令和6年度 子どもの定期予防接種
この時期を過ぎた赤ちゃんは、自分の力で免疫をつくって病気を予防しなければなりません。そこで役立つのが予防接種です。
お子さんが受ける定期予防接種は、免疫がつきやすいように接種年齢や回数・間隔などが法律で決められていて、対象年齢内で規定の回数について無料で受けることができます。
接種の機会をのがすことなく、予防接種で免疫をつけ、大きな病気などにかからない丈夫なからだをつくりましょう。
ワクチンの副反応については下記リンクを御参照ください。
・VPDを知って子どもを守ろう(外部リンク)
※転入された方へ
平塚市の定期予防接種は接種券が不要です。
予診票は各医療機関に置いてありますので、直接医療機関にお申込みをお願いいたします。
お知らせ
- 令和6年度から5種混合ワクチンが定期接種になりました
- 4種混合とヒブワクチンも引き続き接種可能です
- 4種混合ワクチン「クアトロバック」が接種できない場合、「テトラビック」に切替可能です
- 小児用肺炎球菌ワクチン20価が定期接種になりました
接種料金
- 接種日時点において、平塚市に住民登録をしていること
- 各予防接種の対象者に該当すること(下記の「予防接種の種類と接種時期」をご覧ください)
- 定められた接種間隔や回数等の接種方法を守っていること
- 平塚市予防接種指定医療機関で予防接種を受けること
接種場所
予防接種指定医療機関の地図情報を含む子育てに役立つ施設をまとめて掲載中です(平塚市内)
▶ひらつかわくわくマップ
里帰り等の理由により、市外の医療機関で予防接種を受ける場合はこちらをご覧ください。
▶定期予防接種を平塚市の実施する医療機関以外で受ける場合のページへ
持ち物
- 母子手帳
- 健康保険証
この手帳がないと医療機関で接種歴の確認が不十分となり、二重接種をしてしまうなどの原因となります。
また将来、お子さんが海外留学などをされる際にも大事な記録となります。
予防接種の種類と接種時期
乳幼児期に受ける定期予防接種の一覧(スケジュール)(PDF848KB)
対象年齢を確認する際には、下記の「対象年齢の解釈」もご参照ください。
【対象年齢の解釈】
「に至るまで」 「~未満」ともに、「~の前日まで」の意味で用います。
例:
1歳に至るまで=1歳の誕生日の前日まで
1歳未満=1歳の誕生日の前日まで
ロタウイルス感染症
対象年齢と回数
●ロタリックス(1価)出生6週から24週に至るまで
27日以上の間隔をおいて2回接種
●ロタテック(5価)
出生6週から32週に至るまで
27日以上の間隔をおいて3回接種
注意事項
- 生後すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早めに始め、早く完了させましょう。
- 初回接種は、生後2か月から出生14週6日までに接種してください。
- 2回目以降の接種は、必ず最初に接種したワクチンを接種してください。
- 接種後は腸重積症(※)の症状に注意し、次のような症状が見られた際にはすみやかに接種した医療機関を受診してください。
- 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
- 血便が出る
- ぐったりして顔色が悪くなる
- 嘔吐を繰り返す
BCG(結核)
対象年齢と回数
1歳に至るまでに1回
- 生後5か月から8か月に至るまでが標準的(おすすめの)接種期間です。
Hib(ヒブ)感染症
対象年齢
生後2か月~5歳に至るまで(注意!)初回接種を開始した年齢(月齢)で、接種間隔が異なります。
初回接種開始年齢 | 回数 | 接種間隔 | 注意事項 |
---|---|---|---|
生後2か月~7か月に至るまで
|
4回 | 【初回接種】 27日以上、標準的には56日までの間隔をおいて3回接種します。 【追加接種】 初回接種終了後、7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種します。 |
初回接種は、1歳になるまでに接種を完了しましょう。 1歳を超えた場合には、初回の残りの回数 は行わずに、最後に接種した日から27日以上の間隔をおいて、追加接種を1回行います。 |
生後7か月に至った日の翌日~ 1歳に至るまで |
3回 | 【初回接種】 27日以上、標準的には56日までの間隔をおいて2回接種します。 【追加接種】 初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種します。 |
|
1歳に至った日の翌日~5歳に至るまで | 1回 | 5歳に至るまでに1回接種します。 |
小児用肺炎球菌感染症
対象年齢
生後2か月~5歳に至るまで
(注意!)初回接種を開始した年齢(月齢)で、接種間隔が異なります。
初回接種開始年齢 | 回数 | 接種間隔 | 注意事項 |
---|---|---|---|
生後2か月~7か月に至るまで
|
4回 | 【初回接種】 標準的には1歳に至るまでに、27日以上の間隔をおいて3回接種します。 【追加接種】 初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、1歳に至った日以降に1回接種します。 (標準的な接種期間は1歳~1歳3か月) |
初回接種は、2歳になるまでに接種を完了しましょう。 2歳を超えた場合には、初回の残りの回数は行わずに、追加接種を1回行います。 また、初回接種の2回目は1歳までに行い、 超えてしまった場合には初回3回目は行わず、 追加接種1回を行います。 |
生後7か月に至った日の翌日~ 1歳に至るまで |
3回 |
【初回接種】 |
初回接種は、2歳になるまでに接種を完了しましょう。 2歳を超えた場合には、初回の残りの回数は行わずに、追加接種を1回行います。 |
1歳に至った日の翌日~ 2歳に至るまで |
2回 | 60日以上の間隔をおいて2回接種 | |
2歳に至った日の翌日~ 5歳に至るまで |
1回 | 5歳に至るまでに1回接種します。 |
B型肝炎
対象年齢
1歳に至るまで
接種回数と注意事項
- この予防接種は、1歳になるまでに3回の接種が必要です。初回接種から3回目の接種が終了するまでに、約4か月半かかります。3回目の接種が1歳の誕生日の前日までに終了するようご注意ください。
- 1回目接種後、27日以上の間隔で2回接種、さらに初回接種から139日以上を経過したあとに1回接種(標準的には、生後2月に達したときから生後9月に達するまでの期間)
5種混合(百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ、ヒブ)
対象年齢
生後2か月~7歳6か月に至るまで
- 1期初回の標準的(おすすめの)接種年齢は、生後2か月以上1歳に至るまでです。
接種間隔と回数
【初回接種】(3回) 20日以上の間隔をおいて3回接種します。【追加接種】(1回) 初回終了後、6か月以上の間隔をおいて1回接種します。
2種混合(ジフテリア、破傷風)
対象年齢と回数
11歳以上13歳未満の間に1回
- 標準的(おすすめの)接種年齢は、11歳です。
MR(麻しん・風しん混合)、麻しん、風しん
対象年齢と回数
【1期】1歳以上2歳に至るまでに1回
【2期】5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間(年度内に6歳となる方)に1回
- 令和6年度の対象者は、平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれの方です。
令和6年4月1日から令和7年3月31日の間、接種することができます。
水痘(水ぼうそう)
対象年齢と回数
(注意)水ぼうそうにかかったことがある方は受けられません。
対象年齢 |
回数と接種間隔 |
標準的な(おすすめの)接種時期 |
|
---|---|---|---|
1歳・2歳 |
2回 |
初回 |
生後12か月~15か月未満の間に1回 |
追加 |
初回接種後、6~12か月の間に1回 |
日本脳炎
対象年齢
【1期】 生後6か月以上7歳6か月に至るまで
- 標準的(おすすめの)接種年齢は1期初回は3歳、1期追加は4歳です。
【2期】 9歳以上13歳に至るまで
- 標準的(おすすめの)接種年齢は9歳です。
接種間隔と回数
【1期初回】(2回) 6日以上、標準的には28日までの間隔をあけて2回接種します。
【1期追加】(1回) 1期初回終了後、6か月以上、標準的には1年までの間隔をおいて1回接種します。
【2期】 1回接種します。
【平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方の日本脳炎予防接種の特例措置】
日本脳炎の予防接種後に重症ADEM(急性散在性脳脊髄炎)を発症した事例があったことから、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種の積極的な勧奨を差し控えていました。
その後、新しいワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)が開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常どおり受けられるようになっています。
このような経過から、積極的な接種勧奨を差し控えていた時期に接種を受ける機会を逃している方について、特例措置として、20歳未満まで接種を受けられる期間が設けられています。
特例措置対象者
平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方
- 20歳未満まで接種を受けられます。
接種回数
4回(4回目の接種は9歳以上が対象)
母子手帳などを確認し、不足回数がある場合はお受けください。- 接種スケジュールについては、かかりつけ医にご相談の上、お受けください。
対象の年齢
生後6月~7歳6月(第1期の期間)または9歳以上13歳未満(第2期の期間)
※なお、7歳6月~9歳未満の間は接種の対象外となりますので、ご注意ください。
接種回数
4回(接種回数の不足分が受けられます。)
- 母子手帳などを確認し、不足回数がある場合はお受けください。
- 接種スケジュールについては、かかりつけ医にご相談の上、お受けください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
現在、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンの定期接種の積極的な勧奨をしています。接種に当たっては有効性とリスクを理解した上でお受けください。接種の前に、リンク先のページをご覧 ください。
▶ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン予防接種についてのページへ
対象年齢
12歳になる年度の初日から16歳になる年度末日までの女子(小学6年~高校1年相当)
- 標準的な接種年齢は、中学1年生です。
接種回数
2回または3回
接種間隔
ワクチンによって異なります。
原則、同じワクチンを接種してください。
サーバリックス(2価ワクチン)
- 1回目
- 2回目:1回目から1か月あけて
- 3回目:1回目から6か月以上あけて
ガーダシル(4価ワクチン)
- 1回目
- 2回目:1回目から2か月あけて
- 3回目:1回目から6か月以上あけて
シルガード9(9価ワクチン)
- 1回目
- 2回目:1回目から2か月あけて(※2回接種の場合は1回目から6か月あけて)
- 3回目:1回目から6か月以上あけて
【平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの方への特例措置】
通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。詳しくは、 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~のページへ
注意事項
接種を受けられない場合
- 明らかに発熱(通常37.5度以上をいいます)をしているお子さん
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん
急性で重症な病気で薬を飲む必要のあるお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないことが原則です。
- その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかなお子さん
「アナフィラキシー」とは、通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。
汗がたくさん出る、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、ショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
- BCGの予防接種では、外傷などによるケロイドが認められるお子さん
- 妊娠していることが明らかな人
日本脳炎予防接種の特例対象者の方や、任意で麻しん・風しんの予防接種を受ける方等は注意が必要です。
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
上記にあてはまらなくても、医師が不適当と判断したときは、予防接種を受けることはできません。
接種前の注意
- お子さんの体調はいいですか?
当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し、普段と変わったところのないことを確認するようにしましょう。
予防接種を受ける予定であっても、体調が悪いと思ったら、かかりつけ医に相談の上、接種をするかどうか判断するようにしましょう。
また、予防接種を受けるお子さんの日頃の健康状態をよく知っている保護者の方が接種に連れて行きましょう。
- 今日受ける予防接種について、必要性、効果及び副反応などを理解していますか?
受ける予定の予防接種について、出生時にお配りしているパンフレット「予防接種と子どもの健康」等をよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
また、わからないことがあればメモをしておき、接種を受ける前に接種医に質問しましょう。
- 母子健康手帳は持ちましたか?
母子健康手帳は必ず持っていきましょう。
- 予診票の記入はすみましたか?
予診票は接種する医師への大切な情報です。責任をもって記入するようにしましょう。
(予診票は接種医療機関においてあります。)
接種後の注意
- 予防接種を受けた後30分間程度は医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。
入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
接種を受ける努力義務
予防接種インフォメーション
保健センターやお近くの公民館でも配布していますので、ご利用ください。
表面「予防接種インフォメーション」(PDF937KB)
・予防接種の種類や対象年齢を掲載
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