平塚の基本情報 まちを知ろう
最終更新日 : 2023年9月5日
平塚の位置・風土
平塚は、東京から南西方向に約60Km、神奈川県のほぼ中央、相模平野の南部に位置し、約3.8Kmの海岸線から西北に広がる扇形で、相模川と金目川の下流域に発達した平野と、取り囲む台地と丘陵から形成されています。背後には丹沢・大山山麓が控え、西方には富士・箱根連山を遠望できる四季温和な気候に恵まれています。
市名の由来
市名の表記
アルファベットでの表記
平塚市のアルファベット表記は「HIRATSUKA CITY」です。「塚」の表記
平塚市の「塚」は、常用漢字となっている「丶」のない「塚」を使用します。平塚の歴史
1932年(昭和7年)4月1日、横浜、横須賀、川崎に次いで、県下で4番目に市となり、商工都市としての第一歩を踏み出しました。
第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、戦後、焦土のなかから再び復興へと力強く歩み始め、1954年(昭和29年)から1957年(昭和32年)にかけて、1町7村を合併し、現在の市域となりました。その後、都市施設や市街地の整備が進み、商工業の成長とともに住宅地としても発展し、現在に至っています。
市章
昭和7年4月1日の市制施行を記念し、一般から公募し、同年10月1日に制定されました。図案は平塚市の「平」という文字をデザイン化しました。
市歌
演奏は下記のリンクからお聞きください。
注釈
昭和57年に市制施行50周年を記念して作製したレコードでは「ひらつか市歌」と表記しています。
相模灘 夕汐かすむ
かぎりなき ひろさをここに
ああ平塚 うるわしき市
よろこびは きわみなく
二、鎚の音 力みなぎり
人の波 街をあやなす
海の幸 田畑のみのり
ああ平塚 ゆたかなる市
にぎわいは きわみなく
三、撫子の花 つつましく
人ごころ なごみいそしむ
ゆるぎなき 自治の礎
ああ平塚 さかえゆく市
かがやきは きわみなく
(制定 平塚市)
市民憲章
告示第27号
(前文)
わたくしたちのまちは、東海道五十三次の一つの宿場として古く知られていましたが、国鉄が開通してから農・漁・商業に工業が加わり、近代的な都市となりました。不幸にして関東大震災と第二次大戦によって打撃を受けましたが、雄々しく立ち直り、今や湘南屈指の都市として発展をつづけております。
北に丹沢、西に富士を仰ぎ、南は相模灘に臨み、おだやかな四季、豊かな水など自然の環境にめぐまれています。
このまちを一層住み心地のよい都市に成長させることがわたくしたちの責任です。市制50周年にあたり、わたくしたち平塚市民の生活指標として、ここに市民憲章を制定します。
(主文)
1 わたくしたちは、自然を愛し、秩序をまもり、うるおいのある心を育てます。
1 わたくしたちは、心身を鍛え、仕事に励み、明るい家庭をきずきます。
1 わたくしたちは、地域の行事にすすんで参加し、友愛の輪を広げます。
1 わたくしたちは、心を合わせ、安全なまち、豊かなまちをつくります。
1 わたくしたちは、教養を高め、文化をはぐくみ、世界に目を開きます。
市民の木・市民の花・市民の鳥
市民の木 くすのき
関東地方から西南の地域に多く、若葉が美しく樹形が雄大な常緑の高木です。市役所周辺などに見事な林が見られます。(昭和57年4月1日制定)
市民の花 なでしこ
市民の鳥 しらさぎ(コサギ)
名誉市民
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河野一郎氏の銅像
河野一郎 氏 Kohno Ichiro 1898-1965
1932年衆議院に初めて議席を得、以来当選11回。農林・建設・国務の各大臣、行政管理庁長官・経済企画庁長官を歴任、わが国の隆盛と地方自治の振興に大きく貢献。1965年7月27日に平塚市名誉市民の称号が贈られました。
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比企能達氏の銅像
1893年平塚市に生まれる。日本大学学長、国立がんセンター総長を歴任。わが国医学の進歩と教育文化の向上に大きく貢献。1968年12月25日に平塚市名誉市民の称号が贈られました。
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河野謙三氏の銅像
1901年生まれ。1949年衆議院議員に初当選後、参議院に転じ5期30年在職。参議院議長、日本体育協会会長などを歴任。わが国の隆盛と地方自治の進展に大きく貢献。1983年9月30日に平塚市名誉市民の称号が贈られました。
産業
平塚は、高い生産力を持った工業と農・漁業、そして商業がバランスよく調和しているまちです。
工業では、旧海軍工廠跡地や相模川西岸に沿って工業地域があり、化学工業、金属製品製造業、輸送用機械器具製造業などの工場が立地しています。特に、自動車関連の工業地域としての特色をもっています。
農業では、県下でトップクラスの生産高を誇る米や、全国屈指の生産高のバラ(平塚の特産品)のほか、野菜などがオールラウンドに生産されています。名産品として、さつまいも(栗まさり)やキュウリなども有名です。また、漁業も相模湾を中心とする近海の魚介類の高い収穫高があり、新鮮な海の幸が身近に楽しめます。
商業 では、JR平塚駅周辺の中心商店街をはじめとして、市内各地区に商店街が形成され、市民の日常の買い物の場として利用されています。また、最近では、国道129号線を中心に、ロードサイド店の出店も増えつつあります。なお、中心商店街は、毎年7月に開催される「湘南ひらつか七夕まつり」のメイン会場となります。
観光
観光スポットとしては、平塚八景に選定されている「湘南平」 「湘南潮来」 「森の前鳥(さきとり)神社」 「七国峠・遠藤原」 「平塚砂丘」 「霧降りの滝・松岩寺」 「金目川と観音堂」 「八幡山公園」があります。この中でも、「湘南平」は、神奈川県の景勝50選にも選定され、相模湾の海岸線と丹沢連峰から伊豆の山々まで見渡せる眺望の名所です。また、「湘南潮来」は、海釣り、川釣りの両方が楽しめるほか、ボードセイリングなどのマリンスポーツも盛んな相模川下流域一体の水郷地帯です。

八幡山公園 七国峠・遠藤原 金目川と観音堂 霧降りの滝・松岩寺
湘南平 森の前鳥(さきとり)神社 湘南潮来 平塚砂丘の夕映え