美術館には、美術作品の劣化を防ぎ、できるだけ良い状態で保管していくという重要な仕事があります。本展では当館の所蔵作品の中から、修復をしたさまざま絵画作品を修復過程の分かる資料とともに紹介し、美術館の裏側ともいえる保存管理・修復の役割について紹介します。また出品作品は同じですが、会期を前期と後期に分け、後期は親子で楽しむことができるスペースやイベントを開催します。


概要
よみがえる絵画 修復された川村清雄、藤田嗣治、鳥海青児…
- 会期 2025年4月12日(土曜日)~9月7日(日曜日)
[後期]6月21日(土曜日)~9月7日(日曜日)
- 休館日 月曜日(ただし5月5日、7月21日、8月11日は開館)、5月7日、7月22日、8月12日
- 開館時間 9時30分~17時0分(入場は16時30分まで)
- 主催 平塚市美術館
- 会場 平塚市美術館 展示室1
- 観覧料 一般 200(140)円/高大生 100(70)円/中学生以下無料
※毎週土曜日は高校生無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住者は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
担当:安部沙耶香(当館学芸員)
詳細
当館では「よみがえる絵画 修復された川村清雄、藤田嗣治、鳥海青児…」を開催します。
美術館というと展覧会やワークショップなどに注目が集まりがちですが、来館された方々が目にすることのない重要な仕事もあります。それは、美術作品が現状以上に劣化することを防ぎ、できるだけ良い状態で保管していくことです。そのため美術館では作品を温湿度が一定な収蔵庫に保管し、展示をする際にも温湿度や照度などを調整し、適切な環境を維持しています。状態の良くないものや経年により損傷が進行している作品については、作品の材質技法やコンディションに応じて、館内で協議したうえで修復家に相談・依頼し、修復を行います。修復過程で得られた技術的な知見や科学的なデータは作品解釈の重要な要素となるため、作品とともに修復報告書も保管しています。
本展は、当館で修復をしたさまざま絵画作品を修復過程の分かる資料とともにご紹介するものです。修復をして美しくよみがえった絵画をお楽しみいただくとともに、美術館の裏側ともいえる保存管理や修復の仕事について、みなさまに知っていただく機会となると幸いです。
また、本展は前期後期に分けての展示となります。出品作品は同じですが、後期は親子で楽しむことができるスペースやイベントを開催します。
美術館というと展覧会やワークショップなどに注目が集まりがちですが、来館された方々が目にすることのない重要な仕事もあります。それは、美術作品が現状以上に劣化することを防ぎ、できるだけ良い状態で保管していくことです。そのため美術館では作品を温湿度が一定な収蔵庫に保管し、展示をする際にも温湿度や照度などを調整し、適切な環境を維持しています。状態の良くないものや経年により損傷が進行している作品については、作品の材質技法やコンディションに応じて、館内で協議したうえで修復家に相談・依頼し、修復を行います。修復過程で得られた技術的な知見や科学的なデータは作品解釈の重要な要素となるため、作品とともに修復報告書も保管しています。
本展は、当館で修復をしたさまざま絵画作品を修復過程の分かる資料とともにご紹介するものです。修復をして美しくよみがえった絵画をお楽しみいただくとともに、美術館の裏側ともいえる保存管理や修復の仕事について、みなさまに知っていただく機会となると幸いです。
また、本展は前期後期に分けての展示となります。出品作品は同じですが、後期は親子で楽しむことができるスペースやイベントを開催します。
展覧会のみどころ
1.今までにない視点で所蔵品をご鑑賞いただけます
美術館には、作品を保存管理し、後世に伝えていくという社会的な役割があります。美術館の裏側ともいえる保存管理や修復の仕事について学びながら、当館で修復をしたさまざまな絵画作品をご覧いただけます。2.普段見ることのできない資料も閲覧できます
当館では所蔵品の修復を、材質技法やコンディションに応じて館内で協議したうえで、修復家に相談・依頼しています。本展では修復過程で得られた技術的な知見や科学的なデータをまとめた修復報告書を閲覧することができます。普段は未公開の資料を閲覧できる貴重な機会です。3.あの名作を再び公開します
高さ約2メートルの川村清雄の大作《滝》やエコール・ド・パリの画家、乳白色の人物画で有名な藤田嗣治の初期作品《おことさん》、平塚出身の鳥海青児による戦前の代表作《瀬戸の山》などの名作を展示します。関連事業
当館学芸員によるギャラリートーク
日時:2025年5月17日(土曜日)、5月31日(土曜日) 各14時0分~14時40分
場所:展示室1
※申込不要、要観覧券
関連ワークショップ
講師:井澤尚子氏、鴨川由紀夫氏(アイケイ横浜美術修復工房)日時:2025年4月26日(土曜日)
対象:中学生~一般
※事前申込制 詳細は教育プログラムのページをご覧ください
出品作品
※掲載画像の作品は、すべて当館蔵






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