を付けて帰ってね 登校を見守るボランティアなどでも活躍
 高齢でも、若々しい方もいれば、そうでない方もいます。この差はなぜできるのでしょうか。実は、健康長寿の3本柱「栄養」「運動」「社会参加」に関係があるそうです。

 社会参加と聞くと、意外な気もしますが、自治会や公民館の事業などで活躍している高齢の皆さんに接していると、確かにそう感じます。そこで、市医師会副会長で市在宅医療介護連携推進協議会会長の高山秀明先生に尋ねてみました。

 高山先生によると、家の外に出て地域活動や趣味、ボランティアなどで、人と交流したり達成感を味わったりすることは、体力の維持や心身の健康など、多くの面で効果的なのだとか。さらに、家族や地域の方々から感謝の気持ちや温かい言葉を掛けられると、喜びや生きがいにもつながるそうです。

 この社会参加の面で、平塚は「恵まれている」と先生は話します。町内福祉村など、地域での活動の場、共に助け合う場が充実しているからです。一方で、引きこもりがちな独居の方や、骨折で外に出られなくなった方のケアなど、課題も指摘されました。

 そこで、市では、民生委員の皆さんや高齢者よろず相談センターなどとも連携し、孤立の防止や見守り体制の整備に取り組んでいます。

 ところで、毎年9月には長寿の皆さんを訪問し、お祝いのメッセージカードを手渡しています。その場の話題はさまざまですが、驚かされるのは「肉が好き」という方が多いこと。かむ力や飲み込む力などがしっかりしていて、食事を楽しめているのでしょう。食は、元気の源となるため、市でも歯や口の機能が衰えないよう、啓発や予防に力を入れています。

 8月1日現在、市内の99歳以上の方は227人となるなど、年々増加傾向にあります。「スマイル100歳社会」へ向けて、誰にも訪れる老いをどう豊かに迎えるか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
 

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