平塚市イクボスプロジェクト

最終更新日 : 2024年4月17日

イクボス~働きやすいまちHiratsukaに向けて~

人口が減るという現実

本市では、平成22年以降総人口が減少。生産年齢(働き手)である15歳以上64歳未満人口は、それ以前から減少しています。
既に、求人をしても人が来ないという声も聞こえていますが、皆さんの事業所では働き手の確保という悩みは抱えていませんか。

働きたい女性はこんなにいる!

一方で、総務省の平成28年労働力調査によると、全国で274万人の女性が就職を希望しているという結果があります。働きたい人はこんなにいるのです。
しかし、働き方は?というと、その71%が非正規の就業形態を望んでいます(正規希望は18%)。非正規雇用者の主な理由として、「自分の都合のよい時間に働きたいから(28%)」「家事・育児・介護等と両立しやすいから(17%)」と回答の中では高い数値が出ているのです。柔軟な働き方ができるため、非正規雇用を選ぶ女性が多いようです。

女性が活躍できる働き方は、誰もが活躍できる働き方

仕事以外の生活との良いバランスを保ちながら働くことができる、そのような「働き方」ができる正規雇用があれば、もっと女性も活躍できる機会が増えるのではないでしょうか。

人が減るということを改めて考えてみると、仕事、家事、地域など様々な生活に関わる活動を、「誰が担うか」で分担できていたものが、これからは、「どう担うか」というように、誰もが、できる範囲でできることを部分的に担っていく、お互いが補っていく、という分担の考え方も必要になるのではないでしょうか。
仕事でいえば、従来の働き方と言われる、長時間労働や休日出勤などが自由にできないがゆえに意欲はあっても働けなかった人、つまり「多様な生活事情を持ちながらも働きたい人」であっても働きやすい職場環境に徐々にシフトしていくことで、先程の274万人の女性たちのように、埋もれている能力が活かされ、活性化される社会が期待できるのです。

男女がともに活躍できる平塚市を目指して

「男女がともに活躍できる平塚市」の実現に向けて、男女共同参画に取り組む本市ですが、目指す姿の一つとして、働きたい誰もが持っている能力を十分に発揮して活躍してる、そのよう市にしていきたい!・・・と考えています。

「平塚市イクボスプロジェクト」とは

どうしたら、働きたい誰もが持っている能力を十分に発揮して活躍してる市になるか考えた

働きたい誰もが持っている能力を十分に発揮して活躍してる市になるには、どうしたら良いでしょうか。
企業にとっても働く人にとってもWin-Winになれる取組。そんな取組はないだろうか。

そこでたどり着いたのが「イクボス」という考え方。
事業所のトップにイクボスになってもらい、市内の事業所に「イクボス」が増えれば、適うのではないか。
しかも、特別な準備は必要ない。費用も労力もかけずにすぐに取り組める。必要なのは、トップの意識だけ!

「イクボス」とは、どんなボスなのか

「イクボス」とは
次の3つを満たしている上司・経営者・管理職のこと。

  1. 職場で共に働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を考え、その人のキャリアと人生を応援
  2. 自らも、仕事と私生活を楽しむ(ワーク・ライフ・バランスを満喫)
  3. 組織の業績(目標や利益など)を達成
そして、部下や次世代と、社会を育てるボスのことです。

事業所のトップがイクボスに変わると社会も変わる?!

事業所のトップがイクボスになると
  • 働く人にとって、仕事も生活も大事に生活ができる、心身共に健康でいられる、職場が好きになる。そして、自分の力を発揮できる仕事が続けられる。
  • 事業所にとって、良い人材が集まる、業績が上がる、そして、持続可能な事業所となる。
それはつまり、
今働いている人たちにとって「働きやすい事業所」になると同時に、働く意欲があっても今まで働き方が合わなくて働けなかった人、これから働こうとする人にとっても「働きたい事業所」になるはずです。
このような働きたい事業所がたくさん増えれば、平塚市は「働きやすいまち」「働きたくなるまち」と言えるのではないだろうか。

一事業所の取組であるイクボスですが、それが広がっていけば、社会を変えるムーブメントにもなるのです。

そこで始めた「平塚市イクボスプロジェクト」

そこで、平成28年度から始めたのが、「平塚市イクボスプロジェクト」です。
平塚市から「イクボスのわ」を広げていきます。
  • まずは市役所から率先して全ての管理職がイクボスを目指します
  • そして、市内の企業・事業所にも「イクボスのわ」を広げていきます
この取組は、男女共同参画を推進するための基本方針の一つ、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進」を掲げ、その施策の中で取り組んでいます。(ひらつか男女共同参画プラン2017で位置付けています。)

平塚市企業に広がる!イクボスのわ(イクボス宣言企業一覧)

~イクボス宣言企業のみなさま~

令和6年4月17日現在、平塚市では次の48社をイクボス宣言企業として登録しています。
次はあなたの会社の番です!

登録企業の取組を御参考いただき、「平塚市イクボス宣言企業」として、
一緒に「働きやすいまちHiratsuka」を実現しましょう!

平塚市イクボス宣言企業

「平塚市イクボス宣言登録企業ロゴマーク」

                 

「平塚市イクボス宣言企業」であることを、市民の皆様にPRするためのロゴマークです。
詳しくは、『平塚市イクボス宣言登録企業ロゴマーク』をご覧ください。

厚生労働省「育MENプロジェクト」で紹介されました!

平成30年度イクボスシンポジウムが、イクメンプロジェクトの「ご当地イクメン&イクボス取り組み」に掲載されました。
「ご当地イクメン&イクボス取り組み」平塚市の掲載ページ(外部リンク)(新規ウィンドウで開く)

イクメンプロジェクトは、イクメンの皆さん、ご家族、企業、地域の皆さんなどのサポーターとともに育てていく、一大ムーブメント。
家族のあり方を、社会を大きく動かしていくプロジェクトです。
育てる男が、家族を変える。社会が動く。
みなさんもこちらの育MENプロジェクトのサイトもぜひご覧ください。

全国の企業・イクボスの取組事例の紹介などもあります。
平塚市のイクボス企業からもイクボスアワードの受賞企業が出るかもしれません!

このページについてのお問い合わせ先

人権・男女共同参画課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
直通電話:0463-21-9861
ファクス番号:0463-21-9756

お問い合わせフォームへ 別ウィンドウで開く

このページについてのアンケート

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?