市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和元年(2019年)10月

深まる秋を感じる

  • カラスウリの実 見掛ける機会が減ったカラスウリの実(土屋)
 「最近は『真っ赤な秋』や『小さい秋見つけた』に歌われる、カラスウリの赤い実やモズの声を見聞きしたことのない子どもが多いんですよ」。そんな話を小学校の先生から聞いたことがあります。

 カラスウリやモズと聞いて思い浮かぶのは、土屋にある「びわ青少年の家」。市職員として青少年課に在籍していた30年ほど前、年に7、8回は引率で宿泊し、自然に囲まれて季節の移り変わりを感じたものです。

 びわ青少年の家は、昭和56年に開設。宿泊棟、キャンプ場、野外炊事場などがあり、団体利用できます。小学4年生~中学生が対象の自主事業では、農作業などの体験教室も開催。「四季折々の貴重な経験ができた」「とれたて野菜がおいしかった」などの感想が寄せられています。昨年からは学生を中心としたボランティアスタッフの提案で、耕すところから畑作りをしているとのこと。これらは「食育」にもつながると思います。

 ところで、びわ青少年の家には「食べ残しはもったいない」と、口酸っぱく指導してくださった方がいました。びわ青少年の家の土地提供者、故・原元助さんの妹で、調理の統括などをしていただいた故・久保田高子さんです。明治生まれの久保田さんが戦争中の出来事などを例に、子どもや若者に語り掛けてくれた言葉を今も思い出します。

 かつて、びわ青少年の家は子ども会などでにぎわっていましたが、10年ほど前からは利用者が徐々に減少し、近年は幼稚園や保育園、スポーツクラブなどが利用の中心となっているようです。もっと多くの子どもに訪れてもらいたいと願っています。

 この週末には「森の収穫祭」を開催します(参加募集は締め切りました)。農作物だけでなく、今年は収穫が遅れたという栗など「里の恵み」も味わえるとか。自然の中でのこうした体験は子どもの感性を育んでくれることでしょう。
 
 

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