市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和2年(2020年)2月

花咲く総合公園

  • 総合公園の梅 2月上旬、梅林では甘い香りが漂っていました
 立春を過ぎて、着実に日が伸びて日差しも強まり、あちこちから花の便りが届くようになりました。特に、梅は「百花のさきがけ」と言われるように、寒い冬をじっと耐えて春の訪れを一番に知らせてくれる花です。

 総合公園・平塚のはらっぱ北側にある梅林の梅も、見ごろを迎えています。暖冬の今年は、1月下旬にほころび始め、17種140本余りの梅の木が、白やピンクの花を次々と咲かせています。人気や華やかさの点で、桜にはおよびませんが、スケッチや写真撮影、散歩などをしながら春を探す人たちの心を温かく包み込む、優しい雰囲気があります。

 また梅は、花・香り・果実と三拍子そろっていることにも特徴があります。総合公園では昨年、梅の実が850キログラム収穫され、希望する市内の約20の福祉事業所などに配布したほか、公園に隣接する大原小学校2年生の生活科の授業でも活用しました。梅をジュースやジャムなどにしたときの、さわやかな香りと酸味が好評なようです。

 さて、総合公園は市内外の方から大変評価の高い憩いの場所ですが、その屋外トイレについては、「暗い・狭い・臭い」という声を耳にします。そこで、3月まで利用頻度の高いトイレを対象に、明るく使いやすくする改修工事をしています。

 そのうち「大池西側」と「ふれあい動物園北側」の2カ所は、昨年7月に工事が完了。現在は「トリム広場北側」の改修、「野外ステージ南側」の建て替え、さらに「ふれあい動物園北側」付近の広場では、親子で使えるトイレの新設工事を進めています。桜が咲く時期には、皆さんを気持ちよくお迎えできる施設へと生まれ変わるはずです。

 園内の施設は、東京2020オリンピック・パラリンピックに際し、リトアニア代表選手団が事前キャンプで利用します。またとない感動と興奮を、公園の魅力とともに、幅広く発信していきます。
 

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