陽光そそぐ広いテーマホールで輝く、キムキョンミンのステンレス彫刻の魅力をお楽しみください。

概要

キムキョンミン《ある風景》2015年、作家蔵

【ロビー展】キムキョンミン展
2022年1月4日(火)~4月3日(日)


◆開館時間 9:30~17:00

◆休館日 月曜日(ただし、2022年1/10、3/21は開館し、翌火曜日休館)

◆観覧料金 無料

◆主催 平塚市美術館

 
担当 勝山滋(当館学芸担当長)

詳細

キムキョンミン(1971年生)は韓国・釜山生まれの金属彫刻家です。東亜大学、同大学院をへて多摩美術大学博士前期課程で彫刻を学び、在学中から国内外での精力的な展示に加えて、2004年以降二科展での受賞やKAJIMA彫刻コンクール、大分アジア彫刻展などでの入選を経て2017年にはUBEビエンナーレで大賞を受賞するなど活躍しています。水の音や空間が作品のテーマで始まりも終わりもない永遠に流動していく水や水音に触発された作品は、永遠につづく普遍性をはらんで我々の心を打ちます。素材は硬質なステンレスの板から形をつくり丁寧に研磨することによって周囲の景色や見るものを映し、置かれた場所に共鳴するかのようです。本展は、陽光のそそぐ広いテーマホールを舞台に気鋭の彫刻家のおよそ14点の作品によってその歩みを振り返ります。
平塚市美術館のテーマホールを用いた「ロビー展」は2006年12月にはじまり、今回15回目となります。外光の降り注ぐ高さ11メートルの空間を使った観覧無料の展示となります。
湘南の光あふれるテーマホールの大空間に展開する力強く有機的な彫刻世界をご堪能ください。
キムキョンミン《遭遇1》2020年、作家蔵
キムキョンミン《日の出3》2017年、作家蔵
キムキョンミン《水のかたまり 》2013年、作家蔵