市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和4年(2022年)12月

幸せな地域社会を

  • OriHime(オリヒメ) 接客をするOriHime(オリヒメ)
  「障がいのある人も自分らしさを大切に、地域の一員として安心した生活を送ってほしい」。目指すべき社会に向けた私の基本的な考えです。

  障がいのある子どもにとって、まず大切なのが「発達の継続的な支援」。きっかけは市民の皆さんとの対話集会で、ある母親から就学後の支援に対する不安を訴えられたことでした。すぐに保健や福祉、教育などの部門が横断的に連携し、乳幼児期から就学期まで切れ目ない支援の仕組みを整えました。

 次に大切なのは「仕事に就き自立すること・社会参加すること」。障がいのある人が、自分の能力や個性を発揮して「働きたい」という思いを支える取り組みです。

 昨年、障がいのある人の教育や雇用面での課題解決を目指す民間企業と「障がい者のテレワーク推進に関する連携協定」を締結しました。これを受けて開いたセミナー受講者3人の就職が決まったと聞き、大変うれしく思いました。テレワークも含め、働ける場が広がるよう市内企業に働きかけていきます。

 市役所本館1階にある障がい者福祉ショップ「ありがとう」では、市内や近隣の障がい福祉事業所の製品を販売し、就労や社会参加の役割を担います。開設から8年。豊富な品ぞろえで売り上げを伸ばすだけでなく、イベントにも出店して活発に活動しています。

 本年度は、移動が困難な人の就労機会を増やす一環で、障がいのある人が自宅から遠隔操作できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」が接客の仲間入り。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という朗らかな声が、お客様に呼びかけます。

 「このまちに生まれ、このまちに暮らせて良かった」と皆さんが実感できるまちをつくることが私の使命と考えています。障がいのある人もない人も共に支え合い、幸せに暮らせる地域社会を築いていきます。
 

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