所蔵作品の中から「花」をモチーフに描いた作品を紹介します。四季折々の花鳥風月を描いた岡本秋暉をはじめ、平和への祈りが込められた佐々木豊の《薔薇爆弾》など、作家の個性や内面にあるものを花に託して表現された作品をご覧いただきます。さらに2024・25年度に当館のコレクションに新たに加わった作品の一部を初公開します。どうぞお楽しみください。
ほりふみこ とすかーなのはなの せんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうねん とうかんきたく 堀文子《トスカーナの花野》1990年 当館寄託

概要

特集展  花の表現、その多様性/特別展示  新収蔵品展

会期:2026年4月18日(土曜日)から8月30日(日曜日)
[前期]4月18日(土曜日)から6月28日(日曜日)
[後期]6月30日(火曜日)から8月30日(日曜日)

休館日:月曜日(ただし5月4日、7月20日は開館)、5月7日(木曜日)、7月21日(火曜日)
開館時間:9時30分から17時0分(入場は16時30分まで)
主催:平塚市美術館
会場:平塚市美術館 展示室2
観覧料:一般 200(140)円/高大生 100(70)円/中学生以下無料
  • ( )内は20名以上の団体料金
  • 毎週土曜日は高校生無料
  • 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名は無料
  • 65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住者は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
  • 花菜ガーデンの入園券半券(年間パスポート含む)の提示で団体料金
  • 女子美術大学美術館の観覧券半券の提示で団体料金(5月22日~ 8月30日)

担当:鈴木美有(当館学芸員)

詳細

 花は、その姿かたちや色とりどりの美しさによって古くから愛され、現代まで様々な芸術の主要モチーフに取り上げられてきました。本展では、当館の所蔵作品の中から「花」をモチーフに描いた作品を3章に分けてご紹介します。

 第1章は「季節の表現」をテーマとし、四季折々の花鳥風月を描いた作品を中心に、作家の身近な風景や普遍的な意味を持つ存在として描き継がれてきた花々をご紹介します。また、山口蓬春の戦前の大作《梅花紅葉》〔当館寄託(国際興業コレクション)〕を修復後初めて展示します。
 第2章では「写生から出発した表現」をテーマに、写実的に描かれた作品をはじめ、花のかたちを捉えた上で抽象的、装飾的、幻想的に表現された作品など、真摯な写生をもとにしつつ、作家によって多様な表現で造形化された作品をご覧いただきます。
 第3章は「内なる表現」として、仏教の説話をもとに描かれた伊藤彬《優曇華の花びらが散ってゆく》、平和への祈りが込められた佐々木豊《薔薇爆弾》など、作家の個性や内面にあるものを花に託して表現された作品をご紹介します。

 しなやかに咲く花々は今も昔も、人生の様々な場面で私たちの身近に存在しています。本展では、近世から現代の作家たちが、自然や日常の中で花を見つめながら豊かに表現した約60 点の作品をご紹介します。
 また、本展とあわせて、2024・25 年度に当館のコレクションに新たに加わった作品の一部を初公開します。どうぞ、お楽しみください。

展覧会のみどころ

1.季節を感じる作品をご紹介

第1 章「季節の表現」では、岡本秋暉《十二ヶ月花鳥図》をはじめ、松本節《ひまわりと雲》など、四季の花々が豊かに描き出された、季節を感じる作品を多数ご紹介します。また、修復後初公開となる山口蓬春の戦前の大作《梅花紅葉》は、大画面に梅(春)と楓(秋)が繊細かつ華やかに描かれた見ごたえのある作品です。是非お楽しみください。

2.多様な花の表現をご覧いただけます

「花」をモチーフに、掛軸や屏風、日本画や洋画、インスタレーションなど、さまざまに造形化された作品をご紹介します。また、髙良眞木《ひまわり》、中川一政《薔薇》など、実際の花の観察をもとに独自の表現で描かれた作品や、伊藤彬《優曇華の花びらが散ってゆく》、福田美蘭《紅白芙蓉図》など描き継がれてきた花のイメージに想いを託した作品、また、深堀隆介《桜升 命名 淡紅》や市川裕司《JAPANESE TREE 4》など、インスタレーションの作品を展示し、多様に広がる花の表現をご覧いただきます。  

3.新収蔵作品を特別展示!

本展の最後に「特別展示 新収蔵品展」として、2024・25 年度、新たに当館のコレクションに加わった作品の一部をご紹介します。湘南ゆかりの作家・井上三綱、森田勝、安田靫彦や、2025 年で生誕100 年を迎えた田澤茂、昨年夏に企画展を開催した原良介の《サギ子》と《フナ子》などの作品を、収蔵後初めて展示いたします。

関連事業

当館学芸員によるギャラリートーク

日時:4月29日(水曜日・祝)、5月31日(日曜日)、7月26日(日曜日)、8月15日(土曜日)各日14時0分から14時40分
場所:展示室2
  • 申込不要、要観覧券

バックヤードツアー「展示室を作ってみよう」

(神奈川・横浜デスティネーションキャンペーン特別イベント)
日時:4月18日(土曜日)14時0分から15時0分
対象:小学生
定員:15 名
申込期間:3月18日(水曜日)から4月8日(水曜日)まで

​関連ワークショップ「初夏の花がき」

講師:市川裕司氏(美術家)
日時:5月16日(土曜日)10時0分から15時0分
対象:小学校高学年から一般
定員:15名
内容:美術館で展覧会を見学し、屋外での花の観察をもとに制作を行います。
申込期間:4月15日(水曜日)から5月7日(木曜日)まで

  • 事前申込制、要観覧券
  • 詳細は決まり次第、ご案内します。

対話型鑑賞会「おしゃべり美術館にあーつま~れ」

日時:5月23日(土曜日)(1)11時0分から/(2)14時0分から
場所:展示室2
内容:鑑賞ボランティア・ひらビあーつま~れのメンバーと一緒にお話ししながら鑑賞します。
申込期間:4月18日(土曜日)から5月13日(水曜日)まで
  • 事前申込制、要観覧券
  • 詳細は決まり次第、ご案内します。

ぬいぐるみおとまり会 女子美アートミュージアムにもお出かけ!

日時:お預かり日 6 月20 日(土曜日)/お迎え日 7 月4 日(土曜日)各15時0分から16時0分
場所:ミュージアムホール、展示室2
対象:子ども~一般
定員:10 名(1 名につき、ぬいぐるみ1 体)
申込期間:5月20日(水曜日)から6月10日(水曜日)まで
  • 事前申込制、要観覧券
  • お申し込みはe-KANAGAWA 平塚市電子申請システムを利用します。

平塚市美術館× 女子美アートミュージアム スタンプラリー​

実施期間:4 月18 日(土曜日)~ 8 月4 日(火曜日)
設置場所:展示室2入口周辺
内容:2館でスタンプを重ね捺していただくと、神奈川県ゆかりの作家・堀文子の作品をもとにした花の絵のポストカードが完成します。
  • 申込不要
  • 女子美アートミュージアムの会期は、5月22日(金曜日)から。

出品作品

掲載画像で所蔵先の記載がない作品は、すべて当館蔵

ふかほりりゅうすけ さくらます めいめい うすべに にせんじゅうななねん 深堀隆介《桜升 命名 淡紅》2017年
まつもとみさお ひまわりとくも せんきゅうひゃくさんじゅうななねん 松本節《ひまわりと雲》1937年
おかもとしゅうき じゅうにかげつかちょうずより さくらとたんぽぽにきじ えどじだいこうき とうかんきたく 岡本秋暉《十二ヶ月花鳥図》より「桜、蒲公英に雉」江戸時代後期 当館寄託
おかもとしゅうき めかそうきんず せんはっぴゃくごじゅうごねん とうかんきたく 岡本秋暉《名花双禽図》1855年 当館寄託
やまぐちほうしゅん ばいかこうよう せんきゅうひゃくさんじゅうよねん うせき
やまぐちほうしゅん ばいかこうよう せんきゅうひゃくさんじゅうよねん させき 山口蓬春《梅花紅葉》1934年 当館寄託(国際興業コレクション)
なかがわかずまさ ばら せんきゅうひゃくはちじゅうろくねんごろ 中川一政《薔薇》1986年頃
とうごうせいじ はなをもつおんな せんきゅうひゃくさんじゅうななねんごろ 東郷青児《花を持つ女》1937年頃 ©Sompo Museum of Art, 25024
ふくだみらん こうはくふようず せんきゅうひゃくじゅうにねん 福田美蘭《紅白芙蓉図》2012年
いとうあきら うどんげのはなびらがちってゆく せんきゅうひゃくななじゅうきゅうねん 伊藤彬《優曇華の花びらが散ってゆく》1979年
はらりょうすけ さぎこ にせんにじゅうよねん 原良介《サギ子》2024年
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