平塚海洋エネルギー研究会

最終更新日 : 2023年10月4日

 波力発電関連分野での新産業創出と地域活性化を図るため、平塚市と東京大学生産技術研究所が協力し、さまざまな企業が参画する産学公の平塚海洋エネルギー研究会を平成28年6月9日に発足しました。
 平成29年度から、平塚海洋エネルギー研究会は2部構成でスタートしました。
 第1部会(共同研究部会)は、東京大学との共同研究とすることで、知的財産に関する秘密保持の契約を締結し、非公開で研究を進めます。令和3年度からは、第2期の共同研究がスタートしています。
 第2部会(新産業創出部会)は、第1部会のメンバーに加え、平塚市内の企業や団体、テーマにご協力いただける市外の企業等で構成し、波力発電に関連する分野での新産業創出について研究を進めます。
 令和5年度は、第3世代の波力発電の低コスト化に向けた研究を進めています。これまでの成果については、カーボンニュートラルを目指した波力発電関連分野での新産業創出促進事業のページをご覧ください。
 平塚海洋エネルギー研究会の動画を作成しました。
 動画はYouTube(ひらつかビジネスチャンネル)(外部リンク)にあります。

新着情報

環境省の地域脱炭素プラットフォーム(外部リンク)に波力発電の取組を掲載しました。2023年10月4日
2022年度、2021年度にヤフー株式会社から寄附をいただいた事業の紹介ページを更新しました。2023年5月31日
今後の平塚の波力発電所に関する意見交換会を開催しました。2022年2月18日
平塚波力発電所は海域実証を終え、撤去されました。2022年2月7日
国内の脱炭素化を目指すYahoo! JAPANの「地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」に平塚市が採択されました。2021年8月24日
YouTube(ひらつかビジネスチャンネル)(外部リンク)に動画を掲載しました。
平塚波力発電所の仕組みがわかるパンフレットを作成しました。

研究会メンバーを紹介します!

平塚海洋エネルギー研究会には、様々な業種の企業、団体等が参画しています。
波力発電という新しい分野に取り組むため、大学、企業、団体がそれぞれの知見を持ち寄り、日々、様々な研究をしています。
新型コロナウイルスの感染防止のため、最近ではオンライン会議が増えてきました。
そんなメンバー各社をより深く知っていただきたく、少しずつではありますが、PDFでご紹介していきます。
海洋再生可能エネルギーに関わりたい就職活動中の方は必見です!
PDFは随時追加する予定です。

平塚波力発電所の紹介パンフレットを作成しました。

 平塚波力発電所の仕組みがわかるパンフレット(PDF:2MB)を作成しました。

 

 平塚波力発電所の仕組みを簡単に紹介するパンフレット(PDF:1.9MB)を作成しました。
 平塚波力発電所パンフレットの1ページ目

平塚波力発電所の海域実証(2022年2月終了)

 平成30年10月に、東京大学 生産技術研究所 林 昌奎 教授を代表とするグループの提案が、環境省の公募事業に採択され、世界に先駆けて実用化ベースとなる新型波力発電装置を製作し、完成させました。令和2年2月に発電装置を平塚新港防波堤前面に据付け、既設送電線に系統連系、経済産業省の使用前検査に合格後、平塚波力発電所として正式に稼働し、海域実証試験を開始しました。

平塚波力発電所の動画の写真
画像をクリックするとYouTube(ひらつかビジネスチャンネル)にリンクします。

平塚波力発電所の概要
  • 実証事業の委託者:環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
  • 事業名:「平成30年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」 反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置(平塚波力発電所)の海域実証
  • 実証事業の受託者:東京大学 生産技術研究所、川崎重工業(株) 精密機械・ロボットカンパニー、(株)東京久栄、(株)吉田組
  • 事業への協力:平塚市、平塚海洋エネルギー研究会(東洋電機製造(株)、川田工業(株)、(株)サンユウシビルエンジニアリング、若築建設(株)、中部電力(株)、電源開発(株)、(株)九電工、横浜ゴム(株)、中国塗料(株)、(株)渋谷潜水工業、(株)エイブル、(株)べリングハム・ハーバーマネジメント、(株)淀川製鋼所、関西設計(株)、(株)山川機械製作所、(株)ワイテック、平塚市電設協会、平塚市漁業協同組合、荏原環境プラント(株)、青葉電子(株)、(株)岡崎電気工事、(有)鈴木精機、平塚商工会議所、平塚市観光協会他)
  • 設置場所:平塚新港(平塚市千石河岸地先)
  • 事業期間:平成30年度から令和3年度末まで(終了
 平塚市の取組みについて
  • 気候変動への具体的な対策として有望な波力発電の開発について、平塚市は東京大学 生産技術研究所 林研究室と協力し、平成28年から平塚海洋エネルギー研究会を開催してきました。平成31年3月19日には東京大学 生産技術研究所と連携協力協定を締結し、海洋再生可能エネルギーに関する研究開発、実証事業、新産業創出、人材育成、実証実験の公開等を協力して行うこととしています。
 
東京大学 生産技術研究所についてのお問い合わせ
  • 東京大学 生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター 林研究室 担当 永田 電話:03-5452-6210
平塚市の発表資料(PDF:2MB)
東京大学生産技術研究所の発表資料(PDF:4MB)

東大資料 事業説明
東大資料 事業目標
東大資料 平塚波力発電所の作動原理
東大資料 油圧シリンダ鉛直配置
東大資料 アルミ・ゴム複合ラダー
横浜ゴムのスライド

渋谷潜水工業のスライド
平塚電設協会の画像
山川機械製作所の画像
平塚波力発電所の看板

研究会の趣旨

 平塚市内には、東京大学の平塚沖総合実験タワーがあり、また、県内有数の工業集積地として、自動車関連企業をはじめ、様々な技術やノウハウを持った企業が集積しています。さらに、企業研究所の立地も多くあり、市内で様々な研究が進められ、人材や技術、知的財産等が集積しています。
 東京大学生産技術研究所では、文部科学省東北復興プロジェクト(注)(平成24年度~平成28年度)により、岩手県久慈市に波力発電所を設置しました。発電した電気は東北電力の既設送電線に系統接続する国内初の事例となります。
 これらの地域資源を活かし、本研究会では、この改良型となる2号機の実証事業の実現に向け、平塚市が選定された国の地方創生加速化交付金及び地方創生推進交付金を活用し、事業を進めてきました。
 平成30年10月に、東京大学生産技術研究所林研究室を代表とするグループが、環境省の「平成30年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(二次公募)」に採択されました。これにより、平塚波力発電所の設計、製作が進められ、令和元年度に海域実証がスタートしました。

(注)正式名称:『東北復興を目指した海洋・微細藻類等の次世代エネルギーと移動体を含むエネルギー管理システムの研究開発』課題1 三陸沿岸へ導入可能な波力等の海洋再生可能エネルギーの研究開発
 

平塚海洋エネルギー研究会

構成  平塚市、東京大学生産技術研究所林研究室、波力発電等に興味のある企業、団体
    25企業団体(市内企業10社、市外企業12社、平塚商工会議所、平塚市漁業協同組合、平塚市電設協会) 発足時
参画企業(公開分) 
共同研究部会:川崎重工業(株)(外部リンク)、(株)東京久栄(外部リンク)、横浜ゴム(株)(外部リンク)、東洋電機製造(株)(外部リンク)、中部電力(株)(外部リンク)、J-Power 電源開発(株)(外部リンク)、CRESS FEED(株)(旧(株)サンユウシビルエンジニアリング)(外部リンク)、中国塗料(株)(外部リンク)他
新産業創出部会:(株)山川機械製作所(外部リンク)、(株)ワイテック(外部リンク)、荏原環境プラント(株)(外部リンク)、青葉電子(株)(外部リンク)、(株)岡崎電気工事(外部リンク)、(有)鈴木精機(外部リンク)他

このページについてのお問い合わせ先

産業振興課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館5階
直通電話:0463-21-9758
ファクス番号:0463-35-8125

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