市長コラム
市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。
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令和4年(2022年)5月
地域の絆を育む
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ホタルの説明をする米村代表
初夏の風物詩・ホタル。ホタルは静かできれいな水辺を好み、餌となる巻き貝のカワニナがいる場所でないと生きていくことができません。
市内の生息地の一つ、金目親水公園(北金目)では「親水公園ホタル保存会」が中心となって、平成12年からゲンジボタルの人工飼育・放流などを続け、今では自然繁殖のホタルも育つようになりました。最初の幼虫は、同じ金目川水系の土屋地区から分けてもらったとのことです。
一般的に光るホタルに出会えるのは5月中旬以降ですが、ここでは4月下旬から飛び交う姿が見られます。かつて簡易水道の水源地だったこの公園は湧き水を利用して小川や池が造られているため、水や土が温かいのか、他より早くホタルが舞うそうです。
同会代表の米村康信さんは20年以上にわたる活動を振り返ります。「何よりも地域の皆さんの協力、そして『ホタルを復活させたい。金目ならではの地域資源を次世代につなぎたい』との熱意が活動を支えてきました」。
地域への愛着や誇りは、時間をかけて育てていくもの。生息しやすい環境を整えたり、地元の子ども向けに観察会を開いたり、さまざまな手段で情報を発信したり。地道な努力を継続することの大切さをひしひしと感じます。
公園に行く途中、金目公民館でサークル活動に励む人たちに会いました。新しい生活様式の下でさまざまな活動が再開され、公民館の会議室は満室の日もあるとのこと。盛んな地域活動は、地域が元気な証拠です。
市制施行90周年の今年は、金目村と平塚市との合併から65周年でもあり、地域の自然や文化の魅力を発信し、まちおこしに取り組む「金目エコミュージアム」設立から15周年でもあります。これらの節目を記念し、エコミュージアムではカワセミを「金目の鳥」に制定したといいます。
地域の絆を育む活動の継続、再開、そして新しい動きを心強く思います。
市内の生息地の一つ、金目親水公園(北金目)では「親水公園ホタル保存会」が中心となって、平成12年からゲンジボタルの人工飼育・放流などを続け、今では自然繁殖のホタルも育つようになりました。最初の幼虫は、同じ金目川水系の土屋地区から分けてもらったとのことです。
一般的に光るホタルに出会えるのは5月中旬以降ですが、ここでは4月下旬から飛び交う姿が見られます。かつて簡易水道の水源地だったこの公園は湧き水を利用して小川や池が造られているため、水や土が温かいのか、他より早くホタルが舞うそうです。
同会代表の米村康信さんは20年以上にわたる活動を振り返ります。「何よりも地域の皆さんの協力、そして『ホタルを復活させたい。金目ならではの地域資源を次世代につなぎたい』との熱意が活動を支えてきました」。
地域への愛着や誇りは、時間をかけて育てていくもの。生息しやすい環境を整えたり、地元の子ども向けに観察会を開いたり、さまざまな手段で情報を発信したり。地道な努力を継続することの大切さをひしひしと感じます。
公園に行く途中、金目公民館でサークル活動に励む人たちに会いました。新しい生活様式の下でさまざまな活動が再開され、公民館の会議室は満室の日もあるとのこと。盛んな地域活動は、地域が元気な証拠です。
市制施行90周年の今年は、金目村と平塚市との合併から65周年でもあり、地域の自然や文化の魅力を発信し、まちおこしに取り組む「金目エコミュージアム」設立から15周年でもあります。これらの節目を記念し、エコミュージアムではカワセミを「金目の鳥」に制定したといいます。
地域の絆を育む活動の継続、再開、そして新しい動きを心強く思います。