市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和3年(2021年)8月

通学路の安全対策

  • 通学路の合同点検の様子 地域住民の協力も得て通学路を合同点検
 全国で登校中の子どもなどを巻き込んだ痛ましい事故が相次いだことをきっかけに、平塚市では平成24年以降、学校・保護者・地域住民・警察・道路管理者などと連携して、通学路の「合同点検」を毎年実施しています。27年に策定した「通学路交通安全プログラム」を基に取り組んできた効果も相まって、10年前の23年に1633件だった市内の交通事故発生件数は昨年、743件にまで減りました。

 しかし、全国的には通学路で子どもを巻き込む交通事故がいまだ後を絶ちません。子どもたちが危険な目に遭うことがないよう、大人がしっかりと安全対策を講じる必要があると、責任の重さをひしひしと感じます。

 今年6月末、千葉県八街(やちまた)市で悲しい事故が起きました。飲酒運転の大型トラックが下校中の小学生の列に突っ込み、5人が死傷したのです。これを受け、平塚市は市内事業者に対して、飲酒運転対策の強化など交通ルールの遵守を改めて呼び掛けました。

 また、周辺に学校があることや通学路であることを示し、ドライバーへの注意を促している「文」マークの状況を緊急に点検し、現在、市道にある約200カ所の「文」マークの補修も検討しています。

 県警察によると、交通事故死者数に占める歩行者の割合は全体の約4割に及び、その原因の一つとして、横断歩道で車が一時停止しないなど、歩行者優先が徹底されていないことが挙げられています。運転者は交通ルールの再確認をぜひともお願いします。

 ところで、道路の交通安全にはさまざまな機関が関わっています。信号機、横断歩道、規制の伴う道路標識や標示などは、警察。センターラインや車線境界などの白線、ガードレールは、道路管理者である国や県、市です。

 今後も、地域で交通安全活動にご尽力いただいている皆様や関係機関と協力し、ソフトとハードの両面から通学路の安全対策を進めていきます。
 

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